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GUIDE / TUBE-PUMP

チューブポンプとは?ペリスタポンプの仕組みと種類(卓上・多流路・組込み・大型)、流量・チューブ・価格の選び方

チューブをローラーでしごいて液を送るチューブポンプ(ペリスタポンプ)の仕組み、4つの種類、流量の範囲、チューブの選び方と寿命、脈流と逆止の注意、公開されている価格をまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

チューブポンプは、軟らかいチューブをローラーでしごいて液を送るポンプです。ペリスタポンプ・ローラーポンプとも呼びます。液に触れるのはチューブの中だけなので、液を汚さずに送れます。使い方で、卓上型・多流路型・組込み小型・大型(土木・汚泥用)の4つに分かれます。選ぶときは「送る量」「液とチューブ」「何本送るか」の3つを先に決めます。

チューブポンプとは

チューブポンプは、ローラーでチューブを押しつぶして液を押し出し、チューブが元の形に戻る力で次の液を吸い込むポンプです。アトーは、ローラーポンプ・チューブポンプ・ペリスタルティックポンプとも呼ぶと説明しています。ペリスタポンプはアトーの登録商標です。

液に触れるのはチューブの中だけです。金属に触れないので液を汚さず、使ったあとに洗うのもチューブだけで済みます。

比較ページには、日本の会社が自社で作るチューブポンプを、各社の代表の型式で載せています。他社の製品を売る会社、交換用のチューブだけ、医療用のポンプは載せていません。

4つの種類

  • 卓上型(1流路)は、実験台で1本を送ります。例はアトーの SJ-1211Ⅱ-H と、東京理化器械の NRP-1000 ⁠⁠です
  • 多流路型は、1台で何本も同時に送ります。例はアトーの WSP-3300(3流路)と、東京理化器械の NRP-2000A(3段)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 組込み・小型型は、装置に付けて DC 電源で動かします。例はツカサ電工の PT-DBLP1-200 と、ミナトコンセプトの MCRP326 ⁠⁠⁠です
  • 大型(土木・汚泥用)は、太いゴムチューブで重い液を送ります。例は鉱研工業の KBA2 と、三興ポンプ製作所の SCP-1500 ⁠⁠です

流量の範囲

  • 東京理化器械の NRP-1000 は、9〜900mL/h ⁠⁠です
  • アトーの SJ-1211Ⅱ-H は、7〜700mL/h ⁠⁠です
  • ツカサ電工の PT-FBLP1-1000 は、200〜1000mL/min ⁠⁠です
  • 鉱研工業の KBA2 は、400・600L/min ⁠⁠です
  • 研究用は、同じ本体でもチューブの太さを替えて範囲を変えます

チューブの選び方と寿命

  • まず送る液に合う材質を選びます。ツカサ電工は、強さと耐薬品性を両方満たすチューブは無いとしています
  • 東京理化器械の NRP は、シリコン・ファーメド・タイゴン・バーシロンの4種類から選べます
  • 寿命は、チューブの破れとモーターの寿命で決まります
  • アトーの WSP-3300 は、純正チューブの寿命を連続使用で2週間以上としています
  • 押される所だけがすり減るので、見た目が新しくても裂けることがあります。決まった時間で替えます

使うときの注意

  • ローラーが通るたびに流れが途切れる脈流が出ます。アトーの WSP-3300 は、12本のローラーで脈流を抑えています
  • ローラーが押さえるので逆流しにくいですが、完全ではありません。逆流が困るなら逆止弁を足します
  • 液温で流量が変わります。低温で減り、高温で増えます
  • 粘りの強い液も送れますが、吐出量が落ちます。アトーの SJ-1211Ⅱ-H は1.5Pa・sまで、東京理化器械の NRP-1000 は2Pa・sまでです

値段

  • 値段を公式に出しているのは、アトーと東京理化器械です
  • アトーの SJ-1211Ⅱ-H は99,800円、WSP-3300 は518,000円です
  • 東京理化器械の NRP-1000 は119,000円(税別)、NRP-2000A は185,000円(税別)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 組込み型と大型は、どの会社も値段を出していません。仕様を伝えて見積もりをとります
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