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GUIDE / EDI-SYSTEM

EDIシステムとは?パッケージ型・クラウド型・Web-EDIの違いと、流通BMS・通信手順・価格の選び方

企業間の受発注・出荷・請求データをやり取りするEDIシステムの3つの提供形態、EDIとWeb-EDIの違い、全銀TCP/IP・JX・AS2・ebXMLなどの通信手順、流通BMSへの対応、パッケージとクラウドの価格の見方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

EDIシステムは、受発注・出荷・請求などの取引データを、決まった形式と通信手順で企業間でやり取りするシステムです。自社のサーバーに入れるパッケージ型、回線やサーバーごと借りるクラウド型、取引先がブラウザーで使うWeb-EDIに分かれます。選ぶときは「取引先の通信手順」「流通BMSの要否」「自社運用か借りるか」の3つを先に決めます。

EDIシステムとは

EDIは、電子データ交換(Electronic Data Interchange⁠)⁠の略です。発注書や納品書、請求書を紙やFAXで送る代わりに、データのまま取引先とやり取りします。受けたデータは基幹システムへそのまま渡せるので、手入力と転記が減ります。

比較ページには、日本の会社が自社で開発するEDIシステムを、製品・エディションの単位で載せています。汎用のファイル転送やジョブ管理のミドルウェア、販売管理システム、VAN回線の提供だけのサービスは載せていません。

3つの提供形態

  • パッケージ型は、自社のサーバーやパソコンにEDIソフトを入れて動かします。例は、キヤノンITソリューションズのEDI-Master B2B Standard、データ・アプリケーションのACMS B2B、インターコムのBiware EDI Station 2、TOKAIコミュニケーションズのJFT/Serverです
  • クラウド型は、EDIの機能とサーバー・回線をまとめて借ります。例は、EDI-Master Cloud、Biware Cloud、JFT/SaaSです
  • Web-EDIは、取引先がWebブラウザーで発注を見て、出荷や請求を入力します。例は、日立製作所のTWX-21のEDIサービス、インフォマートのBtoBプラットフォーム TRADEです

EDIとWeb-EDIの違い

  • EDIは、システムどうしがデータを自動でやり取りします。取引先にもEDIの仕組みが要ります
  • Web-EDIは、取引先が画面で操作するので、取引先側にEDIソフトが要りません。そのぶん、取引先の入力の手間は残ります
  • TWX-21のEDIサービスは、仕入先ごとにWebブラウザー型・ファイル転送型・FAX出力型を選べます
  • ACMS B2Bは、ACMS Web/deTrade IIと組んで、EDIとWeb-EDIをまとめて運用できます

通信手順を先に確かめる

  • 取引先が指定する手順に合わせます。全銀TCP/IP、JX、AS2、ebXML MS 2.0・3.0、SFTPなどがあります
  • EDI-Master B2B Standardは、必要な手順を選んで足す形で、最大32回線を同時につなげます
  • ACMS B2Bは、全銀やJCAの従来型から、ebXML・AS2・OFTP2までまとめて動かせます
  • 受ける側だけなら、ACMS Lite NeoのようなEDIクライアントで足ります。JX・全銀TCP/IP・ebXML MS 3.0のクライアント側に対応しています
  • ISDNを使う従来の手順は、インターネットを使う手順へ切り替えます。JFTの公衆回線・ISDN回線を使う通信は、2023年12月でサービスを終える予定と案内されていました

流通BMSへの対応

  • 流通BMSは、流通業界の標準のメッセージです。スーパーやドラッグチェーンと取引する卸・メーカーは、対応を求められます
  • EDI-Master B2B Standardは、流通BMS基本形Ver2.1に対応しています
  • ユーザックシステムのEOS名人.NETは、流通BMSのVer1.1・1.3・2.0・2.1に対応し、基本9メッセージとオプション14メッセージを最初から設定しています
  • Biware EDI Station 2は、流通BMSやJCA標準の変換テンプレートを標準で持っています

自社で動かすか、借りるか

  • パッケージ型は、手順や変換を作り込めます。JFT/Serverは160同時通信・10,000接続先の稼働実績があります。サーバーと回線の運用は自社で受け持ちます
  • クラウド型は、サーバーの保守が要りません。EDI-Master Cloudは回線とサーバー証明書も含めて定額で、70種類以上のWeb APIで基幹システムとつなげます
  • JFT/SaaSは、申請から最短10営業日で使い始められます
  • クラウド型は、運用やカスタマイズに、サービスの決まりによる制約があります

値段の見方

  • 買い切りの例は、Biware EDI Station 2のStandard版が900,000円(税抜・初年度保守込み)、JFT/Serverが900,000円からです
  • 月額の例は、EDI-Master B2B StandardのWindows 4回線版が49,000円/月(税抜)⁠で⁠す⁠。キヤノンITソリューションズは、オンプレミス版を買い切りからサブスクリプションに切り替えています
  • クラウド型は、JFT/SaaSのEntryプランが1手順30,000円/月から、Biware Cloudが115,000円/月(税抜)⁠か⁠ら⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 初期費用と、手順・取引先ごとのライセンスを足して比べます。EDI-Master Cloudの初期費用は10万円、JFT/SaaSの基本設定(20接続先まで)は120,000円からです
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