口コミを書く
GUIDE / CAP-NUT

袋ナット(キャップナット)⁠と⁠は⁠?種類の違い、JIS B 1183の3形、寸法・材質・ゆるみ止め・樹脂の袋ナットの選び方

ボルトの先端を覆う袋ナット(キャップナット)の、種類の違い、JIS B 1183の3形2種、二面幅と高さ、鉄・ステンレス・チタン・樹脂の材質、ゆるみ止め付きの品、締め方とボルトの長さを、袋ナットを作るメーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

袋ナットは、ボルトの先端をキャップで覆う、片側が閉じたナットです。キャップナットとも呼びます。規格はJIS B 1183で、一般にキャップナットといえば3形2種を指します。選ぶときは「ねじの呼び」「材質」「ゆるみ止めの有無」の3つを先に決めます。

袋ナットとは

袋ナットは、ボルトの先端をキャップで覆う、片側が閉じたナットです。ねじ穴が貫通していないので、ボルトの先端に触れてけがをしません。見た目も整うので、化粧ナットとしても使います。建築物の金物、遊具やフェンス、自動車や旅客機のシートまわりで使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作る袋ナットを、寸法表のある品はM10かM12の品番で、寸法表の無い品はシリーズで載せています。先端が貫通する六角ナット、キャップの無いゆるみ止めナットは、それぞれ別の比較で扱っています。

袋ナットとキャップナットの違い

  • 袋ナットとキャップナットは、同じものです
  • 規格はJIS B 1183で、一般にキャップナットといえば3形2種を指します
  • 3形は、六角ナットの片側にキャップを溶接した形です。第一工業は、キャップを主にプロジェクション溶接で付けています

種類

  • 金属の袋ナットは、六角ナットにキャップを付けた形です。第一工業のSSキャップナットや、紀州ファスナーの袋ナットがこれです
  • 座面にフランジが付いた形もあります。紀州ファスナーのフランジ付袋ナットは、M12でフランジ径24mmです
  • ゆるみ止め付きの袋ナットは、ナイロンリングのゆるみ止めナットにキャップを付けた形です。ロックファスナーが、ナイロンのキャップとステンレスのキャップの2つを作っています
  • 樹脂の袋ナットは、プラスチックで作ります。丸ヱム製作所のJOY袋ナットには、全部が樹脂の品と、金属ナットを埋めた品があります

寸法とサイズ

  • 寸法は、ねじの呼びと品で決まります
  • 紀州ファスナーの袋ナットは、M10で二面幅14・17mm、高さ15.5mmです。寸法表はM3からM24まで公開しています
  • 丸ヱム製作所のJOY袋ナット(オール樹脂品)は、M10で二面幅17mm、高さ15.5mmです
  • 大きいほうは、第一工業のSSキャップナットがM36まで作ります
  • 袋ナットはねじ穴が貫通していないので、ボルトが長すぎるとキャップに当たって締まりません。JOY袋ナット(オール樹脂品)M10の最大ねじ込み長さは11.5mmです

材質と表面処理

  • 鉄の袋ナットは、紀州ファスナーがSWCH10相当で作ります
  • 第一工業のSSキャップナットは、鉄・ステンレス・チタンから選べます。表面処理は三価クロメートや亜鉛ニッケル合金めっきです
  • ロックファスナーのナイロンキャップナットとロックキャップナットは、ステンレス鋼で作ります
  • 丸ヱム製作所のJOY袋ナットの標準色はライトベージュで、ほかの色は別注で作ります

ゆるみ止めと強さ

  • ロックファスナーの2製品は、ナイロンリングでゆるみを止め、反復使用5回保証です。ナイロンリングは-40℃から120℃で使えます
  • 丸ヱム製作所のJOY袋ナット(オール樹脂品)M10は、空転トルク19.6N・m、ねじ部破壊引張荷重10.79kNです
  • 金属ナットを埋めたJOY袋ナットのM10は、樹脂破壊荷重16.34kNで、ゆるみ止めの機能も付きます

締め方

  • 金属の袋ナットは、スパナやレンチで二面をつかんで締めます
  • JOY袋ナットは、スパナで回すと樹脂の六角が変形するので、二面幅に合う六角ソケットで締めます
  • 第一工業のUFOキャップナットは、狭い所でもドライバーで締められます

値段

  • このページの製品は、どれもメーカーの公式サイトに値段を出していません
  • ねじの呼び・材質・表面処理・数量を伝えて見積もりを取ります
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉