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GUIDE / CADMIUM

カドミウムとは?試薬・高純度品・標準液の違いと、純度・形・濃度・取扱いの選び方

研究・分析で使うカドミウムの試薬(粒・粉)、純度3N〜6Nの高純度の金属材料、原子吸光・ICP用のカドミウム標準液の違い、純度の表し方、粒の大きさと形、標準液の濃度と酸、JCSS品、毒性と法令、値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

カドミウムは、元素記号Cdの銀灰色の金属です。研究・分析で買うカドミウムは、試験研究に使う試薬の粒・粉、純度を決めて出す高純度の金属材料、原子吸光・ICPで使う標準液に分かれます。選ぶときは「金属で買うか、液で買うか」「純度や濃度をどこまで求めるか」「どれくらいの量を買うか」の3つを先に決めます。発がん性があり、特化則とPRTR法の対象なので、局所排気と保護具を使って扱います。

カドミウムとは

カドミウムは、元素記号Cdの銀灰色の金属です。富士フイルム和光純薬の資料では、融点320.9℃・沸点765℃・比重8.642で、希塩酸と希硝酸に溶けます。高純度化学研究所の説明では、硫化カドミウムは黄色の顔料で、カドミウムはイタイイタイ病の原因になった元素です。

比較ページには、日本の会社が自社名で出すカドミウムの試薬・高純度品・標準液を、品番や純度、形の単位で載せています。塩化カドミウムなどの化合物、カドミウムを含む完成電池、亜鉛は載せていません。

3つの種類

  • 試薬(粒・粉)は⁠、試験研究に使う金属のカドミウムです。例は富士フイルム和光純薬の037-20692、純正化学の23230-1610、関東化学の07005-01、米山薬品工業の30083です
  • 高純度の金属材料は、純度を3N〜6Nと決めて出すカドミウムです。例は高純度化学研究所のCDE04GB、三津和化学薬品の6Nの粒と4Nの棒、フルウチ化学の円板です
  • 標準液は、カドミウムを決まった濃度で酸に溶かした分析用の液です。例は富士フイルム和光純薬、関東化学、純正化学、林純薬工業、ナカライテスクの1000mg/Lの品です

純度の表し方

  • 3N・4N・6NのNの前の数字は、純度に並ぶ9の数です
  • 6Nの粒は、高純度化学研究所のCDE04GBと三津和化学薬品が出しています
  • 富士フイルム和光純薬の037-20692は、差数法で99.99%以上、滴定の規格含量で99.0%以上です
  • 純正化学の23230-1610は、99.999%以上を規格書で決めています
  • 関東化学の07005-01は、滴定で99.0%超の鹿1級です

粒の大きさと形

  • 高純度化学研究所のCDE04GBと三津和化学薬品の6Nの粒は、粒の大きさが2〜5mmです
  • 純正化学の23230-1610は粉末で、粒度は60mesh以下です
  • 三津和化学薬品の4Nの棒は、直径25mm・長さ227mmです
  • フルウチ化学の3Nの円板は、直径48mm・厚さ1mmです
  • 高純度化学研究所は、3Nのワイヤー(CD001)も出しています

標準液の選び方

  • 濃度は1000mg/L(1000ppm)の100mL入りが中心です。ナカライテスクは100ppmの品も出しています
  • 溶かしている酸は、関東化学の07993-1Bが硝酸0.1mol/L、林純薬工業の30000083が硝酸1mol/Lです
  • JCSSの標準液には、国家計量標準にトレーサブルであることを示す校正証明書が付きます。富士フイルム和光純薬の036-16171と関東化学の07993-1Bが当たります
  • 富士フイルム和光純薬の036-16171は冷所(25℃以下)でしまい、林純薬工業の30000083は常温でしまえます

毒性と法令

  • 純正化学の安全データシートでは、発がん性が区分1Aで、管理濃度は0.05mg/m3(カドミウムとして)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 金属のカドミウムは特化則の第2類で、PRTR法の特定第一種指定化学物質です
  • 純正化学と林純薬工業は、標準液を特化則の第3類としています
  • 局所排気装置を使い、防塵マスク・保護手袋・安全ゴーグルを着けて扱います
  • 容器を密閉して換気の良い所で施錠してしまいます。火が出たら乾燥砂や特殊粉末消火薬剤を使い、水・泡・二酸化炭素は使いません
  • 捨てるときは、都道府県知事の許可を受けた産業廃棄物の処理業者に頼みます

容量と値段

  • 金属の試薬では、純正化学の23230-1610が25gで6,200円(本体価格)、富士フイルム和光純薬の037-20692が25gで9,100円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 富士フイルム和光純薬の500gは82,000円(税抜)、関東化学の07005-01は500gで31,000円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 標準液の100mLは、純正化学が3,100円(本体価格)、富士フイルム和光純薬と関東化学が3,900円(税抜)、ナカライテスクが4,420円(税抜)、林純薬工業が10,000円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 高純度化学研究所・三津和化学薬品・フルウチ化学の高純度品と米山薬品工業の試薬は、量と条件を伝えて見積もりを取ります
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