口コミを書く
GUIDE / RETAINING-RING

リテイニングリングとは?止め輪の種類・違いと選び方

軸や穴の溝にはめて部品の抜けを止めるリテイニングリング(止め輪)の種類を、C形・E形・同心形の違いで解説します。呼び、材質、板厚、規格の見方と、価格の確かめ方をまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

リテイニングリングは、軸や穴の溝にはめて部品の抜けを止める部品です。止め輪とも呼びます。選ぶときは「付ける方向」「軸用か穴用か」「呼びと材質」の3つを先に決めます。

リテイニングリングとは

軸や穴に切った溝にはめて、隣の部品を止めるリング状の部品です。止め輪・スナップリング・サークリップとも呼びます。東洋発條工業は、偏心型、同心型、スパイラルリングの3種類に分けて説明しています。JIS B 2804に規定があります。

比較ページは、C形・E形・同心形を自社で作るメーカーの品を載せています。止め輪用プライヤーとばね座金は別のページで扱います。

種類と違い

  • C形は、内径と外径の中心がずれた形です。軸用と穴用があり、軸方向から溝に入れます。
  • E形は、軸に横からはめる形です。内径の突出部の3点が溝に当たります。
  • 同心形は、内径と外径の中心が同じ形です。板幅が一定で、ラグ部がありません。

選び方

  • 付ける方向を決めます。軸の端から入れられるならC形や同心形、途中に横からはめるならE形です。
  • 軸用か穴用かを決めます。磐田電工は注文書で品番を分けて書くよう案内しています。
  • 呼びと板厚を図面の溝に合わせます。大陽ステンレススプリングのC形軸用は呼び10で板厚1mmです。
  • 材質を決めます。オチアイのSTWはばね用鋼、大陽のE形はSUS304-CSPとSUS316です。
  • 荷重を確かめます。大陽のC形軸用の寸法表には、安全係数4で計算した許容スラスト荷重があります。

使うときの注意

  • 広げすぎないようにします。オチアイは穴(軸)⁠径⁠の1%以上は変位させないよう案内しています。
  • 許容スラスト荷重は、相手軸の材質と硬さで変わります。
  • 標準材質のほかは受注生産になる品があります。磐田電工のC型リングはその一例です。

価格の確かめ方

今回載せた13製品に、公式の公開価格はありません。呼び、材質、表面処理、数量を決めて見積を取ります。JISにない寸法は、山陽のようにオーダーメードで作る会社に相談できます。

比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉