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GUIDE / DUCT-HOSE

ダクトホースとは?塩ビ・耐摩耗ゴム・アルミや耐熱の違いと、内径・耐熱・接続方法の選び方

工場・倉庫・建設現場の送風・排気・集じんに使う業務用のダクトホース(フレキシブルダクト)の種類、塩ビ・耐摩耗と帯電防止のゴム・アルミや耐熱の違い、内径・使用温度・許容減圧力・曲げ半径の見方、継手とバンドでの接続方法、局所排気装置のダクトの決まりを、メーカーの公式資料と法令をもとにまとめました。

2026年10月12日更新

この記事の答え

ダクトホースは、らせんの補強で丸い形を保ち、曲げて引き回せる、空気や粉を通す管です。工場で使うものは、材質で塩ビ・耐摩耗と帯電防止のゴム・耐熱(アルミ箔・ガラスクロス・シリコーン)の3つに分かれます。選ぶときは「中を通す物」「温度」「吸うか送るか(負圧か正圧か)」の3つを先に決めます。

ダクトホースとは

ダクトホースは、軟らかい管を、硬い樹脂や鋼線のらせんで補強したホースです。フレキシブルダクト、蛇腹(ジャバラ)ホースとも呼びます。金属のダクトより軽く、曲げて引き回せるので、送風機・集塵機・スポットクーラーと機械の間や、動く機械の吸い込み口をつなぐのに使います。

比較ページには、工場・倉庫・建設現場で送風・排気・集じん・粉体の搬送に使う業務用のダクトホースを載せています。家庭のエアコンや換気扇の部材、建物の空調工事に使うアルミフレキ、板金の角ダクト・スパイラルダクト、液体を流すサクションホースは、使い方が違うので載せていません。

3つの種類

  • 塩ビ:軟らかい塩ビを硬い塩ビや鋼線で補強したものです。送風・排気・木工機械の集じんに使います。使える温度の上限は50〜60°Cです。例はタイガースポリマーのタイダクトホースN型、トータクのTACトーメイダクト、クラレプラスチックスのAD-2型、ニッセイエコのN.E.ダクトです
  • 耐摩耗・帯電防止:ゴムや制電配合の材料で、粉や粒で削れにくくしたものです。鉄粉・アルミ粉・木くず・樹脂ペレットの搬送や集じんに使います。例はタイダクトホース耐摩GL型、TACヘランダクト、クラレプラスチックスのバンナーA型、弘進ゴムのエレハントホースE型です
  • 耐熱:アルミ箔・ガラスクロス・シリコーンゴムを鋼板や鋼線で巻いたものです。熱風や溶接の排煙に使います。例はタイフレキホースV型AGタイプ(180°C)、クラレプラスチックスの耐熱ダクトSG型(200°C)、十川ゴムのシリコーンダクトホース(200°C)、TAC耐熱ダクトMD-25(250°C)⁠で⁠す

選ぶときに見る数字

  • 使用温度:材質で決まります。塩ビは-10〜50°Cのものが多く、熱風には使えません。ゴムの耐摩耗タイプは-30〜80°C、耐熱タイプは180〜250°Cまでです
  • 内径(呼び径):つなぐ相手の口元に合わせます。タイダクトホースN型は16〜400mmまでそろいます。メーカーの寸法表で、呼び径と実際の内径を確かめます
  • 許容減圧力:吸い込みに使うときに、つぶれずに耐えられる負圧です。TACトーメイダクトは呼び径100mmで-21.5kPa、伸縮式のMD-25は-6.5kPaです
  • 曲げ半径:小さいほど狭い所で曲げられます。呼び100で、塩ビやゴムは100〜115mm、耐熱のMD-25は210mmです
  • 長さ(定尺):塩ビやゴムは20〜50mの巻きが多く、切って使います。耐熱の伸縮式は5mのものが多いです

粉を送るときは静電気に気をつける

粉や粒を空気で送ると、管の内側にこすれて静電気がたまります。粉を送る配管には、帯電防止・導電のダクトホースを選びます。

  • TACヘランダクト:体積抵抗率10⁵Ω・cm以下の静電気防止の材質で、アース線を入れずに材質そのもので静電気を逃がします
  • タイダクトホース耐摩GL型:導電性のゴムのダクトです
  • バンナーA型:耐摩耗ゴムに導電性ゴム生地を配合しています
  • N.E.ダクトEF型:特殊配合の軟質塩ビで、静電防止効果があります

接続方法と固定

ダクトホースは、相手の口元やカフスに差し込み、バンドで締めて固定します。

  • タイガースポリマーのタイダクトホースは、専用口元とLSバンドでつなぎます
  • トータクのTACダクトは、ホースに相手を差し込み、SYバンドで締めます
  • クラレプラスチックスのAD-2型は、呼び25〜150が塩ビのカフス、175〜300がゴムのカフスです
  • 耐熱のタイフレキホースV型は、ニップル継手とABAバンドでつなぎます

許容圧力は、金具やバンドの組み合わせで変わります。メーカーの適合表で、口元・カフス・バンドを同じメーカーのものにそろえると確かです。

局所排気装置に使うときの決まり

有機溶剤や粉じんを吸い出す局所排気装置のダクトは、長さをできるだけ短く、ベンド(曲がり)の数をできるだけ少なくすると決められています(有機溶剤中毒予防規則・粉じん障害防止規則⁠)⁠。粉じんのダクトは、掃除口を設けるなど掃除しやすい作りにします。ダクトホースを長く引き回したり、何度も曲げたりしないように配管を決めます。

値段

値段を公式に出しているのは、日動工業のフレキシブルダクト200 DF-F2-5M(1本5mで12,000円⁠、税別の標準価格)⁠だ⁠け⁠で⁠す⁠。ほかのメーカーは値段を出していないので、材質・内径・長さ・本数を決めて、メーカーか販売店で見積もりを取ります。

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