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GUIDE / HATA-CHOUBAN

旗蝶番とは?抜差し蝶番の鉄とステンレスの違いと選び方

配電盤・機械カバー・各種BOXの扉を抜き差しで外せる旗蝶番(抜差し蝶番)について、鉄とステンレスの違い、右用と左用、板厚と耐荷重、取り付けの注意、価格をメーカー公式資料で確認します。

2026年11月4日更新

この記事の答え

旗蝶番は、旗の形の羽根2枚をピンで差し合わせ、扉を持ち上げれば抜いて外せる蝶番です。選ぶときは「材質」「右用か左用か」「扉の重さ」の3つを先に決めます。屋内の盤や機械は鉄、屋外や厨房など水気のある所はステンレスにします。

旗蝶番とは

ピンの付いた羽根と穴の付いた羽根を差し合わせた蝶番で、扉を持ち上げると羽根ごと抜けて扉を外せます。旗丁番・抜差し蝶番・抜き差し丁番とも呼びます。配電盤や機械カバーの点検で扉が邪魔なとき、扉ごと外して作業できます。

比較ページは、盤や機械、各種BOXの扉に付ける旗蝶番を対象にしています。ばねで扉を戻すばね蝶番、好きな角度で止めるトルクヒンジ、抜き差しできない平蝶番は分けています。

鉄の旗蝶番

  • タキゲン製造のB-65-1は、熱間圧延鋼板に亜鉛めっきクロメート処理をかけた重量用です。用途に配分電盤・工作機械・車両を挙げています
  • 栃木屋のTH-2-Lは、鉄で板厚1.2mm、長さ50mm・幅25mmの小型です
  • ホシモトのAP-3-1Lは、鉄(SPHC)の重量用で、ピンだけ三価クロメートをかけています

値段が安く、屋内の配電盤や機械カバーに使います。水気のある所では錆びます。

ステンレスの旗蝶番

  • タキゲン製造のB-1065-1は、SUS304を鏡面バフ研磨で仕上げた重量用です。用途に船舶・車両・厨房機器・屋外用機器を挙げています
  • 栃木屋のTH-2SUS-Lは、オールステンレスで板厚1.2mmです
  • ホシモトのSAP-2-1は、SUS304で板厚3mmです
  • スガツネ工業のKN-50CLは、SUS304の鏡面研磨で、2個使いの耐荷重は78N、270°まで開きます

錆びにくく、屋外の盤や厨房機器、水気のある機械の扉に使います。同じ形の鉄の型より値段が上がります。

右用と左用

  • 旗蝶番は扉の開く向きで右用と左用が分かれます
  • ホシモトは、重量用旗蝶番の注文のときに右(R)か左(L)を指定するよう書いています
  • タキゲン製造のB-65とB-1065には右型と左型があります

取り違えると扉に付きません。発注の前に扉の開く向きを確かめます。

扉の重さと板厚

  • 栃木屋のTH-2-LとTH-2SUS-Lは板厚1.2mmで、OA機器や計測機器の小さな扉向けです
  • ホシモトのSAP-2-1は板厚3mmで、配電盤・分電盤の扉に使います
  • 耐荷重を公式に出しているのはスガツネ工業のKN型です。KN-50CLは2個使いで78Nです

重い扉には重量用の型を選び、耐荷重が出ていない型はメーカーに確かめます。

取り付けの注意

  • 栃木屋は、皿ねじや皿リベットで付けるときは取付側に面取りをするよう書いています
  • タキゲン製造のB-1065には、皿穴の型と穴なしの型があります
  • 扉を持ち上げれば外れるので、勝手に外れては困る扉は抜け止めを考えます

価格

  • 栃木屋のTH-2-Lは140円、TH-2SUS-Lは260円です(どちらも税抜)
  • ホシモトのSAP-2-1は380円、AP-3-1Lは580円です(どちらも税抜)
  • タキゲン製造のB-65-1は700円、B-1065-1は1,600円です(どちらも税別)
  • スガツネ工業のKN-50CLは税込704円です

税抜・税別と税込の表示が混ざるので、高い安いは判定していません。

出典

2026年11月4日確認。値は、次のメーカー公式資料に記載されたものです。

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