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GUIDE / PRESSURE-REDUCING-VALVE

減圧弁とは?直動式・パイロット式の仕組みと、蒸気・水・空気用の選び方

減圧弁の仕組みと種類、一次圧力・二次圧力・流量・呼び径・材質の選び方を公式資料から解説。二次側圧力が上がる原因、調整方法、最小差圧、二段減圧、寿命と価格もまとめます。

2026年10月28日更新

この記事の答え

減圧弁は、配管から来る流体の圧力を下げ、二次側の圧力を設定した値に保つ自動弁です。先に適用流体・一次圧力・二次圧力・必要流量を決め、流量線図で呼び径を選びます。流量変化の少ない小型装置には直動式、蒸気主管や大流量ラインにはパイロット式を照合します。

減圧弁とは

二次側圧力の変化を受けて弁の開きを変え、流体を使う機器へ送る圧力を調整する弁です。圧力調整弁・レギュレータとも呼びます。蒸気配管では、加熱温度を決めるためにも使います。

減圧弁の比較ページには、工場・ビル・研究設備で使う蒸気・水・空気用を、呼び径・圧力区分・接続・材質を決めた型式ごとに載せています。逆流を防ぐ逆止弁、手動の流量調整弁、家庭用だけの給湯機部品は別のものです。

直動式とパイロット式の違い

  • 直動式は、二次圧力を受けるベローズやダイヤフラムが主弁を直接動かします。TLVのDR20-6やミヤワキのRE1が該当し、小型装置に組み込めます
  • パイロット式は、小さなパイロット弁で流体を制御し、ピストンやダイヤフラムを介して主弁を動かします。ベンのRP6-BやヨシタケのGP-2000が該当し、蒸気主管などで使います
  • 直動式は小型にできる反面、流量変化の影響を受けやすい方式です。TLVは、流量変化がない用途ならパイロット式に近い制御性を発揮すると説明しています

出典:ミヤワキの減圧弁FAQ、TLVの直動式減圧弁⁠。

流体・温度・材質から絞る

  • ヨシタケのGP-2000は蒸気用です。掲載した仕様はFCD450製、JIS 20K RFフランジで、水用へ読み替えません
  • TLVのDR20-6は蒸気と空気、A-DR20-2は空気専用です。A-DR20は締め切り性能を高めるフッ素ゴムのソフトシートを使います
  • ベンのRD31N-FLは水・温水に使うCAC406製です。掲載した管端コアなしの仕様は5〜90℃で、管端コア付きは5〜40℃になります
  • SMCのSRH3000-02は、掲載したAグレード・ノンリリーフ仕様で純水とクリーンエアに使えます。本体はSUS316L、ダイヤフラムはPTFEです

同じ型式でも、接続・シール材・圧力区分で使える範囲が変わります。見積もりでは型式名だけでなく、これらの条件を添えます。

呼び径は必要流量から選ぶ

配管と同じ呼び径を選ぶだけでは、必要な流量を流せるか判断できません。ミヤワキのRE1の公式選定例は、一次圧力1.0MPa・二次圧力0.5MPa・蒸気流量100kg/hの条件で、15Aを選んでいます。

  • 一次側で実際に使う圧力の範囲を確認します
  • 下流機器の必要圧力と、通常時・最大時の必要流量を確認します
  • その条件をメーカーの流量線図に当て、呼び径を選びます
  • 最小差圧と減圧比を照合します。掲載した25AのベンRP6-Bは、最小差圧0.05MPaです

出典:ミヤワキ RE1の流量・呼び径選定例、ベン RP-6仕様⁠。

調整しても二次圧力が下がらないとき

ハンドルを戻せば、下流の圧力が必ず抜けるわけではありません。SMCのSRH3000-02はノンリリーフ形で、流体を使っていない状態では、ハンドルを戻しても二次圧力が下がりません。下流で流体を消費して設定したい圧力より下げてから、圧力を上げる方向で設定し直します。

蒸気用では、下流を閉じたときの締切昇圧も調べます。ミヤワキは、バイパス弁の閉め忘れ・漏れ、ゴミ噛み、部品の劣化も二次側圧力が上がる原因として案内しています。

出典:SMC SRHカタログの調整手順、ミヤワキの二次圧力上昇FAQ⁠。

配管と二段減圧

  • 蒸気のドレンは、セパレータやスチームトラップで除きます。ミヤワキはドレンの流入を騒音の原因として説明しています
  • フシマンのP260-DHCは、地域冷暖房で上流の二方弁などと干渉して起こるハンチングを考えた設計です。二段減圧の二段目にも使います
  • 同型式の取扱説明書では、減圧比が20対1を超える場合は二段減圧とし、減圧弁の間を3m以上離すよう案内しています。他型式へそのまま当てはめず、各機種の配管条件を確認します
  • 減圧弁だけで配管を組まず、メーカーの配管例に沿って圧力計・ストレーナ・安全逃し弁などを設けます

出典:フシマン P260-DHC取扱説明書、ベン RD-31Nカタログ⁠。

価格・寿命・⁠⁠⁠交換

  • ベンのRD31N-FLは、掲載した25A・圧力区分Lの標準品で108,000円です。管端コアと圧力計は付けていません
  • ベンのRP6-Bは、掲載した25Aの標準品で110,000円です。どちらも2026年4月版メーカー価格表の金額で、当該資料に税区分の記載はありません。工事費を含む総額とは分けます
  • ベンはRD-31Nの本体耐用年数を8年程度と案内していますが、使用条件や環境で変わります。RP-6は年一回の定期メンテナンスを案内しています

価格の出典:RD-31N価格表、RP-6価格表⁠。寿命・保守は各型式の公式製品ページのFAQによります。資料の確認日は2026年10月28日です。

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