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GUIDE / CROSSFLOW-FAN

クロスフローファン(横流ファン)⁠と⁠は⁠?仕組みと種類、シロッコファンとの違い、選び方

装置の冷却やエアカーテン・空調機・乾燥炉の送風に使うクロスフローファンの仕組み、小型ユニット・大型品・耐熱型の3つの型、シロッコファンとの違い、温度・風量・モーターの選び方を、メーカーの資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

クロスフローファン(横流ファン)は、筒形の羽根車を横切らせた空気を、長細い口から幅の広い風として送り出すファンです。選ぶときは「運ぶ空気の温度」「送りたい風の幅」「モーター付きか」の3つを先に決め、型を選びます。

クロスフローファンとは

クロスフローファンは、筒形の羽根車を回し、外から吸った空気を羽根車の中を横切らせて、反対側から送り出すファンです。三上鉄工の資料では、タンジェンシャルファン・横流ファン・貫流ファンとも呼び、1892年に発明されました。

中の流れは回転軸に垂直な二次元流なので、吸込口も吐出口も長細い形にできます。羽根車の長さの分だけ幅の広い風になるので、エアカーテンや空調機、乾燥機、装置の冷却に使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作るクロスフローファンを、各社の代表の型の単位で載せています。

3つの種類

  • 小型ユニット(モーター付き)は、モーターとケースが一体で、そのまま装置に付けて回せます。例は三上鉄工の JE-04029A10、オリエンタルモーターの MF930-BC と MFD930-24 ⁠⁠です
  • 大型・受注生産は、ローターの直径と長さ、材質を決めて1台から作ります。例は三上鉄工の特注大型クロスフローファン CFL ⁠⁠⁠です
  • 耐熱型(炉用)は、乾燥炉の中の熱い空気を回します。例は足立機工の 200-SFL で、0〜600℃で使えます

シロッコファンとの違い

  • シロッコファンは、羽根車の外周から出た風を渦巻き形のケースで集め、1つの口から送ります
  • クロスフローファンは、羽根車を横切った風を長細い口から幅広く送ります
  • 羽根の枚数や特性は、シロッコファンに近いファンです

温度で選ぶ

  • オリエンタルモーターの MF930-BC と MFD930-24 は、−10〜+60℃の周りで使います
  • 足立機工の 200-SFL は、0〜600℃の熱風を回せます。材質は SS・SUS304・SUS316・SUS310S から選びます
  • 耐熱型は、炉体の断熱の厚みに合わせてケースの断熱とダクトも設計します

風量と幅で選ぶ

  • 三上鉄工の JE-04029A10 は、長さ366mmで最大2.4m³/min(50Hz)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 三上鉄工の CFL は、ローター直径152mmで最大32.2〜97.1m³/minです。ローターの長さは、直径に合わせて203〜1600mmで作ります
  • 風量はローターの長さと回転数に比例します。ただし回転数の上限は、材質・長さ・使う温度で決まります
  • オリエンタルモーターの MFD シリーズは、2台並べると600mmの幅に送れます

モーターと値段

  • モーターの出力は、送風機の軸動力に10〜20%の余裕を持たせて決めます(足立機工の資料)
  • 値段を公式に出しているのはオリエンタルモーターで、MF930-BC が14,100円、MFD930-24 が15,800円(どちらも定価)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 大型品と耐熱型は、用途・数量・電源・使う温度を伝えて見積もりをとります
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