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GUIDE / PELTIER-TEMP-CONTROLLER

ペルチェ温度コントローラとは?種類(据え置き・小型基板・多チャンネル)と、出力電流・温度安定度・価格の選び方

ペルチェ素子に流す電流を変えて対象物の温度を保つペルチェ温度コントローラの3つの種類、出力電流と電圧の合わせ方、温度安定度、センサ、通信、値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月7日更新

この記事の答え

ペルチェ温度コントローラは、ペルチェ素子に流す電流を変えて、対象物の温度を決めた値に保つ制御機器です。ペルチェコントローラ、TECコントローラとも呼びます。電源を内蔵する据え置き型、DC電源で動く小型・基板型、1台で複数点を制御する多チャンネル型に分かれます。選ぶときは「素子の電圧と電流」「保ちたい温度の細かさ」「使うセンサ」の3つを先に決めます。

ペルチェ温度コントローラとは

ペルチェ温度コントローラは、ペルチェ素子に流す電流を変えて、対象物を決めた温度に保ちます。センサで測った温度と設定の差を見て、PID制御などで出力を決めます。分析装置、レーザー、半導体の試験装置で使います。

比較ページには、日本で公式に案内している11社14製品を載せました。

種類は3つ

  • 据え置き型(電源内蔵)は、箱のまま置いて使います。ビックスのVTH-5000はAC100Vで動き、オーム電機のOCE-TCR24150WLは単相AC100〜240Vで動きます。
  • 小型・基板型(DC給電)は、装置の中に組み込みます。ビックスのVEC-20BはW90×D60×H20mmで、アンペールのCT-200Aは100×110×33mmです。
  • 多チャンネル型は、1台で複数のペルチェ素子を制御します。セルシステムのTDC-4000とセンサーコントロールズのFC-2440は4chです。

出力の電圧と電流を素子に合わせる

使うペルチェ素子の定格より小さい出力では、力が足りません。公式資料の出力は次のとおりです。

  • ソーラボジャパンのTED200Cは、±2A、12Wです。
  • ビックスのVEC-20Bは、DC12V、5Aです。
  • タイセーのTA-151は、DC24V、8Aです。
  • セルシステムのTDM-5000A(G)は、±24V、±10A、150Wです。
  • YHTCのKLT-2000は、30V、40A、1200Wです。

温度の細かさを決める

保ちたい温度の幅で機種を決めます。公式資料の値は次のとおりです。

  • セルシステムのTDM-5000A(G)は、サーミスタ使用時に±0.002℃です。
  • ソーラボジャパンのTED200Cは、0.002℃以下です。
  • アンペールのCT-200Aは、±0.02℃です。
  • セルシステムのTDC-4000は、±0.03℃です。
  • タイセーのTA-151とセンサーコントロールズのFC-2410は、±0.1℃です。

値の呼び方はメーカーごとに違います。温度安定度、制御安定度、制御精度を同じものとして読まないでください。

センサを先に揃える

機種ごとに使えるセンサが違います。手元のセンサが使えるかを先に見ます。

  • タイセーのTA-151とハヤシレピックのTOC-200CHは、Pt100です。
  • ビックスのVEC-20Bは、サーミスタです。
  • オーム電機のOCE-TCR24150WLは、Pt100と熱電対(T、K)⁠で⁠⁠⁠⁠す⁠。
  • セルシステムのTDM-5000A(G)は、サーミスタ、Pt100、熱電対を使えます。

通信とプログラム

  • PCから動かすなら、通信の種類を見ます。ビックスのVTH-5000はUSBとRS-485、アンペールのCT-200AはRS-232CかRS-422です。
  • 温度を順に変えるなら、プログラムのある機種を選びます。VTH-5000は10ステップで8パターン、坂口電熱のPELCONは6ステップで15パターンまでです。

値段

公式に値段を出しているのは2製品です。ビックスのVEC-20Bは定価37,400円(税込)で、ソーラボジャパンのTED200Cは180,838円(税区分の記載なし)⁠で⁠す⁠。ほかは公式に値段が無いので、同じ条件で見積りを取って比べます。

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