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GUIDE / CHLOROBENZENE

クロロベンゼンとは?用途と特級・一級の違い、純度・水分・価格の選び方

有機合成の原料や溶剤に使うクロロベンゼン(モノクロロベンゼン)の用途、特級・一級・RoHS2対応用の違い、規格書で見る項目、法規制、容量と値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

クロロベンゼンは、ベンゼンに塩素が1つ付いた無色の液体で、別名はモノクロロベンゼンです。有機合成の原料と溶剤に使います。試薬は特級・一級・RoHS2対応用に分かれ、500mLの瓶から20kgまであります。選ぶときは「どの等級を使うか」「水分の上限は要るか」「どれくらいの量を使うか」の3つを先に決めます。

クロロベンゼンとは

クロロベンゼンは、分子式C6H5Cl、分子量112.56の化合物で、CAS RNは108-90-7です。別名はモノクロロベンゼンで、関東化学や国産化学はこの名前で売っています。和光の製品ページでは、用途を有機合成原料と溶剤としています。

比較ページには、日本の会社が自社で作るクロロベンゼンの試薬を、品番の単位で載せています。海外ブランドの輸入品、商社が売る製品、濃度を調製した標準液は載せていません。

3つの種類

  • 特級(GR)は、水分・酸・塩化物などの上限まで規格書で決めた等級です。和光特級の032-07986、関東化学の鹿特級07250-00、純正化学の純正特級28517-0430、ナカライテスクの特級08122-25、米山薬品工業のGR、国産化学のK-GR、林純薬工業のGRがあります
  • 一級(EP)は、溶剤や洗浄にまとめて使う等級です。純正化学の純正一級28517-1230、ナカライテスクの一級08121-35、林純薬工業のEPの20kgがあります
  • RoHS2対応用は、関東化学が規格名を分けた品で、品番は25896-08です

特級と一級の違い

  • 純正化学は、純正特級も純正一級も純度99.5%以上で、水分の上限が特級は0.02%以下、一級は0.03%以下です
  • ナカライテスクは、特級が純度99.0%以上、一級が98.0%以上です
  • 一級でも純度の下限が高い品があるので、等級の名前だけでなく規格書の数字で比べます

規格書で見る項目

  • 和光特級は、含量99.0%以上、水分0.03%以下、酸0.01%以下、塩化物1ppm以下です
  • 和光特級の密度は、20℃で1.105〜1.112g/mLです
  • 純正特級は、純度99.5%以上、水分0.02%以下、不揮発物と酸がどちらも0.001%以下です
  • 関東化学の鹿特級は、製品ページで純度99.5%超(GC)を出しています
  • 国産化学は、試薬の一覧に純度などの規格値が無いので、規格書で確かめます

法規制と保管

  • クロロベンゼンは、消防法の危険物第4類第二石油類(非水溶性液体)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 有機溶剤中毒予防規則の第二種有機溶剤で、化管法(PRTR)の第一種指定化学物質です
  • 引火点は28℃、融点は-45℃、沸点は約131℃です
  • 和光特級の保存条件は室温で、火気の無い危険物の保管庫にしまっておきます

容量と値段

  • 特級の500mLは、林純薬工業と米山薬品工業のGRが1,600円、ナカライテスクが1,750円、和光特級が1,800円、純正特級が1,900円、関東化学の鹿特級が2,500円、国産化学のK-GRが3,100円です
  • 一級の500mLは、純正一級が1,600円、ナカライテスクが1,650円です
  • 関東化学の鹿特級には3Lがあり、値段は13,000円です
  • 20kgは、和光・関東化学・純正化学・林純薬工業・米山薬品工業・国産化学が出していて、値段は見積りか問合せです
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