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GUIDE / COMMERCIAL-TREADMILL

トレッドミルとは?業務用の電動式・自走式の違いと選び方

運動施設・研究機関で使う業務用トレッドミルの選び方。電動式・左右独立ベルト式・自走式の違い、最低速度と最高速度、傾斜、走行面、制限体重、電源、価格をメーカー公式資料で確認します。

2026年10月28日更新

この記事の答え

トレッドミルは、動くベルトの上で、その場にとどまって歩く・走る装置です。業務用を選ぶときは「低速の歩行か、高速の走行か」「速度を設定するか、自分の力でベルトを動かすか」「施設の電源で動くか」を先に決めます。研究で左右の条件を変えるなら、左右独立ベルト式を分けて検討します。

トレッドミルの意味とルームランナーとの違い

ランニングマシン・ルームランナーとも呼ばれる、歩行・走行用の運動装置です。ジムではウォーキングやランニングに、大学や研究機関では速度や傾斜を変える試験・訓練に使います。呼び方だけでは自宅用か業務用かを区別できないので、メーカーの使用区分を確かめます。

業務用トレッドミルの比較ページでは、メーカーと海外メーカーの日本法人が扱う業務用機を型式単位で載せています。家庭用だけの機器、準業務用だけの機器、輸入代理店が扱う他社製品、動物用・全方向VR用は除いています。床上を移動する歩行器とは別の装置です。

電動式・左右独立ベルト式・自走式の違い

  • 電動式は、モーターでベルトを動かします。速度を設定して条件をそろえる運動や研究に使います。セノーのラボードNEXTは、脈拍に合わせて速度と傾斜を自動調整するプログラムも備えます
  • 左右独立ベルト式は、左右のベルトを別々の条件で動かす電動式です。大武・ルート工業のDLF-45は、左右の同期・非同期と正転・逆転を選べます
  • 自走式は、自分の力でベルトを動かします。大広のDK-6310CBは、手動負荷4段階を使い分けます。電動式の設定速度とは別に比べます
  • 電動と自走の兼用機もあります。中旺ヘルスのHJ-560は、通常の電動走行と、負荷をかける自走運動を切り替えます

方式の根拠は、ラボードNEXT、DLFシリーズ、HJ-560、DK-6310CBの取扱説明書です。

時速で示す最低速度と最高速度を両方見る

ウォーキング初心者が使うジムや歩行訓練では最低速度、高速走行の研究では最高速度を先に照合します。機種の違いだけでなく、同じ型式の標準仕様と追加仕様も分けます。

  • DLF-45の設定速度は、0.1〜6km/hです。低速の歩行条件を変える用途に使います
  • HJ-560の通常前進速度は、0.8〜20km/hです。低速モードと後進は0.1〜2.5km/hです
  • ラボードNEXTの速度範囲は、1〜18km/hです。最低速度が歩行の条件に合うかを確認します
  • HTB-0821の標準仕様は、0.1〜36km/hです。サーボ仕様の0.1〜45km/hとは電源条件も異なります

高速仕様の根拠は、大武・ルート工業のHTBシリーズです。試験で必要な速度と非常停止の方法を伝えて、仕様を確定します。

傾斜15は15%か15段階かを確認する

勾配を示す%と角度を示す°は別の単位です。調整段数も勾配の数字とは一致しません。

  • HJ-560の傾斜は、現行ページの仕様表で電動15段階、約1〜10%です。「15段階」を「15%」と読み替えません
  • DLF-45の傾斜は、0〜15%です。左右独立の速度設定と組み合わせる条件を確認します
  • PrecorのTRM885は、-3〜15%です。下り側の傾斜も使えます
  • HTB-0821の標準仕様は、傾斜なしです。シリーズの紹介にある傾斜機能は、見積もり時に追加を指定します

TRM885の数値は、現行パンフレット⁠で確認しました。

走行面と設置寸法を分ける

足を運ぶ走行面と、機器全体の寸法は別に確認します。搬入口・通路・床・周囲の空間を含む配置図をメーカーに渡します。

  • ラボードNEXTの走行面は、幅50×長さ158cmです。本体は幅85.5×長さ224×高さ153cmです
  • DLF-45の走行面は、幅320×長さ1767mmのベルトが左右に並びます。走行面高さは45mmで、車いすのまま走行はできません
  • DK-6310CBの走行面は、幅48×長さ160cmです。本体は幅81×長さ172×高さ157cmです

低床でも、介助する人の位置と手すりの調整範囲を確認します。DLF-45は、旧PDFと現行ページで走行面や重量が異なるため、比較では現行ページを採用しています。

制限体重と電源を型式で照合する

同じシリーズでも電源と制限体重が変わります。メーカー名やシリーズ名だけでは発注できません。

  • ラボードNEXTのBG292000は、単相AC100V20Aで制限体重110kgです
  • ラボードNEXTのBG282000は、単相AC200V10Aで制限体重130kgです
  • HTB-0821の標準仕様は、三相200V25Aです。単相200Vの機器とは分けて施設側の電源を確認します
  • TRM885の現行資料には、国際仕様240Vと記載されています。国内で使う電源条件は、日本法人に確認してから工事を決めます
  • DK-6310CBは、表示パネルに単三乾電池×2本を使います。ベルトの駆動に使う電源とは分けて考えます

価格と点検を含めて発注する

HJ-560の公開価格は、1,573,000円(税込)、1,430,000円(税抜)⁠で⁠す⁠。公開価格だけで総額を決めず、搬入・組立・電源工事と保守の費用を見積もりに分けてもらいます。掲載機種で価格を確認できたのはこの製品だけなので、価格の高低判定は付けていません。

非常停止、ベルトの調整、消耗部品の交換、日常点検の方法も発注前に確認します。DK-6310CBの説明書にはベルトのストッパーがないと記載されています。自走式でも、不用意に乗らない管理と点検を続けます。

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