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GUIDE / BIOSTIMULANT

バイオスティミュラントとは?肥料・農薬との違い、植物抽出物・アミノ酸系・微生物系の種類と、肥料登録・使い方の選び方

高温・乾燥・日照不足などのストレス対策に使うバイオスティミュラント(生物刺激剤)の意味、肥料・農薬との違い、植物抽出物・アミノ酸や核酸や糖・微生物の3つの種類、肥料登録の有無、葉面散布・潅注・土に混ぜる・種子処理の使い方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

バイオスティミュラントは、植物が本来持つ力を引き出し、高温や乾燥などのストレスに備える農業資材です。生物刺激剤とも呼びます。主な原料で、植物抽出物の型・アミノ酸や核酸や糖の型・微生物とその代謝物の型に分かれます。選ぶときは「どのストレスに備えたいか」「葉にまくか、土に混ぜるか、種子に付けるか」「肥料として登録された品が要るか」の3つを先に決めます。

バイオスティミュラントとは

バイオスティミュラントは、植物の生理の働きに作用して、高温・乾燥・冷害などのストレスをやわらげ、養分の取り込みを助ける農業資材です。荒川化学工業の解説では、肥料はそれ自体が植物の栄養になり、農薬は害虫や病気から作物を守るもので、バイオスティミュラントはそれを補う「第3の農業資材」⁠で⁠⁠⁠⁠す⁠。

比較ページには、日本の会社が自社で作るか自社ブランド・自社グループの製品として売るバイオスティミュラントを、品名と荷姿の単位で載せています。チッソ・リン酸・カリを与えるのが主な液肥、土壌改良剤、農薬、家庭園芸向けの小容量だけの品は載せていません。

3つの種類

  • 植物抽出物の型は、松やにや植物から取った成分を使います。例は、荒川化学工業の EcoRosin-E と、OATアグリオの炎天マスターです
  • アミノ酸・核酸・糖の型は、アミノ酸、核酸、オリゴ糖、糖蜜の発酵物などを主にします。例は、味の素グループのアミハート、ファームテックのアミノ酢糖、レゾナックのクロピコ、ハイポネックスジャパンのリキダスです
  • 微生物の型は、生きた微生物や、微生物がつくった物を使います。例は、コルテバのユートリシャN と、ファイトクロームのネバルくんです

肥料登録の有無

  • レゾナックのクロピコは、生⁠第105862号の登録のある液状肥料です
  • OATアグリオの炎天マスターは、生⁠第108650号の登録のある肥料です
  • 荒川化学工業の EcoRosin-E は、公式のよくある質問で、農薬・肥料には当たらないと答えています
  • 同じバイオスティミュラントでも区分が違うので、ラベルで確かめます

使い方の違い

  • 葉面散布では、アミノ酢糖は500〜1000倍、炎天マスターは500〜1000倍、クロピコは標準1000倍にうすめます
  • 潅注では、アミハートを200〜500倍にうすめて株元に流します
  • 土に混ぜる EcoRosin-E は、作付け前に10a当たり4kgを入れます
  • 種子処理のネバルくんは、液剤なら大豆の種子10kgに30mLをコートします
  • 微生物のユートリシャN は、1haに333gを水に溶かして葉面散布します

使うときの注意

  • 荒川化学工業は、強いストレスを受けていない環境では効果を感じにくいことがあるとして、まず一部の圃場で試すよう案内しています
  • レゾナックは、クロピコの効果は保証せず、環境の違いで差が出ると書いています
  • ユートリシャN は、銅剤など細菌を防除する殺菌剤と混ぜません。23℃以下で保管し、3か月以上置くなら4〜21℃に保ちます

値段

  • 値段を公式に出しているのは、荒川化学工業の EcoRosin-E(1kgで2,580円、税込)と、味の素グループのアミハート(20kgで9,460円、税込)で⁠⁠⁠⁠す
  • レゾナックは、クロピコの使用コストを10a・1シーズン約2,000〜3,000円と案内しています
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