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GUIDE / JIDOU-KYUYUKI

自動給油器とは?チェーン・軸受・タップ用の種類(糸状・タイミング・ガス圧・静電)と選び方

チェーンや軸受、タップへ決まった量の油を自動で送る自動給油器の4つの種類、吐出量・給油点数・対象油・動力の見方を、メーカーの公式資料の数字で説明します。

2026年11月7日更新

この記事の答え

自動給油器は、チェーンや軸受、タップへ、決まった量の油を自動で送る装置です。油の届け方は糸状・滴下式、タイミング式、ガス圧式、静電式の4つです。給油する所、電源の有無、使う油の3つで型が絞れます。

自動給油器とは

自動給油器は、チェーンや軸受、タップへ、決まった量の油を自動で送る装置です。チェーン用はチェーンオイラーとも呼びます。人が回って差していた給油を機械に任せるので、差し忘れが減り、人の近づきにくい所にも油が届きます。

比較ページには、自社で作るか自社グループのブランドとして日本法人が売る自動給油器を、各社の代表の型式で並べました。配管で油を循環させるポンプは潤滑油ポンプに分けています。

自動給油器の種類

  • 糸状・滴下式は、給油する所の上から細い油を流したり垂らしたりします。ES/GM形はチェーンに触れず、タップタッチは油をタップにつたわせます。
  • タイミング式は、走るチェーンのリンクをセンサーやアームで捉え、潤滑点へ油を送ります。
  • ガス圧式は、容器の中のガスの圧力で油やグリースを少しずつ押し出します。電源の配線を引かずに使えます。
  • 静電式は、静電ノズルでチェーンの潤滑ポイントへ油を塗ります。オイルミストが出ません。

選び方

選ぶときは「給油する所」「電源の有無」「使う油」の3つを先に決めます。

給油する所

  • コンベヤやプラントのチェーンなら、南進機工のES/GM形とET-P2形、椿本チエインのTCL形を見ます。
  • ローラチェーンなら、椿本チエインのSFM68があります。
  • 軸受なら、グリースを選べる日本SKFのLAGD 125があります。
  • タップ機なら、扶桑精機のタップタッチがあります。

電源の有無

  • 電源を引けるなら、南進機工のES/GM形とET-P2形を使えます。動力源は電気のみです。
  • 電源を引かないなら、チェーンの走行で動くTCL形か、乾電池式のSFM68、ガス式のLAGD 125を見ます。

使う油と量

  • ES形の動粘度は20〜2000mm²/s、GM形は20〜500mm²/sです。
  • ET-P2形の動粘度は20〜1000mm²/sで、給油量は1か所1回あたり0.1〜1.0cm³です。
  • TCL形の吐出量は、ショットごとに各口へ0.05ccの固定です。
  • SFM68の油は食品用機械油(H1)で、125mlを1〜12か月で出します。

価格

公式に価格を出しているのは、椿本チエインのSFM68だけです。本体の希望価格は22,900円(税別)⁠で⁠す⁠。ほかの製品は公式ページに価格が無く、見積りで確かめます。

取り付けと手入れ

  • 配管の長さを見ます。ET-P2形の本管は30mまで、ES/GM形の本管は15mまでです。
  • 使用温度を見ます。TCL形はノズルが-10〜120℃、本体が-10〜60℃です。
  • 油の減り方を見ます。SFM68は透明な容器で、使用量と作動状態を確かめられます。
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