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GUIDE / BUTADIENE

ブタジエンとは?用途・化学式と、精製品・粗ブタジエン・標準ガスの濃度の違い、価格の選び方

合成ゴムやABS樹脂の原料になるブタジエン(1,3-ブタジエン)について、化学式と性質、精製品・粗ブタジエン(C4留分)⁠・標準ガスの違い、濃度、危険性と保管の注意を、メーカーの公式資料からまとめました。

2026年11月7日更新

この記事の答え

ブタジエンは、化学式C4H6の無色で引火性のガスです。合成ゴム、ABS樹脂、ラテックスの原料に使います。選ぶときは、原料にする精製品か、抽出にまわす粗ブタジエンか、校正に使う標準ガスかを先に決めます。濃度は、粗ブタジエンが30〜40%、精製品が98%以上です。

ブタジエンとは・何に使うか

ブタジエンは、1,3-ブタジエンとも呼ぶ無色の引火性ガスです。化学式はC4H6、CAS番号は106-99-0で、沸点は-4℃です。

三井化学は、主な用途を合成ゴム、ABS樹脂、ラテックス等の原料としています。日本ゼオンのGPB法は、エチレン生産の際に得られるC4留分から抽出蒸留で取り出す技術です。三菱ケミカルは、ブタジエンを原料にテトラヒドロフランと1,4-ブタンジオールを作っています。

3つの種類

  • 精製品は、原料としてそのまま使うブタジエンです。ENEOSのブタジエン 91003と三井化学のブタジエンがあります
  • 粗ブタジエン・C4留分は、ブタジエンを抽出する原料です。ENEOSのCrude C4、三井化学のB-B留分、東ソーのC4留分があります
  • ボンベのガスは、高千穂化学工業の1,3-ブタジエンと、住友精化の標準ガスです

濃度の違い

  • ENEOSのブタジエン 91003は、1,3-ブタジエンが98%以上です
  • ENEOSのCrude C4は、1,3-ブタジエンが30〜40%です。イソブチレン20〜30%、1-ブテン10〜20%も入ります
  • 高千穂化学工業の1,3-ブタジエンは、成分濃度が99%以上です。公開資料は2016年のSDSだけで、販売中か未確認です
  • 住友精化の標準ガスは、上限濃度が11%で、充填圧力は1.00MPaです
  • 三井化学と東ソーは濃度を公開していないので、問い合わせで確かめます

危険性と保管の注意

  • ENEOSと高千穂化学工業のSDSは、発がん性を区分1A、生殖細胞変異原性を区分1Bとしています
  • ENEOSのSDSの爆発範囲は、下限1.1vol%、上限16.3vol%⁠⁠⁠です
  • 安定剤の添加されていないものは重合性があり、酸素と反応して過酸化物を作るおそれがあります
  • 高千穂化学工業のSDSでは、容器は直射日光や火気を避け、40℃以下で保管します

値段と問い合わせ

  • 今回の7製品に、公式の値段はありません
  • 東ソーのC4留分は、四日市事業所で生産しています
  • 三井化学のブタジエンとB-B留分は、サステナブル・フィードストックス事業部が扱います
  • 問い合わせでは、使う量、濃度の下限、荷姿、受け入れ設備を伝えます
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