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GUIDE / KINKYU-SHADANBEN

緊急遮断弁とは?受水槽・配水池に付ける緊急遮断弁の種類(電気式・ウェイト式・機械式・水圧式)と、作動・停電・価格の選び方

地震や管路の破損のときに受水槽や配水池の水を残す緊急遮断弁の4つの種類、感震器の作動値、停電のときの動き方、付ける場所、戻し方と点検、値段を、メーカーの公式資料と水道技術研究センターの解説をもとにまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

緊急遮断弁は、地震や管路の破損のときに、受水槽や配水池の水を残すために自動で閉じるバルブです。震災対策用緊急遮断弁とも呼びます。閉じる力で、電気式・ウェイト式・機械式・水圧式に分かれます。選ぶときは「受水槽か配水池か」「停電でも閉じるか」「どう戻すか」の3つを先に決めます。

緊急遮断弁とは

緊急遮断弁は、大きな地震や管路の破損を感じて自動で閉じ、受水槽や配水池に非常用の水を残すバルブです。水道技術研究センターの解説では、受水槽用は主に出口側に付け、感震器は震度5強(200gal)で作動するよう設定されています。

比較ページには、日本の会社が自社で作る緊急遮断弁を、各社の代表の型式の単位で載せています。弁を付けた受水槽そのもの、ふだんの開け閉めに使う電動弁、石油・ガスのプラント用、制御盤や感震器だけの品は載せていません。

4つの種類

  • 電気式は、感震器や流量計の信号でモーターや電磁石を動かして閉じます。例はベンのMT-33DN、森田鉄工所のMEE型、日本エンヂニヤのNCSです
  • ウェイト式は、おもりを止め具で支えておき、指令でおもりを下ろして閉じます。例は清水鐵工所のD+law型と前澤工業のトリガーバルブです
  • 機械式は、感震器と弁をつなぎ、揺れで動いた感震器の力で閉じます。例はベンのEIM-2です
  • 水圧式は、配水本管の水圧が下がると閉じ、圧力が戻ると開きます。例は明和製作所のA-32形です

感震器の作動値

  • 受水槽用は震度5強(200gal)が標準です
  • ベンのEIM-2は、作動加速度が200galです
  • 日本エンヂニヤのNCSは、震度・過大流量・配水池の低水位を組み合わせて閉じます
  • 清水鐵工所のD+law型は、地震と過流速の両方で閉じるか、片方で閉じるかを選べます

停電したとき

  • ベンのMT-33DNは、バッテリー内蔵のCB型制御盤と組んで閉じます
  • 森田鉄工所のMEE型は、UPSを積むので停電のときも遮断・中開・開閉ができます
  • 日本エンヂニヤのNCSは、停電のときUPSで約10分動きます
  • 清水鐵工所のD+law型とベンのEIM-2は、閉じるのに電気を使いません

付ける場所と呼び径

  • 受水槽は主に出口側に付けます。汚れた水が入るのを防ぐため、入口側にも付けることがあります
  • ベンのMT-33DNの呼び径は、50〜100です
  • 清水鐵工所のD+law型と前澤工業のトリガーバルブの呼び径は、150〜1000です
  • 日本エンヂニヤのNCSは配水池の中に付ける水中型で、口径は75〜300です
  • 明和製作所のA-32形の呼び径は、50〜400です

戻し方と点検

  • ベンのEIM-2は、感震器を戻したあと手で弁を開けます
  • ベンのMT-33DNは、復帰ボタンを押すと約5〜15秒で自動で開きます
  • 明和製作所のA-32形は、本管の圧力が戻ると自動で元に戻ります
  • どの型も、取扱説明書のとおりに定期的に動作を確かめます
  • 前澤工業のトリガーバルブは、弁を途中の開きで止めて、管路を止めずに作動点検ができます

値段

  • 公式に値段を出しているのはベンです。MT-33DNの呼び径50は1,408,000円です
  • ほかの製品は見積もりです。制御盤や感震器を組むかどうかで値段が変わるので、システムでまとめて見積もりを取ります
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