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GUIDE / ELECTRONIC-PAPER

電子ペーパーとは?店舗・施設向けの種類と、サイズ・カラー・書換時間・価格の選び方

店舗の大型ポスター・電子棚札・施設の案内に使う電子ペーパーを、メーカー公式資料で解説。液晶との違い、表示色と解像度、書換時間、バッテリー、屋外と冷凍庫で使う条件、完成表示器と組み込みモジュールの違いをまとめました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

電子ペーパーは、周囲の光を反射して情報を見せ、電気で内容を書き換える表示媒体です。店舗・施設で選ぶときは、完成表示器か組み込み用かを先に分けます。そのうえで「読む距離と文字の大きさ」「表示色」「更新頻度」「電源と設置環境」を決めます。液晶のような動画表示には向きません。

電子ペーパーとは

紙のような見え方で、案内・価格・メニューを繰り返し書き換える表示媒体です。電子ペーパーディスプレイ・ePaperとも呼びます。ここでは、電気泳動型を使う店舗・施設向けの製品を扱います。

電子ペーパーの比較ページには、メーカーと日本法人が扱う自社グループ製品を載せています。読書・手書きノート用の電子ペーパータブレット、一般の液晶サイネージ、代理店が売る他社ブランド品は対象外です。

完成表示器と表示モジュールを分ける

  • 電子ポスターは、画面と制御機能を組み合わせた表示器です。シャープのePosterや、SOLUMのNewton E-Paperがこの形です
  • 電子棚札は、商品棚で売価や商品情報を表示する電子タグです。寺岡精工のESLは、POSと連動して価格を無線で一括更新します
  • 組み込み用モジュールは、表示器を開発するために使います。E InkのEL133UF1などは、制御基板・通信・電源・筐体まで別に設計します

完成品を導入する担当者は、配信方法と取り付け方法まで確認します。表示器の開発担当者は、画面の仕様に加え、駆動回路や機器との接続を確認します。

液晶モニターとの違いと書換時間

  • 電子ペーパーは、バックライトで光らせず、周囲の光を反射して表示します。暗い場所では、表示面に当たる照明を確保します
  • 表示を保持するための電力と、画像の書換・通信・システム待機に使う電力は分けて見ます
  • シャープのEP-CA22は、画像の表示変更に約15〜45秒かかります。切り替えの途中も来店者に見えるので、動画広告の代わりには使いません
  • Wi-Fiの規格や周波数は通信の条件です。画面の書換時間を示す数字とは別です

動画を流す、明るさで目立たせる、といった使い方は、デジタルサイネージの比較⁠で液晶・LED表示器を確認します。

サイズ・解像度・カラーの選び方

  • シャープのEP-CA22は、A2の紙ポスターと同じ縦横比です。紙のレイアウトを移す用途から確認します
  • アドバンテックのEPD-660-002は、13.3型の白黒表示です。EPD-662-003は同じ画面寸法で、白・黒・赤を使います
  • HanshowのNebular Ultra-160WQは、1.6型で200×200pxです。Nebular Ultra-300WQは、3.0型で416×232pxです
  • E InkのEL133UF1は、13.3型で1,200×1,600pixelsです。EL315TW1は、31.5型で2,560×1,440pixelsのフルカラーモジュールです

画面寸法だけで文字の読みやすさは決まりません。実際の案内文・価格・画像を入れ、設置する向きと読む距離で確認します。電子棚札のLEDの色数は、画面に出せる色数とは別です。

バッテリーと設置条件

  • SOLUMのEL315TVW6Sは、Newton E-Paper 32の機器型式です。10,000mAhの充電式バッテリーを備え、Wi-FiとBluetoothに対応します
  • この機種は、電源ボタンでオフにすると画面が白色になります。「電源を切れば必ず最後の案内が残る⁠」と決めず、機器ごとの操作を確認します
  • 日本語説明書では、本体保証は3年、バッテリー保証は1年です。稼働期間・保証期間・本体寿命を同じ数字として扱いません
  • 製品紹介と説明書で設置方法の案内が異なるため、取り付けは型式のある説明書を優先し、メーカーと確認します

屋外・冷凍庫で使うとき

  • VusionのV300防水2.6型は、IP68の保護等級を備えます。水や湿気に触れる売り場に使う機種です
  • V300冷凍庫用2.6型は、-25℃までの低温に対応します。防水モデルと冷凍庫モデルは分けて発注します
  • シャープのEP-C251は、表示を書き換える温度が15〜35℃です。設置場所の温度だけでなく、書き換える時間帯の温度も確認します
  • 防水・防じん、動作温度、書換温度、日光への耐性は別の条件です。防水等級だけで屋外使用を決めません

価格と一括配信の確認

型式単位の販売価格は、今回取得した公式資料では確認できません。画面の台数だけでなく、取り付け金具、送信機、配信ソフト、ネットワークの調査、保守まで範囲をそろえて見積もりを取ります。

  • ePosterの複数台管理は、別売のe-Signage Sを使います
  • 寺岡精工のESLは、独自規格の2.4GHz無線でPOSと連動します
  • モジュールを選ぶ場合は、表示部だけの価格と、完成表示器を動かす費用を分けます

仕様の出典は、比較ページ末尾の各社公式資料です。SOLUMの寸法と設置条件は、日本語ユーザー説明書を採用しています。確認日は2026年10月28日です。

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