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GUIDE / SHINSHUKU-TSUGITE

伸縮管継手とは?配管の熱伸びと地盤沈下を受ける伸縮管継手の種類(ベローズ形・スリーブ形・ゴム製・ボールジョイント)と⁠、伸縮量・圧力・温度・価格の選び方

配管の熱による伸び縮みや、地盤沈下・地震のずれを受ける伸縮管継手の4つの種類、ベローズ形とスリーブ形の違い、単式と複式の使い分け、蒸気配管で使える温度と圧力、ゴム製の寿命と点検、取り付けの注意を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

伸縮管継手は、配管の熱による伸び縮みや、地盤沈下・地震のずれを受ける継手です。エキスパンションジョイントとも呼びます。ずれの受け方で、蛇腹が伸び縮みするベローズ形・管がすべるスリーブ形・ゴムが伸び縮みとずれを受けるゴム製・玉が首を振るボールジョイントに分かれます。選ぶときは「どれだけ伸びるか」「ずれやねじれもあるか」「流体の温度と圧力」の3つを先に決めます。

伸縮管継手とは

伸縮管継手は、配管の途中に入れて、熱による管の伸び縮みや、地盤沈下・地震のずれを受ける継手です。管は中を流れる流体の温度や気温で伸び縮みし、地盤が沈むと心がずれます。その動きを継手で受けて、管や固定点に無理な力がかからないようにします。

比較ページには、日本の会社が自社で作る伸縮管継手を、各社の代表の型式の単位で載せています。部品としての金属ベローズ本体、完成品のフレキシブルホース、一般の管継手、振動だけを受ける防振継手は載せていません。

4つの種類

  • ベローズ形は、薄いステンレスの蛇腹が伸び縮みして、管の軸方向の伸びを受けます。例は、ベンのJB-13型、ヨシタケのEB-1J、テクノフレックスのES形、昌栄産業のSE-1000です
  • スリーブ形は、外筒の中を内側の管がすべって伸びを受けます。例は、ベンのJS-5HF型、日本ヴィクトリックのVD型、コスモ工機のT型です
  • ゴム製可とう伸縮継手は、ゴムの山が伸び縮みとずれをまとめて受けます。例は、TOZENのLSコネクタです
  • ボールジョイントは、玉が首を振って、伸縮・回転・ねじれをまとめて受けます。例は、ヨシタケのBJ-1と、水道管用のコスモ工機のスーパーボールです

ベローズ形とスリーブ形の違い

  • ベンの解説では、スリーブ形は配管の軸回転も受けられ、ベローズ形はねじるとベローズが壊れます
  • 1台で受ける伸縮量は、ベンのJB-13型で35mm、同じベンのJS-5HF型で100mmです。長い直管の大きな伸びには、スリーブ形のほうが台数を減らせます
  • スリーブ形は、すべる所をパッキンやゴム輪で止めます。JS-5HF型のパッキンはグラファイトです

単式と複式

  • 単式は伸び縮みする所が1つ、複式は2つあり、複式のほうが大きな変位を受けます
  • ベンの解説では、使い分けに決まりは無く、配管の伸縮量に見合う台数を選べばどちらでも構いません
  • 配管の伸び量は温度差で決まるので、呼び径に関係なく一定です。管の種類(鋼・銅・ステンレス)⁠で⁠は変わります

温度と圧力

  • ベンのJB-13型とJS-5HF型は、流体温度220℃以下、最高使用圧力1.0MPaです
  • ヨシタケのEB-1JとBJ-1は、最高温度220℃、最高圧力1.0MPaです
  • テクノフレックスのES形は低圧用で、標準品は設計温度200℃以下です。高い圧力の配管には、補強リング付のRS形を選びます

地盤沈下・地震のずれ

  • TOZENのLSコネクタは、受けるずれ(偏心量)の大きさで20・50・100・200mm偏心用から選べ、露出用と埋設用があります
  • 水道管なら、コスモ工機のスーパーボールが、耐震継手の基準で可撓性能M-1類・伸縮性能S-1類・離脱防止A級です
  • 橋に添わせる水道管には、外径をフランジより小さく抑えたコスモ工機のT型があります。伸縮量は+80×2・-80mm、偏心量は25mmです

取り付けと手入れ

  • ベローズは薄い板なので、軽くぶつけてもへこみや傷が付き、漏れの元になります
  • タイロッドボルトは外しません。内圧や伸び縮みの力から継手を守っています
  • ゴム製は使い方で耐用年数が変わり、過ぎると漏れやすくなります。ふだんの点検に加えて、大きな地震や火災、浸水のあとにも点検します
  • 大口径や大変位のゴム製は内圧で伸びすぎることがあるので、強い配管サポートを付けます

値段

  • このページの製品は、どれも公式サイトに文字で値段が出ていません
  • ベン・ヨシタケ・TOZENは公式サイトに価格表を載せていて、値段は呼び径で変わります。型式と呼び径を決めて、価格表を見るか見積もりを取ります
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