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GUIDE / DRILL-SCREW

ドリルねじとは?屋根・外壁・軽量鉄骨で使うドリルねじの種類(なべ頭・六角頭・座金付き)と⁠、板厚・材質・長さ・価格の選び方

下穴なしで鋼板に穴をあけて留めるドリルねじ(セルフドリリングスクリュー)の頭の形の違い、タッピンねじとの違い、締結できる板厚、鉄とSUS410と複合金属の使い分け、長さの選び方、板浮きの防ぎ方と値段を、メーカーと日本ドリルねじ協議会の公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

ドリルねじは、先端の刃で鋼板に穴をあけ、めねじを立てて締め付けるまでを1本で行うねじです。セルフドリリングスクリューとも呼びます。頭の形で、十字穴のなべ・皿・トラス頭、ソケットで回す六角頭、座金とパッキンを組んだ防水の型に分かれます。選ぶときは「何mmの鋼板に留めるか」「屋外か屋内か(材質)」「板の間にすき間やボードがあるか」の3つを先に決めます。

ドリルねじとは

ドリルねじは、ねじの先端が切り刃(ドリル)になっていて、取付品と下地材の穴あけ・めねじ加工・締め付けを1本で行うねじです。屋根・外壁の板金、軽量鉄骨、サッシ、鉄骨への外装材の取付けに使います。日本ドリルねじ協議会の解説では、くぎより引抜保持力がはるかに高く、長く使っても緩みにくい締結部品です。

比較ページには、日本の会社が自社で作るドリルねじを、品番の単位で載せています。先に下穴をあけるタッピンねじ、木ねじ、石こうボード用のドライウォールねじ、商社が売る他社製品は載せていません。

タッピンねじとの違い

  • ドリルねじは、先端の刃で下穴もあけます。鋼板なら下穴をあけずに留められます
  • タッピンねじは、先に下穴をあけてからねじ込みます。タッピングねじの比較⁠で扱っています

3つの頭の形

  • なべ・皿・トラス頭(十字穴)は⁠、ドリルねじでいちばん多い形です。例はケーエム精工の DPS-4016、コクブの P-4013、平田ネジのパイロビス ナベ、九飛勢螺のピアスタ PAN ⁠⁠⁠です
  • 六角頭は、ソケットで回すので力を伝えやすく、太い径に向きます。例はケーエム精工の IHS-6025、若井産業のダンバ 六角、日本ヒルティの S-MD 05Z ⁠⁠です
  • 座金・パッキン付きは、ねじ穴からの雨水を止める型です。例はコクブの H-5019SW、平田ネジのシーリングHEX、日本ヒルティの S-MD 55 S ⁠⁠⁠です
  • 皿頭は、頭を取付部材と面一に沈めて見た目を良くしたい所に使います

締結できる板厚

  • 日本ドリルねじ協議会の分け方では、厚鋼板用が1.2〜6.0mm、薄鋼板用が1.0mm以下です
  • ケーエム精工の IHS-6025 は、6.0mmまでの鋼板に使えます
  • コクブの P-4013 は、1.2〜3.2mmの鋼板に使えます
  • 日本ヒルティの S-MD 05Z は、穿孔能力が4.6〜15mmで、鉄骨のような厚い鋼材に向けた製品です
  • 同じ径でも、長さで締結できる板厚が変わります。品番ごとに確かめます

材質の使い分け

  • ドリルねじは穴をあけるために焼入れで硬くするので、鉄(炭素鋼)かSUS410が一般的です
  • 鉄のさびにくさはめっきに委ねられます。屋外ではSUS410や表面処理を足した製品を選びます
  • 興津螺旋のスーパークラブボーイは、SUS410にTT処理をかけてさびにくくしています
  • SUS304などのオーステナイト系ステンレスは焼入れで硬くならないので、九飛勢螺のピアスタは、先端だけ焼入れした鋼を溶接した複合金属にしています

長さの選び方と板浮き

  • 呼び長さは、働き長を目安に選びます
  • 上の鋼板と下地の間にすき間やボードがあると、板が浮いて切り先が折れることがあります
  • 間にボードを挟むときは、パイロット部の長さが適用厚みより長いパイロット付ドリルねじを使います
  • 木質系の材料やボードを留めるときは、リーマー付ドリルねじを使います。リーマ付はヒレが鋼板に当たると飛ぶので、鋼板どうしには使いません

締め方と値段

  • 複合金属のピアスタは、インパクトドライバーを避け、1800回転程度の電動ドライバーで締めます
  • 六角頭はソケットで締めます。若井産業のダンバは、4mm径に対辺7.0mmのソケットを使います
  • 日本ヒルティの S-MD 05Z 5.5×40 は、250本で10,260円(販売価格)⁠で⁠す⁠。若井産業は総合カタログに1本ごとの参考価格を載せています。ほかの会社は見積もりで確かめます
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