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GUIDE / SHIM-PLATE

シムプレートとは?機械の組立・据付で使うシムプレート(シム板)の種類(寸法指定の板・溝付きのベース用シム・特注シム)と、材質・厚さ・価格の選び方

機械の組立や据付で高さやすき間を合わせるシムプレート(シム板)の3つの種類、シムとスペーサーの違い、材質と板厚公差の見方、溝付きのベース用シムと積層シム、特注シムの頼み方を、メーカーの公式資料の数字でまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

シムプレートは、部品と部品のあいだに挟んで、高さやすき間のずれを合わせる薄い板です。シム板・シムとも呼びます。種類は、寸法を指定して買う角形の板、ボルトをよける溝付きのベース用シム、図面から作る特注シムの3つです。選ぶときは「板厚と枚数」「材質」「規格品か特注か」の3つを先に決めます。

シムプレートとは

シムプレートは、機械の加工や組付けで出る高さやすき間のずれを合わせる部品です。必要な厚さを1枚で入れるか、何枚か重ねて使います。山内スプリング製作所の解説では、シムは1mm以下の薄いものを指すことが多く、厚いものはスペーサーと呼び分けます。リング形のものはシムリングと呼びます。

3つの種類

  • 寸法指定の板シムは、角形の板を幅・長さ・板厚で指定して買います。岩田製作所のシムプレートFPは、幅と長さを1mm単位で指定でき、1枚から作ります。
  • 溝付きのベース用シムは、取付ボルトをよける溝を切った型です。モーターやポンプ、ピローブロックの脚の下に差し込みます。SKFのTMAS 200-010は既製の200×200mmで、溝幅55mmです。岩田製作所のFWは、2本の溝の幅・位置・深さ・間隔まで0.1mm単位で決められます。
  • 図面から作る特注シムは、形・板厚・材質を図面で決めて作ります。飯島精機・こだま製作所・山内スプリング製作所・富山プレートが作っています。

板厚と板厚公差

  • 規格品の岩田製作所FPとFWは、0.05〜6.0mmから選べます。ステンレスの板厚公差は±0.005mmからです。
  • SKFのTMAS 200-010は厚さ0.1mmで、同じ200mm角で厚さ違いの型番がそろっています。
  • 薄いものは特注になります。こだま製作所はt0.005〜0.3mm、山内スプリング製作所は0.01〜0.10mmを0.01mm刻みでそろえた事例があります。
  • こだま製作所は、SUS304 Hのt0.1〜0.2なら、前もって相談すれば板厚公差±3μmに応じます。

材質の選び方

  • 錆びる所はステンレスにします。こだま製作所の解説では、ステンレスは炭素鋼より錆に強い材料です。
  • 真鍮は、山内スプリング製作所の解説では、SUSより傷や指紋がつきやすく錆びやすく、バリも出やすい材料です。
  • 岩田製作所のFPは、鉄・ステンレス・真鍮・銅・アルミから選べます。FWは焼入鋼も選べ、硬さはHRC42〜46です。

積層シム(ラミネートシム)

  • 薄い板を貼り合わせたシムで、はがして板厚を変えられます。
  • 岩田製作所の積層タイプFPLは、米国航空宇宙規格AMS-DTL-22499に準拠しています。

特注シムの頼み方

  • 板厚・外径・内径・材質・数量を伝えます。飯島精機は、それを見てワイヤーカット・エッチング・プレス・レーザーから作り方を決めます。
  • 作れるかどうかは、公差・バリ・平坦度の組み合わせで変わります。先に条件を伝えます。
  • 試作で数が少ないときは、型の要らないレーザー加工が向きます。富山プレートは板厚0.01〜2mm、500×500mmまでを1個から切ります。
  • こだま製作所は、0.01mmの箔に板厚やロット番号を刻印できます。厚さ違いを何枚も使う現場で取り違えを防げます。

大きさと値段

  • 大きさは、岩田製作所のFPが長辺900mmまで、FWが長辺300mmまでです。山内スプリング製作所は350×150mmのシムを作った事例があります。
  • 値段を公式に出しているのは岩田製作所です。ステンレスのt0.1〜0.5で、FPは1枚1,030円から、FWは960円からです(どちらも税抜、1〜20枚の単価)。101枚以上は見積です。
  • SKFのTMAS 200-010は10枚入りのパックで、値段は代理店に問い合わせます。特注の各社は見積です。
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