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GUIDE / CLIP-NUT

クリップナットとは?スピードナットとの違い、薄板ばね型・クリップ型・ゆるみ止め付きの種類と、ねじ径・板厚・価格の選び方

板金やアングルに挟み、片側から締められるクリップナット(スピードナット)の3つの種類、ねじ径と適合板厚の見方、材質、公開されている価格を、各社の公式資料をもとに説明します。

2026年11月7日更新

この記事の答え

クリップナットは、板金やアングルに挟んで留め、片側からねじを締められるナットです。スピードナットとも呼びます。形と働きで、薄板ばね型・クリップ型・ゆるみ止め付き型の3つに分かれます。選ぶときは、ねじ径と板厚を測り、振動があるかどうかを確かめます。

クリップナットとは

クリップナットは、板金やアングルの端に挟んで留め、反対側からボルトを締めるナットです。溶接やかしめをしなくても付けられ、裏に手が入らない所で使えます。

比較ページには、日本の会社が自社で作るか自社ブランドとして売るクリップナットを、各社の代表の型の単位で載せています。溶接やかしめで固定するナット、インサートナット、ケージナット、単体の六角ナットは載せていません。

3つの種類

  • 薄板ばね型:取付部とねじ部を一枚の薄板ばねで持ちます。例はオチアイのねじ式スピードナットと、特殊発條興業のクリップナットです
  • クリップ型:クリップでアングルに挟み、ナットを裏側に留めておきます。例は篠原電機のクリップ・ナット KN-6A と KN-10B ⁠⁠です
  • ゆるみ止め付き型:クリップ金具にゆるみ止めナットを組み合わせます。例は冨士精密の CLIP U-NUT と、ケー・エフ・シーのゆるみ止めクリップKナットです

ねじ径の範囲

  • 冨士精密の CLIP U-NUT は、M6〜M16 ⁠⁠⁠です
  • ケー・エフ・シーのゆるみ止めクリップKナットは、寸法表に M16 まで載っています
  • 篠原電機のクリップ・ナットは、M10 までの型があります
  • オチアイのU形は、M6 までの型があります

板厚とつかみ幅の見方

  • 挟める厚さは品番ごとに決まっています。板厚と穴の位置を先に測ります
  • 冨士精密の CU08-035-0220 は、挟み込み厚さが3.5mm、取付部材の標準厚が3.2mmです
  • ケー・エフ・シーの 10BA38023 は、取付物の最適な厚さが1.5〜2.0mmです
  • オチアイのワイドレンジ形は、M4 の型で0.7〜2.5mmと0.9〜2.8mmの範囲があります

ゆるみ止めが必要な所

  • ケー・エフ・シーのKナットは、NAS3350・3354 に準じた試験に適合しています
  • 冨士精密の CLIP U-NUT は、ナットにフリクションリングが入っています
  • 薄板ばね型は比較的軽い締付けに向きます。強く締める所や振動のある所では、ゆるみ止め付き型を確かめます

材質と値段

  • 篠原電機は、鋼板に電気亜鉛めっき三価クロメート処理です
  • 冨士精密は SUS304 と SS400 があり、SS400 は溶融亜鉛めっきです
  • ケー・エフ・シーのステンレス製品は、焼付を防ぐフッ素コーティングがあります
  • 値段を公式に出しているのは篠原電機で、KN-6A は50個入5,660円(税込)、KN-10B は25個入5,800円(税込)⁠で⁠⁠⁠⁠す
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