口コミを書く 製品を比べる種類から探す・⁠⁠⁠⁠⁠⁠無料
GUIDE / TORSION-SPRING

ねじりばねとは?機械の扉やレバーを戻すトーションばねの種類と、規格品・特注品、線径・内径・巻数・ばね定数・値段の選び方

機械・装置の扉やふた、レバーを戻すねじりばね(ねじりコイルばね・トーションばね・キックばね⁠)の規格品と特注品の違い、巻き込む方向と案内棒の太さ、ばね定数と力の計算、ステンレスとピアノ線の使い分け、値段と買い方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

ねじりばねは、コイルの両端に出した腕をねじって、元に戻ろうとする力を使うばねです。ねじりコイルばね・トーションばね・キックばねとも呼びます。品番を選んで在庫から買う規格品と、図面を渡して作ってもらう特注品に分かれます。選ぶときは「軸の太さ(内径)」「ねじる角度」「出したい力(ばね定数)」の3つを先に決め、巻き込む方向で使います。

ねじりばねとは

ねじりばねは、線を巻いたコイルの両端に腕(足)を出し、その腕をねじって使うばねです。ねじると元に戻ろうとする力が出るので、機械の扉・ふた・レバーを戻すのに使います。フセハツ工業は、ねじりばねを「キックばね」⁠と⁠も呼ぶとしています。

比較ページには、日本の会社が自社で作るか自社ブランドで売るねじりばねを載せています。規格品は品番の単位、特注品は公式サイトに書いている製作の範囲で載せました。商社が売る他社製品、完成品の機構部品、家庭用の洗濯ばさみは載せていません。

2つの種類

  • 規格品は、線径・内径・巻数・腕の角度の組み合わせで品番が決まっている在庫品です。アキュレイト、サミニ、昌和発條製作所のサンエス、ソテックのTRYspringがあります
  • 特注品は、腕の形や線径を取り付ける相手に合わせて作ります。コムラ産業、石原スプリング、東栄バネ、東海バネ工業が作っています
  • コイルを2つつないだダブルトーションは、東海バネ工業によると、同じねじり角度で2倍のトルクが出ます

規格品の選び方

  • 内径は、通す軸(案内棒)の太さで決めます。アキュレイトは、巻き込むとコイル径が小さくなるので、案内棒は最大荷重時の約90%にとるとしています
  • ねじる角度は、品番ごとの許容の角度までにします。アキュレイトのT046Aは47°、サミニの33-0643は51°までです
  • 力は、ばね定数で比べます。アキュレイトのT046Aは2.08N・mm/deg、ソテックのTOS 1.0-8-90°-3は1.719N・mm/degです
  • ソテックは、荷重(N)を「ばね定数 × たわみ角 ÷ 荷重作用半径⁠」⁠で計算するとしています。腕が長いと腕もたわむので、計算より力が下がります
  • 右巻と左巻があります。アキュレイトは品番にTLが付く左巻をそろえ、ソテックは準標準品として左巻を作ります

使う向き

  • 巻き込む方向にねじって使います。アキュレイトは、巻き込む方向を正しい使い方としています
  • フセハツ工業によると、巻き戻す使い方は同じトルクで大きな力が出ますが、早くへたります。繰り返し使う所には向きません

材質

  • 水けのある所や、さびを嫌う所はステンレス(SUS304WPB)にします。アキュレイトとサミニの規格品はステンレスです
  • ソテックは、ステンレスを線径0.30mmから1.20mmまでの1,008種類、ピアノ線(SWPA)⁠を⁠線⁠径1.40mmから2.00mmまでの420種類そろえています

値段と買い方

  • ソテックのTRYspringは1個から単価を出していて、ステンレスの内径8.0mm・線径1.00mmは1個225円、ピアノ線の内径10.0mm・線径1.40mmは1個350円です(どちらも税抜)
  • アキュレイトのT046Aは、10個入りで1,650円(税込)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • サミニのストックスプリングは1本から注文でき、午後5時までの注文は即日発送です
  • 特注品は品番が無いので、図面か仕様を渡して見積もりを取ります。東海バネ工業は1個から作り、平均ロットは5個です
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉