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GUIDE / BENZALDEHYDE

ベンズアルデヒドとは?用途と特級・一級の違い、純度・酸・荷姿・価格の選び方

香料・医薬・染料の合成原料や試薬に使うベンズアルデヒドの用途と種類、特級と一級の規格の違い、500mLのびんと20kgの荷姿、価格を、メーカー公式資料からまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

ベンズアルデヒドは、香料・医薬・染料の合成原料や試薬に使う芳香族のアルデヒドです。「試験法が特級を指定するか、一級で足りるか」「500mL⁠のびんで足りるか、20kgで受け入れるか⁠」を先に決めます。空気中で酸化されて安息香酸になるので、純度に加えて酸(安息香酸)と塩素化合物の上限まで製品規格書で確かめます。

ベンズアルデヒドとは

ベンズアルデヒドは、ホルミルベンゼンとも呼ぶ物質で、化学式はC6H5CHO、式量は106.12です。和光の製品ページは、用途を有機合成原料、溶剤、香料材料と書いています。厚生労働省の職場のあんぜんサイトでは、安息香酸・フェニルグリシンの原料と、医薬・染料の中間体を用途に載せています。

和光の製品ページでは、沸点は179℃、引火点は62℃です。水100mLに0.33g(20℃)と少しだけ溶け、アルコールには溶けます。

メーカー比較ページは、試薬と大容量のベンズアルデヒド本体を扱います。ベンジルアルコールや安息香酸など別の物質、置換体、調合香料、標準物質、海外ブランドの輸入品は含めません。

等級・荷姿の違い

  • 特級(GR)は⁠、500mLのびんで合成や試験研究に使います。純度に加えて、酸・塩素化合物・水分の上限を規格書で比べます
  • 一級(EP)は⁠、純度の下限を特級より低くした500mLのびんの試薬です。特級ほどの規格が要らない合成の原料に使います
  • 大容量は、20kgの荷姿で受け入れる品です。香料や医薬の合成工程で量を使うときに見積もります

特級と一級の違い

  • 和光の試薬特級は純度98.0%以上、純正化学の純正一級は97.0%以上です
  • 和光の試薬特級は、水分0.3%以下、ニトロベンゼン0.1%以下まで規格書で決めています。純正化学の純正一級の規格は、純度・密度・酸・塩素化合物の4項目です
  • 不純物をそろえたい試験や、試験法が特級を指定するときは特級を選びます

酸と塩素化合物の見方

  • 規格書の「酸(C6H5COOHとして)」は、酸化してできた安息香酸の量です。上限は、和光の試薬特級が0.5%以下、純正化学の純正一級が0.8%以下、ナカライテスクのGRが1%以下です
  • 塩素の上限は、ナカライテスクのGR 04006-75が1ppm以下です。和光の試薬特級と純正化学の純正一級は、塩素化合物(Clとして)0.02%以下です
  • 関東化学の特級04072-00は、製品ページで純度98.0%超(GC)とJIS K 8857への適合を示しています。酸などの値は規格書で確かめます

荷姿と値段

  • 500mLでは、純正化学の純正一級が2,100円、和光の試薬特級が2,400円(税抜)、国産化学のK-EPが3,100円、関東化学の特級が7,400円(税抜)、ナカライテスクのGRが12,500円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 純正化学と国産化学は、税区分を書いていません。比べるときは税区分と等級をそろえます
  • 米山薬品工業のEP 04400は20kgで、純度97%です。価格は見積もりです

法規制と保管

  • 関東化学の製品ページでは、消防法の危険物第4類・第二石油類の非水溶性液体で、化管法の第一種指定化学物質です
  • 空気中で酸化されて安息香酸になるので、開けたあとは栓を閉めます。和光の試薬特級の保存条件は室温です
  • 火気を避け、置く量と場所を決めておきます

試薬を原料に使うとき

  • 和光は、試験研究用以外の用途や原料に使うときは営業部門へ問い合わせるよう案内しています
  • 工程で量を使うときは、20kgの大容量を見積もり、規格と試験成績をメーカーに確かめます
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