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GUIDE / CAPROLACTAM

カプロラクタムとは?用途・化学式と、工業用・試薬の純度・価格の選び方

ナイロン6の原料になるカプロラクタム(ε-カプロラクタム)について、化学式・分子量、用途、工業用のモルトンとフレークの違い、試薬の純度・水分・価格、性質と法規制をメーカー公式資料で確認できます。

2026年11月2日更新

この記事の答え

カプロラクタムは、開環重合させてナイロン6の繊維や樹脂を作る、白い結晶の原料です。工業用は、溶かしたモルトンをタンクローリーで受けるか、フレークを25kg入りの紙袋で受けるかで選び、純度などの規格は見積りのときに照合します。試薬は500gの特級で、純度は98.0%以上から99.0%以上まで品番で違うので、規格書の純度と水分で選びます。

カプロラクタムとは?化学式・分子量と別名

カプロラクタムはCAS番号105-60-2の物質で、ε-カプロラクタムや6-ヘキサンラクタムとも呼びます。富士フイルム和光純薬の製品ページでは、分子式はC6H11NO、分子量は113.16です。関東化学は、シクロヘキサノンイソオキシムや2-オキソヘキサメチレンイミンなどの別名も載せています。

カプロラクタムのメーカー比較では、工業用のモルトンとフレークと、自社ブランドで作る試薬の品番を、純度・水分・荷姿・価格で分けて掲載しています。重合したあとのナイロン6樹脂、原料のシクロヘキサノン、ほかのラクタムや誘導体は含めていません。

出典:和光の030-01125、関東化学の07125-00⁠。

何に使う?⁠⁠⁠用途

  • 使い道の中心は、ナイロン6の繊維と樹脂の原料です
  • 水やアルカリ金属があると開環重合して、ナイロン6になります
  • 和光は試薬を、食品用器具・容器包装の分析用の分類にも置いています

UBEは1956年にカプロラクタムの量産を始め、日本・タイ・スペインに生産拠点を持っています。

出典:UBE、和光の030-01125⁠。

工業用は荷姿で選ぶ

  • 工業用は、UBEが自社の製品として公式サイトで案内しています
  • 溶かした状態のモルトンは、タンクローリーで届きます
  • 固めたフレークは、25kg入りの紙袋で届きます
  • ローリーを受ける設備が無い工場は、フレークを袋で受け入れます
  • 純度などの規格は公開していないので、見積りのときに照合します

出典:UBE。

試薬は純度と水分の規格を見る

  • 純正化学の24105-0401は純正特級で、純度は99.0%以上、水分は0.3%以下です
  • 関東化学の07125-00は鹿特級で、純度はGCで98.0%超です
  • 和光の030-01125は和光特級で、含量は98.0%以上、水分は0.5%以下です

出典:純正化学の規格書、関東化学の07125-00、和光の規格書。

容量と価格を合わせる

次は2026年11月2日に確認した包装単価です。税区分がそろわないので、高い・安いは決めずに並べます。

  • 和光の030-01125(500g)は、4,200円(税抜の希望納入価格)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 関東化学の07125-00(500g)は、4,800円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 純正化学の24105-0401(500g)は、4,900円です
  • 25gなら、純正化学の24105-0410が2,000円、和光の036-01122が2,700円です

出典:和光の030-01125、関東化学の製品一覧、純正化学の製品検索⁠。

カプロラクタムの性質と保管:融点・沸点・溶けやすさ

融点の規格は、和光が68〜72℃、純正化学が68〜71℃です。関東化学は文献値で70℃としています。和光の物性情報では、沸点は266.9℃、引火点は139℃、比重は1.042で、水・エタノール・アセトンに溶けやすい物質です。

和光の030-01125の保存条件は室温です。水分の規格があるので、開けたらすぐ栓を閉めてしまいます。

法規制は製品SDSで確認

カプロラクタムは、安衛法第57条の表示対象物と、第57条の2の通知対象物にあたります。化審法の優先評価物質で、既存化学物質の番号は5-1097です。使う前に、扱い方と保護具を製品のSDSで確かめます。

出典:和光の030-01125、関東化学の07125-00、純正化学の規格書⁠。

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