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GUIDE / BENTONITE

ベントナイトとは?鋳物・土木・工業で使うベントナイトの種類(Na型・Ca型・活性化品)と、用途・原鉱・荷姿の選び方

モンモリロナイトを主成分とする粘土、ベントナイトの性質とNa型・Ca型・活性化ベントナイトの違い、鋳物の生型砂・杭や地中壁の安定液・ボーリングの泥水・紙や洗剤の配合での使い分け、海水やセメントと使うときの注意を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

ベントナイトは、モンモリロナイトを主成分とする、水を吸ってふくらむ粘土です。層の間にNaイオンが多いNa型、Caイオンが多いCa型、Ca型に炭酸ナトリウムを加えてNa型に近づけた活性化品があります。選ぶときは「何に使うか(鋳物・土木掘削・工業)」「Na型か活性化品か」「海水やセメントが混じるか」の3つを先に決めます。

ベントナイトとは

ベントナイトは、粘土鉱物のモンモリロナイトを主成分とする岩石で、石英や長石などをふくみます。水を吸うと何倍にもふくらみ、水に溶くと粘りが出ます。クニミネ工業は「1,000の用途を持つ粘土」と紹介しています。

国内の鉱床は、山形・宮城・新潟・群馬・青森・島根・岡山などにあります。法律の上では岩石の扱いで、採石法で扱います。

比較ページには、鋳物・土木・工業に使う原料の粉や粒のベントナイトを、品番の単位で載せています。乾燥剤や猫砂の完成品、防水シートのような加工品、有機ベントナイト、酸性白土は載せていません。

Na型・Ca型・活性化品の違い

  • Na型は、ふくらむ力と粘り、水の中で沈みにくい性質に優れます
  • Ca型は、それらでNa型に劣りますが、水をよく吸います
  • 活性化品は、Ca型に数wt%の炭酸ナトリウムを加えてNa型に近づけたものです。クニミネ工業のネオクニボンドはNa交換の活性化品です
  • 弱酸性〜中性の同じような粘土は、国内では酸性白土と呼んでベントナイトと分けています

鋳物用(生型砂の粘結材)

  • 鋳物では、珪砂と水に混ぜて生型砂を固める粘結材に使います
  • ボルクレイ・ジャパンのボルクレイ・ベントナイトは、米国ワイオミング産100%の天然Na型です。熱で減りにくく、補充の量を少なくできます
  • ホージュンのスーパー穂高は、自社で掘る国産原鉱を使った改質型で、小物から中物の鋳鉄に使います
  • クニミネ工業の解説では、Naタイプに活性化タイプを混ぜると、少量で砂の強度が上がり、流動性と崩壊性もよくなります。ボルクレイ PT-Ⅱは、天然Na型と活性化品を2:1で混ぜたブレンド品です

土木・掘削用(安定液・泥水)

  • 安定液は、清水にベントナイトを主にして、ポリマーやCMCを溶かした泥水です。孔の壁に泥膜を作り、土圧や地下水を押さえます
  • 現場では、比重・粘性・pH・砂分の4項目を試験して管理します
  • クニミネ工業のクニゲルV1は掘削泥水全般に使え、熱に強いので石油・地熱・温泉のボーリングにも使います
  • ホージュンのスーパークレイは、天然ベントナイト100%の無添加品で、塩分に強い性質です
  • テルナイトのテルゲルEは、清水・海水・Kイオンベースの泥水の基本剤です

海水やセメントと使うとき

  • 海水やセメントモルタルの中では、真水と挙動が大きく変わります。ホージュンは、先に真水で分散させる方法を紹介しています
  • セメントと混ぜるときは、水とベントナイトを先に混ぜてからセメントを入れます。セメントを混ぜたミキサーで水とベントナイトを混ぜないようにします

工業用(紙・洗剤・醸造)

  • 黒崎白土工業のオドソルブは、紙の填剤、洗剤の配合剤、ワインやみりんの滓下げに使います
  • オドソルブの粉末品は、平均粒径が3.0〜6.0μm、pHが9.5〜10.5です。液状品もあります

粒の細かさと値段

  • メッシュは1インチの中のふるいの目の数です。クニミネ工業の製品はほとんど250#(63μm)で、細かいほど早く分散します
  • 値段は、このページのどの製品も公式に出していません。荷姿は、ボルクレイ・ベントナイトが25kg紙袋・フレコン・タンクローリー、テルゲルEが25kgの袋です。量と荷姿を伝えて見積もりを取ります
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