口コミを書く
GUIDE / BARIUM-HYDROXIDE

水酸化バリウムとは?化学式・溶解性・用途と、特級・一級・工業向けグレードの純度と価格の選び方

潤滑油・耐熱グリースや触媒の原料、中和滴定の試薬に使う水酸化バリウムの性質と用途、特級・一級・工業向けグレードの違い、八水和物の規格、荷姿、500gの価格、劇物の扱いをまとめました。

2026年11月7日更新

この記事の答え

水酸化バリウムは、水溶液が強塩基性のバリウム化合物です。公式で品番を確かめられた試薬は八水和物で、分子式はBa(OH)2・8H2Oです。選ぶときは「使い道」「等級と純度」「荷姿と値段」を先に決めます。触媒や潤滑油の原料なら工業向けのグレード、試験や滴定なら特級、調製や合成なら一級です。

水酸化バリウムとは

水酸化バリウムは、バリウムの水酸化物です。富士フイルム和光純薬は、試薬の用途に汎用試薬、中和滴定用標準液、有機合成原料を挙げています。堺化学工業は、工業向けのBH・BHOの用途に触媒、潤滑油、耐熱グリースを挙げています。

比較ページには、日本のメーカーが自社の製品として出す水酸化バリウムを、品番の単位で載せています。炭酸バリウムや硫酸バリウムなど、ほかのバリウム塩は別のページです。

性質

  • 八水和物の分子式はBa(OH)2・8H2Oで、分子量は315.46、CAS RNは12230-71-6です
  • 水にやや溶けやすく、エタノールには溶けにくい品です
  • 水溶液は強塩基性です
  • 関東化学の文献値では、融点は78℃です
  • 富士フイルム和光純薬の記載では、比重は2.18です

種類

  • 試薬の特級・GRは、純度が98.0%以上や98%の品で、試験や滴定に使います
  • 試薬の一級・EPは、純度が97%や97.0%以上の品で、調製や合成で値段を抑えられます
  • 工業向けのグレードは、触媒や潤滑油、耐熱グリースの原料に使います

選び方

  • 不純物の上限を見たいなら、製品規格書を出している富士フイルム和光純薬や純正化学を見ます
  • 炭酸バリウムの上限は、富士フイルム和光純薬の試薬特級で1.0%以下、純正化学の純正一級で2.0%以下です
  • 少量なら、関東化学と富士フイルム和光純薬に25g、純正化学に100gがあります
  • 量を使うなら、関東化学と富士フイルム和光純薬に20kg、米山薬品工業に25kgがあります
  • 工業向けのBH・BHOは、水和物の種類や純度、荷姿を堺化学工業に問い合わせます

価格

  • 500gの一級・EPは、米山薬品工業の03400が2,200円、国産化学の2115409が2,700円です
  • 500gの特級は、富士フイルム和光純薬の024-00245が3,200円(税抜)、関東化学の04028-00が4,000円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 税抜と書かない社もあるので、見積りで税区分をそろえて比べます

取り扱い

  • 毒物及び劇物取締法の劇物です。鍵のかかる場所にしまい、使った量を記録します
  • 風解性があり、空気中の二酸化炭素を吸います。開けたらすぐ口を閉じます
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉