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GUIDE / FLAT-BELT

平ベルトとは?産業用の平ベルトの種類(ポリアミド・ポリエステル・シームレス)と、Vベルトとの違い・最小プーリ径・継ぎ方の選び方

工場の動力伝達と紙送りに使う平ベルトの3つの種類、Vベルトとの違い、最高速度と最小プーリ径、エンドレスの継ぎ方、張り方と蛇行の対策、使える温度と保管を、ニッタ・三ツ星ベルト・バンドー化学・ハバジット・フォルボ・ジークリング・ジャパンの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

平ベルトは、薄く平らなベルトを平プーリに掛けて、プーリとの摩擦で回転と力を伝えるベルトです。フラットベルトとも呼びます。心体の材料と継ぎ方で、衝撃に強いポリアミド心体、伸びにくいポリエステル心体、継ぎ目の無いシームレスに分かれます。選ぶときは「心体の材料」「プーリの径」「継ぎ方」の3つを先に決めます。

平ベルトとは

平ベルトは、厚みが薄く平らで、曲げに強いベルトです。ふつうはクラウン(ふくらみ)の付いた平プーリに掛けて使います(三ツ星ベルト 技術コラム)⁠。

比較ページには、メーカーが自社で作るか自社ブランドとして日本法人が売る産業用の平ベルトを、代表の型番の単位で載せています。Vベルト・タイミングベルト・コンベヤに掛ける幅の広いベルト、丸ベルト、代理店や商社が売る他社製品は入れていません。

3つの種類

  • ポリアミド心体:ナイロンのフィルムや布を心体にして、表面をゴムで包みます。例はニッタのポリベルト M-500 と、ハバジットの S-33/50 ⁠⁠です
  • ポリエステル心体:湿気や温度で伸び縮みしにくく、張り直しが少なくて済みます。例はハバジットの TC-20EF、フォルボ・ジークリング・ジャパンのエクストレマルタス、三ツ星ベルトのフレックスターベルトです
  • 継ぎ目なし(シームレス):型などで一体に作り、継ぎ目の段差がありません。例はニッタの SEB と、バンドー化学のバンドーPSベルトです

Vベルトとの違い

  • 平ベルトは薄いので曲げに強く、小さなプーリにも掛けられます
  • フォルボ・ジークリング・ジャパンによると、エクストレマルタスの伝動効率は約98.6%です
  • バンドー化学の HFD は、平ベルトの蛇行とスリップを専用のプーリとテンショナで抑え、Vベルトの3倍の長寿命を達成しました

速さと最小プーリ径

  • ニッタのポリベルトは70m/sまで、エクストレマルタスは100m/sまで回せます
  • バンドーPSベルトの最小プーリ径は5mm、ニッタの SE-A-PB は15mm、エクストレマルタス RR 4E-HC+ は14mmです
  • 厚いベルトほどプーリを大きくします。ハバジットの S-33/50 は厚さ5.0mmで、最小プーリ径は125mmです

継ぎ方

  • ニッタのポリベルトは、専用工具と接着剤で現場でエンドレスにつなげます
  • ハバジットの TC-20EF は、フレックスプルーフという継ぎ方で接着剤が要りません
  • シームレスのベルトは、はじめから輪になっているので継ぐ作業がありません

張り方と蛇行

  • ハバジットは、初期張率を0.3%以下にしないよう案内しています
  • ニッタは、新しいベルトに替えたら試運転をして、張力か伸張率と走行を合わせるよう案内しています
  • 蛇行・片寄り・スリップ・異音が出たら、すぐに止めて点検します(ニッタ)
  • バンドーPSベルトのCシリーズは伸長率2.0%で、伸ばして掛けるので張りの調整機構が無い軸にも使えます

温度と保管

  • ハバジットの S-33/50 は-20〜100℃、ニッタのポリベルトは-20〜80℃で使えます
  • 高い温度なら、バンドーPSベルトのZシリーズが-40〜260℃で使えます
  • 三ツ星ベルトは、予備のベルトを-10〜40℃で湿度の低い場所にしまい、直射日光を当てないよう案内しています

値段

  • 掲載した7製品は、どれもメーカーが値段を公開していません。心体・厚さ・幅・長さと継ぎ方を決めて見積もりを取ります
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