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GUIDE / ROTARY-JOINT

ロータリージョイントとは?回転継手の種類(蒸気用・水と油用・多回路用)と単式・複式の違い、圧力・回転数・温度の選び方

回るロール・ドラム・主軸へ水・蒸気・油・エアを送るロータリージョイント(回転継手)の3つの種類、単式と複式の違い、蒸気用と工作機械用の回転数の差、多回路用の使い道、真空や給脂の注意を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

ロータリージョイントは、固定した配管から、回るロール・ドラム・主軸へ、水・蒸気・油・エアを漏らさず送る継手です。回転継手とも呼びます。通す流体で、蒸気や熱媒油の高温用・水と切削油の水・油用・油圧やエアを何系統も送る多回路用に分かれます。選ぶときは「何を通すか」「圧力と回転数はいくつか」「単式か複式か」の3つを先に決めます。

ロータリージョイントとは

ロータリージョイントは、止まっている配管と、回っているロールや軸のあいだをつなぐ継手です。中のメカニカルシールが回る面の漏れを止め、配管をねじらずに流体を送ります。南武は、回転継手やスイベルジョイントとも呼ぶと案内しています。

比較ページには、日本の会社が自社で作るロータリージョイントを、各社の代表の型の単位で載せています。配管の首振りに使うスイベルジョイント、電気を送るスリップリング、商社が売る他社の製品は載せていません。

単式と複式

  • 単式は、ロールの一方から流体を入れて、反対側から出すときに使います
  • 複式は、ロールの同じ側から、内管を通して流体を入れて出します
  • 複式には、内管を固定したまま使う型と、内管ごと回す型があります
  • リックスのLCは、単式と2つの複式から選べます

3つの種類

  • 高温用は、蒸気や熱媒油を通してロールを中から温めます。昭和技研工業のNXE、日本ジョイントの9000PTXとRX型、武田エンジニアリングのAR1001がこの種類です
  • 水・油用は、冷却水・温水・切削油を通します。昭和技研工業のSXO、リックスのLC、武田エンジニアリングのAR2011がこの種類です
  • 多回路用は、油圧やエアを系統ごとに分けて送ります。近藤製作所のRJF、南武のRJ06-0600、松本機械工業の10P+1P、リックスのMFがこの種類です

圧力・回転数・⁠⁠⁠温度

  • 蒸気用は回転がゆっくりです。昭和技研工業のNXEは、飽和蒸気を1.5MPa・200℃まで通し、最高回転数は150min⁻¹です
  • 日本ジョイントの9000PTXは、水と蒸気を1.1MPa・243℃・500rpmまで使えます
  • 工作機械の主軸に付ける小型は速く回せます。昭和技研工業のSXOは、6.9MPaで10,000min⁻¹までです
  • 水用のリックスのLCは、口径1/2〜1なら2.3MPa・3,500min⁻¹、1 1/4〜2なら1.7MPa・2,000min⁻¹までです
  • 多回路用は圧力が高く、回転はゆっくりです。松本機械工業の10P+1Pは、最大15MPaで、軸径60mmなら45min⁻¹までです

真空と手入れ

  • 真空で使うなら、大気圧以下に使える型か確かめます。昭和技研工業のKCシリーズは、1.3kPa absまで使えます
  • 近藤製作所のRJFは、-100kPa〜0.7MPaの範囲で使えますが、真空保持はできません
  • 昭和技研工業のNXはカーボンベアリング、武田エンジニアリングのR2000はシールドボールベアリングで、どちらも給脂がいりません
  • 日本ジョイントのRX型は、本体を外さずにシールを替えられます

値段

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