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GUIDE / VENT-FILTER

ベントフィルタとは?防水通気ベントの種類(ねじ込み・スナップイン・粘着)と、通気量・防水等級の選び方

屋外の電子機器・照明・制御盤の筐体に付けて、水とほこりを止めながら中の圧力をそろえるベントフィルタ(防水通気ベント)の3つの種類、通気量・IP68とIP69Kの違い・付ける場所の選び方を、メーカーの公式資料をもとにまとめます。

2026年11月4日更新

この記事の答え

ベントフィルタは、水とほこりを止めながら、筐体の中と外の圧力をそろえる通気の部品です。防水通気ベント・排圧ストッパーとも呼びます。付け方で、ねじ込み式・スナップイン式・粘着式の3つに分かれます。選ぶときは「付け方」「筐体の大きさ」「水のかかり方」の3つを先に決めます。

ベントフィルタとは

ベントフィルタは、屋外の電子機器・照明・制御盤・車載部品の密閉した筐体に付ける通気の部品です。中に水とほこりは通さない膜があり、空気だけを通します。

密閉した筐体は、昼と夜の温度の差で中の空気がふくらんだり縮んだりします。そのたびにパッキンが押され、すき間から湿った空気が入って結露します。ベントは中と外の圧力をそろえ、パッキンへの負担と結露を減らします。

比較ページには、自社で作るか自社グループの製品として日本法人が売っているベントフィルタを、各社の代表の品番の単位で載せています。他社の製品を自社の品番で売るものは、作っている会社の側で載せています。

3つの種類

  • ねじ込み式は、ねじで締めて付けます。外れにくく、高圧洗浄のかかる場所にも向きます。例はゴアのポリベント高通気タイプPRO、アンフェノールのVENT-PS1NBK-N8002、リタールの排圧ストッパーです
  • スナップイン式は、筐体の穴にカチッと鳴るまで押し込みます。ねじを切らずに済み、組み立てが速くなります。例はアンフェノールのVENT-PQ1NBK-N8002、ドナルドソンのP516447です
  • 粘着式は、通気穴の上に貼ります。薄く、小さな筐体に向きます。例はゴアのVE8シリーズです

通気量と筐体の大きさ

  • 通気量は、差圧70mbarでの値で比べます。ゴアのポリベント高通気タイプPROは7,600mL/min、アンフェノールのVENT-PS1NBK-N8002は3,000ml/minです
  • リタールのSZ 2459.500は、気圧差70mbarで最大120L/hです
  • 各社は筐体の内容積で型を分けています。ゴアのスナップインでは、ハイジが3.5L以内、標準タイプが5L以内、高通気タイプが30L以内です
  • 大きな筐体には、通気量の大きい型を付けます

防水等級と使用温度

  • IP68は、水に沈めても水が入らない等級です。アンフェノールのVEシリーズは、水深2mに1時間の条件で示しています
  • IP69Kは、高温高圧の水を吹き付けても入らない等級です。洗浄のある現場ではこの等級を見ます
  • 使用温度は、アンフェノールのVEシリーズが-40〜+125℃、ドナルドソンのP516447が-40〜125℃です
  • ゴアのVE8シリーズは内側にしか貼れず、等級はIP64かIP67です

付け方の注意

  • 水が溜まらない、平らな垂直面に付けます。ドナルドソンも、外壁の平らな垂直面に付けるよう案内しています
  • ねじ込み式は締めすぎません。ドナルドソンのねじ込み式ベントは、0.6〜1.0Nmで締めます
  • 粘着式は、貼る面の油と汚れを落としてから貼ります
  • 等級は筐体の作りでも変わります。筐体と合わせて確かめます

値段

  • このページに載せた製品は、どれも公式に値段を出していません。品番と数量を伝えて見積もりをとります
  • リタールの排圧ストッパーは、1パック5個で売られています
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