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GUIDE / BENZOYL-CHLORIDE

塩化ベンゾイルとは?用途と特級・一級の違い、純度・不純物・価格の選び方

有機過酸化物や染料の原料、アシル化の試薬に使う塩化ベンゾイルの用途と性質、特級と一級の規格の違い、荷姿と価格、劇物としての扱いを、メーカー公式資料からまとめました。

2026年11月4日更新

この記事の答え

塩化ベンゾイルは、有機過酸化物や染料の原料、ベンゾイル基を付ける試薬に使う酸塩化物です。「特級か一級か」「500gか500mLか」「税区分」の3つを先に決めます。水と急速に反応して塩化水素を出す劇物なので、純度と不純物の上限を規格書で確かめ、湿気を避けて施錠してしまっておきます。

塩化ベンゾイルとは

塩化ベンゾイルは、ベンゾイル=クロリドとも呼ぶ酸塩化物で、化学式はC6H5COClです。厚生労働省の職場のあんぜんサイトは、有機過酸化物の原料・染料の原料・有機合成の原料を推奨用途に載せています。富士フイルム和光純薬は、ショッテン・バウマン反応の試薬に分類しています。

和光の製品ページでは、沸点は197.2℃、引火点は72℃(クリーブランド開放式)、融点は-0.5℃、密度は約1.2g/mLです。水やエタノールで分解し、水とは急速に反応して安息香酸と塩化水素を出します。

メーカー比較ページは、試薬の塩化ベンゾイル本体を扱います。塩化ベンジルやクロロ塩化ベンゾイルなどの置換体、ほかの酸塩化物、過酸化ベンゾイル、標準物質、海外ブランドの輸入品は含めません。

等級の違い

  • 特級(GR)⁠は⁠、⁠純⁠度99.0%以上の試薬です。不純物を抑えたいアシル化や、試験研究で条件をそろえるときに使います
  • 一級(EP)は、純度の下限を特級より低くした試薬です。原料として量を使う合成に使います

特級と一級の規格の違い

  • 純正化学の純正特級は純度99.0%以上、純正一級は98.0%以上です
  • 重金属の上限は、純正特級が0.001%以下、純正一級が0.005%以下です。りん化合物は、純正特級が0.002%以下、純正一級が0.004%以下です
  • 関東化学は、鹿特級が純度99.0%超、鹿1級が98.5%超です
  • 和光の和光特級は、含量を2つの方法で測り、どちらも99.0%以上と決めています

荷姿と値段

  • 500mLのびんでは、純正化学の純正一級が2,400円、純正特級が2,800円、国産化学のK-EPが3,500円、ナカライテスクのEPが4,420円(税抜)、GRが4,850円(税抜)、国産化学のGRが5,600円です
  • 500gのびんでは、和光の和光特級が4,000円、関東化学の鹿1級が5,500円(税抜)、鹿特級が7,600円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 純正化学・国産化学・和光は、一覧や製品ページに税区分を書いていません。比べるときは税区分と、重さか容量かをそろえます

法規制と保管

  • 毒物及び劇物取締法の劇物で、消防法の危険物第4類第三石油類(非水溶性液体)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 関東化学の製品ページでは、化管法の第二種指定化学物質で、安衛法の表示・通知の対象です
  • 換気の良い涼しい場所で、施錠してしまっておきます。和光の和光特級の保存条件は暗所です
  • 湿気で分解して塩化水素を出すので、使ったらすぐ容器を密閉します

届くまでの日数

  • ナカライテスクのGRとEPは、標準納期が翌営業日です
  • 関東化学の鹿特級と鹿1級は、通常納期が3営業日です
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