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GUIDE / BARIUM-FLUORIDE

フッ化バリウムとは?化学式・性質・用途と、試薬・工業用・光学結晶・窓板の純度・透過波長・価格の選び方

赤外の光学部品やレンズの原料に使うフッ化バリウム(BaF2)の性質と用途、試薬・工業用の粉末・光学結晶・窓板の違い、純度と透過波長、荷姿と価格、毒性と保管の注意を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

フッ化バリウムは、赤外の光学部品やレンズの原料に使う無機塩で、化学式はBaF2です。研究や調製には500gの試薬、レンズや単結晶の原料には20kgの工業用の粉末、赤外の素材には光学結晶、分光や光路の窓には結晶を磨いた窓板を選びます。毒劇法の劇物なので、購入と保管、廃棄は法令どおりに扱います。

フッ化バリウムとは

フッ化バリウムは、バリウムのフッ化物で、水に溶けにくい無機塩です。ステラケミファは、デジタル一眼レフ向けのフッ化物レンズの原料、シンチレータなどの単結晶の原料、光ファイバー母材に出しています。キヤノンオプトロンの結晶は、赤外レンズと赤外測定装置に使います。

比較ページには、日本の会社と海外メーカーの日本法人が自社の製品として出す品を、試薬は品番の単位で、工業用と光学結晶は用途の単位で、窓板は代表の品番で載せています。炭酸バリウム、チタン酸バリウム、ほかのフッ化物は載せていません。

性質

  • 化学式はBaF2で、分子量は関東化学の記載で175.32、森田化学工業の記載で175.34です
  • 融点は森田化学工業の記載で1353℃、関東化学のSDSで1368℃、キヤノンオプトロンの記載で1280℃です
  • 水に溶けにくく、25℃の水100gに0.16gです。酸と塩化アンモニウムの水溶液には溶けます

4つの種類

  • 試薬は、研究や調製に使います。関東化学の04026-00は純度99.0%超、純正化学の64165-1501は純度98.0%以上です
  • 工業用は、森田化学工業とステラケミファが20kgの包装で出しています。純度は公式に出ていないので営業に聞きます
  • 光学結晶は、キヤノンオプトロンと応用光研工業が手がけています。サイズと仕様は問い合わせて決めます
  • 窓板は、ピアーオプティックス、エドモンド、ソーラボが品番で出しています

透過波長の見方

  • キヤノンオプトロンの結晶の透過波長は、0.15〜13μmです
  • エドモンドの#87-700は、コーティングなしで200〜12000nmです
  • ソーラボのWG01050-E1は、2〜5µmにARコーティングを付け、その範囲の平均透過率が94%以上です

荷姿と値段

  • 試薬の500gは、関東化学の04026-00が15,000円(税抜)、純正化学の64165-1501が2,800円です
  • 窓板の値段は、ピアーオプティックスのB25-2が13,200円(税込)、エドモンドの#87-700が26,350円、ソーラボのWG01050-E1が35,509円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 窓板の寸法は3品でそれぞれ違うので、値段は同じ外径と厚さにそろえて比べます
  • 工業用の20kgと光学結晶は値段が公式に出ていないので、使う量や大きさを伝えて見積もりを取ります

毒性と保管

  • 関東化学のSDSでは、急性毒性(経口)が区分3で、飲み込むと有毒です。長く繰り返し触れたときの臓器の障害は区分1です
  • 手袋と保護めがねを着け、粉を吸わないように扱います
  • 毒物及び劇物取締法の劇物で、水質汚濁防止法の有害物質にも入ります。排水と廃棄は法令どおりに処理します
  • 容器は密閉して換気の良い冷暗所に置き、施錠して保管します
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