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GUIDE / BENZYL-BENZOATE

安息香酸ベンジルとは?用途と特級・EPの違い、純度・水分・価格の選び方

香料の保留剤や溶剤、可塑剤、医薬原料、試薬に使う安息香酸ベンジルの用途と種類、特級とEPの規格の違い、25mLと500mLの価格を、メーカー公式資料からまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

安息香酸ベンジルは、香料の保留剤や溶剤、可塑剤、医薬原料に使うエステルです。「特級かEPか」「水分の規格が要るか」「どの量で買うか」の3つを先に決めます。試薬は純度だけでなく、酸と水分の規格まで製品規格書で確かめます。融点が18.8℃なので、寒い時期は固まることも頭に入れておきます。

安息香酸ベンジルとは

安息香酸ベンジルは、ベンジル=ベンゾアートとも呼ぶ物質で、CAS番号は120-51-4です。和光の製品ページは、用途に香料材料(保留剤、溶剤)、可塑剤、医薬原料、有機合成原料を挙げ、高沸点溶剤の一つと書いています(和光の製品詳細)⁠。

和光の製品ページでは、融点は18.8℃、凝固点は約18℃、沸点は約323℃です。林純薬工業の製品ページでは、エタノールとジエチルエーテルに極めて溶けやすく、水にはほとんど溶けません。

メーカー比較ページは、公式で確かめられた試薬グレードの安息香酸ベンジルを扱います。安息香酸、ベンジルアルコール、濃度を調製した標準液、海外ブランドの輸入品は含めません。

グレードと容量の違い

  • 特級・GRは、合成や試験研究に使う純度99%前後の試薬です。500mLか500gのびんで買います
  • EPは、含量の下限を98.0%以上に置いたグレードです。特級ほどの純度がいらない用途に使います
  • 少量びんは、特級の規格を25mLで買う品です。使う量が少ない試験や、本番の前の確認に向きます

特級とEPの違い

  • 和光、純正化学、ナカライテスクの特級は、含量または純度が99.0%以上、強熱残分は0.05%以下です
  • 林純薬工業のEPは、含量が98.0%以上、酸価は1.0KOHmg/g以下です
  • 純度を決めた試験や、不純物をそろえたい合成には特級を選びます

規格と純度の見方

  • 和光の和光特級は、水分0.1%以下、酸0.1%以下まで規格書で決めています
  • 純正化学の純正特級とナカライテスクの特級は、酸0.06%以下です。どちらの規格書にも水分の項目はありません
  • 関東化学の鹿特級04149-00は、純度99.0%超(GC)を示しています
  • 米山薬品工業の36135は、製品ページに純度99%と書いています。酸と水分は製品ページにありません

荷姿と値段

  • 500mLは、林純薬工業のEPが3,800円、ナカライテスクの特級が5,100円、和光の和光特級が5,500円です(どれも税抜)
  • 純正化学の純正特級は5,400円、米山薬品工業のGRは4,800円で、税区分の記載はありません
  • 関東化学の鹿特級は500gで6,300円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 25mLは、ナカライテスクが1,710円、和光が1,900円(どちらも税抜)、純正化学が1,500円(税区分の記載なし)⁠で⁠⁠⁠⁠す

使うときの注意

  • 和光は、融点が比較的高いので寒冷時には凝固すると書いています
  • 林純薬工業は、低温で凍ることがある、遊離酸が増加すると注意しています
  • 関東化学の製品ページでは、消防法の危険物第4類第三石油類の非水溶性液体です
  • 和光は、試薬は試験・研究の目的のみに使うもので、ほかの用途や原料に使うときは営業部門へ問い合わせるよう案内しています
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