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GUIDE / ANISOLE

アニソールとは?用途と特級・一級・脱水品の違い、純度・水分・価格の選び方

溶剤や香料・有機合成の原料に使うアニソール(メトキシベンゼン)の用途、特級・一級・脱水品の違い、規格書で見る項目、消防法の区分、容量と値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

アニソールは、ベンゼン環にメトキシ基が付いた無色の液体で、別名はメトキシベンゼンです。溶剤・香料・有機合成の原料に使います。試薬は特級・一級・脱水品に分かれ、25gの小びんから500mLの瓶まであります。選ぶときは「どの等級を使うか」「水分の上限は要るか」「どれくらいの量を使うか」の3つを先に決めます。

アニソールとは

アニソールは、分子量108.14の化合物で、CAS RNは100-66-3です。別名はメトキシベンゼン、メチルフェニルエーテルです。和光の製品ページでは、用途を溶剤、香料、有機合成原料としています。

比較ページには、日本の会社が自社で作るアニソールの試薬を、品番の単位で載せています。海外ブランドの輸入品、商社が売る製品、標準物質は載せていません。

3つの種類

  • 特級(GR)は、水分・酸などの上限まで規格書で決めた等級です。和光特級の016-15895、関東化学の鹿特級01408-00、ナカライテスクの特級03025-55、米山薬品工業のGRがあります
  • 一級(EP)は、溶剤や原料にまとめて使う等級です。ナカライテスクの一級03024-65と、純正化学の純正一級11455-1201があります
  • 脱水品は、関東化学の脱水 -Super- 02016-08です。水分を0.001%以下にして、アルゴンを封入しています

特級と一級の違い

  • ナカライテスクは、特級が純度99.0%以上、一級が98.0%以上です
  • 純正一級は、一級でも水分0.1%以下・酸0.05%以下を規格書に出しています
  • 等級の名前だけでなく、規格書の数字で比べます

フェノールとの違い

  • フェノールはベンゼン環に水酸基が付いた物質で、アニソールはその水素をメチル基に替えたものです
  • 名前が似ていても品番と法規の区分が違うので、CAS RNの100-66-3で確かめて注文します

規格書で見る項目

  • 和光特級は、含量99.0%以上、水分0.1%以下、酸0.05%以下です
  • 和光特級の密度は、20℃で0.993〜0.999g/mLです
  • 純正一級は、純度98.0%以上、密度0.993〜0.999g/mL、水分0.1%以下、酸0.05%以下です
  • 関東化学の鹿特級は、製品ページで純度99.0%超(GC)を出しています
  • 米山薬品工業のGRは、試薬検索に純度の数字が無いので、規格書で確かめます

法規制と保管

  • アニソールは、消防法の危険物第4類第二石油類(非水溶性液体)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 安衛法では、第57条の表示対象物と第57条の2の通知対象物です
  • 引火点は52℃、融点は-37.3℃、沸点は約155℃です
  • 和光特級の保存条件は室温で、火気の無い危険物の保管庫にしまっておきます

容量と値段

  • 特級は、和光特級の500mLが3,800円、ナカライテスクの500gが3,850円、関東化学の鹿特級500gが4,200円、米山薬品工業のGR500mLが4,700円です
  • 一級は、ナカライテスクの500gが3,410円、純正一級の500gが4,600円です
  • 脱水 -Super-の500mLは7,400円です
  • 小びんは、和光の25mLが2,700円、関東化学と純正化学の25gが1,800円です
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