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GUIDE / SILICONE-TUBE

シリコンチューブとは?種類・サイズ・耐熱温度・耐圧・食品用規格の選び方

食品・医薬品製造や分析装置の送液、配線保護に使うシリコンチューブを、一般押出型・白金加硫型・補強型に分けて解説。内外径・硬さ・温度・圧力・適合規格と価格を、メーカーの公式資料で確認します。

2026年10月28日更新

この記事の答え

シリコンチューブは、シリコーンゴムを管状に成形した送液・保護用の部材です。先に流体と温度・圧力を決め、装置に合う内径・外径・硬さを選びます。食品・製薬用は適合証明や溶出、ローラーポンプ用は耐久性、洗浄・滅菌する工程は処理条件まで確かめます。

シリコンチューブとは

シリコーンゴムで作る柔らかい管で、食品・医薬品の製造工程や分析装置の送液、機器の配線保護に使います。一般にシリコンチューブと呼びますが、正式な素材名はシリコーンゴムです(永柳工業の解説)⁠。

メーカー比較には、製造元の品番や内外径を指定した製品を載せています。空圧制御用のチューブ、熱収縮チューブ、治療専用のカテーテル、フッ素樹脂や塩ビが主材の管は含めていません。

種類と使い分け

  • 一般押出型は、機器の保護管や送液管です。タイガースポリマーのSR1554など、白金触媒の明記を確認できない付加架橋品もこの区分に含めます。区分名だけで加硫剤を判断しません
  • 白金加硫型は、メーカーが白金触媒による付加加硫を明記する非補強品です。信越ポリマーのType Eは送液用、Type Vはローラーポンプ用の高耐久グレードです
  • 補強型は、糸や金属を組み合わせた管です。トヨックスのTSIはポリエステル糸、TSISはポリエステル糸とSUS316で補強し、食品・医薬品製造の配管に使います

サイズと硬さの選び方

  • 内径だけで発注せず、外径もそろえます。タイガースポリマーのSR1554の掲載規格は内径4mm・外径6mm、トヨックスのTSI-6は内径6.3mm・外径12.3mmです。継手やポンプに合わせて寸法公差も確かめます
  • 硬さは試験方法を含めて読みます。タイセイポリマーの標準品はタイプAで60、タイガースポリマーのSR1055はタイプAで55です。材料の測定値と保証値を分けて扱います
  • 独自寸法や色なら受注品を相談します。永柳工業は寸法・材料・色の指定を受け、タイセイポリマーは硬さ40〜80や各種カラーの特注に対応します。発注時に温度や適合規格も指定します

耐熱温度と使用圧力

  • 十川ゴムの一般用チューブは、使用温度範囲が-30〜150℃です。富士高分子工業の7AVは推奨使用温度が-60〜315℃ですが、材料の代表特性として読む数値であり、送液時の使用圧力を保証する値ではありません
  • トヨックスのTSI-6は、仕様表の使用圧力が0〜1.0MPaです。TSIS-19は-0.1〜0.7MPaですが、負圧の-0.1MPaは近似値です。温度別の許容圧力と使用条件をメーカーの図表で確認します
  • 温度範囲だけで熱湯や蒸気に使えるとは判断しません。トヨックスのTSI・TSISは高温水が100℃以下、スチーム洗浄は130℃・飽和水蒸気圧力0.2MPa以下で短時間という制限があります(TSIの取扱注意)

食品用・製薬用とローラーポンプ

  • 食品用の適合と医薬品製造向けの試験資料は、同じものではありません。十川ゴムの一般用はFDA準拠品です。信越ポリマーはシングルユース品についてUSP〈88〉ClassⅥやISO10993の適合試験実施を案内しています
  • 滅菌する工程では、処理方法を先に決めます。信越ポリマーのシングルユース品はオートクレーブ・ガンマ線・EOG滅菌に対応します。繰返し回数や実際の条件はメーカーと確認します
  • ローラーポンプには専用品を比べます。タイガースポリマーはSR1554の使用を短時間とし、SR1055を専用品として用意しています。寿命はポンプ・流体・温度で変わるため、試験結果を一律の交換時間にしません

価格と見積もり

  • 三洋テクノスの高強度シリコーンチューブは、内径4mm・外径6mmのカット品が660円/m、定尺50mが31,500円/巻です。どちらも税別で、カット品は10mからです(公式価格表・2026年6月版、2026年10月28日確認)
  • 見積もりには、内径・外径・硬さ・流体・温度・圧力・長さ・数量・適合証明・洗浄や滅菌方法をまとめて伝えます。切り売りと定尺、一般送液とポンプ使用を分けて比較します
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