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GUIDE / CALCIUM-METAL

カルシウム(金属カルシウム)⁠と⁠は⁠?試薬・金属材料・製鋼用のCaワイヤーの違いと、純度・粒の大きさ・取扱いの選び方

試験研究に使う金属カルシウムの試薬、純度を決めて出す金属材料、製鋼で溶鋼にカルシウムを入れるコアードワイヤーの違い、純度の数え方、粒の大きさ、水と湿気を避ける扱い方、消防法の区分、値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

カルシウムは、元素記号Caの銀白色の軟らかい金属です。業務で買う金属カルシウムは、試験研究に使う試薬、純度を決めて出す金属材料、製鋼で溶鋼にカルシウムを入れるコアードワイヤーに分かれます。選ぶときは「何に使うか」「純度をどう数えているか」「どれくらいの量を買うか」の3つを先に決めます。水に触れると可燃性ガスを出すので、水と湿気から離して扱います。

カルシウムとは

カルシウムは、元素記号Caの銀白色の軟らかい金属です。純正化学の資料では、融点851℃・沸点1482℃・比重1.54です。水と激しく反応して水素を出すので、禁水性物質として扱います。

比較ページには、日本の会社が自社名で出す金属カルシウムを、品番や純度、充填剤の成分の単位で載せています。塩化カルシウムや炭酸カルシウムなどの化合物、カルシウム標準液、医薬品やサプリは載せていません。

3つの種類

  • 試薬(研究用)は⁠、試験研究に使う金属カルシウムです。例は純正化学のカルシウム(粒状)24275-1610、富士フイルム和光純薬の032-26002、関東化学の07997-25、米山薬品工業の01787です
  • 金属材料(高純度)は⁠、純度を決めて出す金属カルシウムです。例はフルウチ化学のショットと、三津和化学薬品の2N5です
  • 製鋼用のCa添加ワイヤーは、カルシウムを鋼板で包んだ長いワイヤーです。例は大阪特殊合金のCaワイヤーとCa-Siワイヤー、東洋電化工業のカルシリワイヤーです

純度の数え方と不純物の基準値

  • フルウチ化学の99.5%と三津和化学薬品の2N5は、マグネシウムを除いて数えた純度です
  • 富士フイルム和光純薬の95.0%以上と関東化学の95.0%超は、滴定で測った含量です
  • 富士フイルム和光純薬は、マグネシウムの上限を0.05%以下と決めています
  • 純正化学の24275-1610は99.5%以上、米山薬品工業の01787は98.0%以上です

粒の大きさと形

  • 純正化学の24275-1610は粒状で、粒の大きさは1〜6mmです
  • フルウチ化学はショット(粒)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 富士フイルム和光純薬と米山薬品工業は、形と粒度を公式の本文に書いていません。形を決めたいときは先に問い合わせます

製鋼でカルシウムを入れる効果

  • 大阪特殊合金の案内では、適量のカルシウムは介在物の形を整え、鋼の品質を上げます
  • カルシウムは活性が大きく、融点と沸点が低い金属です。塊や粒で入れると浮いたり燃えたりするので、鋼板で包んだワイヤーで溶鋼の深い所へ入れます
  • 大阪特殊合金のCaワイヤーは充填剤がCa98%以上で、直径は10mmと13mmです
  • Ca-Siワイヤーは充填剤がCa30%・Si60%です。金属Caのワイヤーとは入るCaの量が大きく違います
  • 東洋電化工業は、コアードワイヤーの国内納入トップメーカーと公式サイトで案内しています

扱い方と法令

  • 純正化学の安全データシートでは、空気に触れると自然発火し、水に触れると可燃性ガスを出します。湿気を断ち、不活性ガスの下で扱いしまいます
  • 火が出たときは、水と泡を使いません。乾燥砂や塩化ナトリウム粉末などで消します
  • 消防法では危険物第3類(自然発火性物質及び禁水性物質)で⁠す⁠。関東化学の07997-25は第3類第二種です
  • 試薬は試験研究用です。ほかの目的に使いません

容量と値段

  • 値段を公式に出しているのは試薬の4製品です
  • 25gは、米山薬品工業が1,600円、純正化学が2,300円(本体価格)、富士フイルム和光純薬が8,200円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 富士フイルム和光純薬の500gは19,600円(税抜)、米山薬品工業の500gは10,500円です
  • 関東化学の07997-25は、100gで9,000円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • フルウチ化学と三津和化学薬品の材料、製鋼用のワイヤーは、量と条件を伝えて見積もりを取ります
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