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GUIDE / NUKEDOME-WASHER

抜け止めワッシャーとは?樹脂の差し込み式とステンレスの圧入式の違いと選び方

制御盤・筐体・点検カバーのねじが抜け落ちるのを防ぐ抜け止めワッシャーについて、樹脂の差し込み式とステンレスの圧入式の違い、難燃性、取り付けと取り外し、価格と販売単位をメーカー公式資料で確認します。

2026年11月4日更新

この記事の答え

抜け止めワッシャーは、パネルに通したねじの先にはめて、ねじが抜け落ちるのを防ぐワッシャーです。選ぶときは「材質と取り付け方」「難燃性」「外す回数」の3つを先に決めます。よく外すパネルや傷をつけたくない面は樹脂の差し込み式、振動のあるカバーで確実に止めたい所はステンレスの圧入式にします。

抜け止めワッシャーとは

パネルやカバーに通したねじやボルトの先にはめ、カバーを外したときにねじが落ちないようにするワッシャーです。ねじ用抜け止めワッシャー・脱落防止ワッシャーとも呼びます。点検でカバーを外しても、ねじをなくしたり盤の中へ落としたりしません。

比較ページは、ねじの先にはめるワッシャー単品を対象にしています。座面に挟んで絶縁や傷よけに使う平らな樹脂ワッシャー、ゆるみ止めのばね座金・波形座金は分けています。

樹脂の差し込み式

  • タキゲン製造のCP-29-PAは、ポリアミド(PA6)⁠の⁠白⁠いワッシャーです。ねじやボルトの先端に差し込むだけで抜け止めになり、パネル表面の傷防止にも使えます
  • 栃木屋のTM-147-1Vは、合成樹脂のM3用で、難燃性グレードはUL 94V-0です
  • タカチ電機工業のW-4Rは、ナイロン製のM4用の抜け防止型ワッシャーです

工具なしで付けられ、点検でよく外すパネルに向きます。抜く力に対する強さは、圧入式に及びません。

ステンレスの圧入式

  • 栃木屋のTM-320-M4は、オールステンレスのM4用です。爪がねじ部と嵌合して抜け止めになり、専用取付工具TM-353-M4があります
  • 鍋屋バイテック会社のSWAS-4-SCは、SUS304のM4用です。外径10mm・内径3.4mm・厚さ0.3mmで、専用工具SKSC-345で押し込みます

鍋屋バイテック会社は、取りつけ・取りはずしが頻繁な保護カバーや点検用カバーの固定用ボルトに使うよう案内し、用途にCEマーキング対応を挙げています。

難燃性で選ぶ

  • 栃木屋のTM-147-1Vは、UL 94V-0です
  • タキゲン製造のCP-29-PAは、UL94 HB適合の材料を使っています
  • 栃木屋のTM-147は、末尾にVの付く品番が難燃性のV-0です

盤の部品に燃えにくさの決まりがあるときは、V-0の品番を指定します。ステンレスの圧入式は、難燃性の記載がありません。

取り付けと取り外し

  • 樹脂の差し込み式は、ねじの先に手で差し込みます
  • 栃木屋は、TM-320-M4を付ける筐体のタップ穴にサラ加工を施し、工具で平行に挿入するよう書いています。平行でないとワッシャーに大きな変形が出ます
  • 鍋屋バイテック会社は、SWAS-SCの爪が出ている側をフレーム側にし、フレーム側のめねじの面取りをC1.5-C2にするよう案内しています
  • 鍋屋バイテック会社のSWAS-SCは簡単に外せず、外すときはワッシャかねじを切断します
  • 栃木屋のTM-320-M4は、モンキーレンチで押さえて回すかニッパーで切って外します。外したものは再使用できません

価格と販売単位

  • 栃木屋のTM-147-1Vは1個6円(税抜)、TM-320-M4は1個24円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • タカチ電機工業のW-4Rは、1袋100個980円(税別)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 鍋屋バイテック会社のSWAS-4-SCは、1袋100個4,300円です。資料に税区分の記載はありません
  • タキゲン製造のCP-29-PAは1袋100個単位の販売で、公式ページに値段は出ていません

1個の単価と1袋の価格、税抜と税区分の記載なしが混ざるので、高い安いは判定していません。

出典

2026年11月4日確認。値は、次のメーカー公式資料に記載されたものです。

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