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GUIDE / CABLE-CARRIER

ケーブルベア(ケーブルキャリア)⁠と⁠は⁠?種類(樹脂オープン・カバー・鋼製)の違いと、屈曲半径・内寸・価格の選び方

工作機械・搬送装置の可動部でケーブルやホースを守るケーブルベア(ケーブルキャリア)の種類の違い、屈曲半径と内寸の見方、公開されている価格、取り付けの注意をまとめました。

2026年11月7日更新

この記事の答え

ケーブルベアは、装置の可動部でケーブルやホースを支持・案内して、摩耗や切断から守る機械要素です。ケーブルキャリアとも呼びます。作りと使う場所で、樹脂オープン形、カバー形、鋼製・チェーン形、ユニット引き出し用に分かれます。先に決めるのは「線の太さ」「屈曲半径」「使う場所」の3つです。

ケーブルベアとは

ケーブルベアは、装置の動く部分についていき、電源や信号のケーブル、チューブ、ホースを決まった軌道で案内する部品です。動きに任せて線を垂らすと擦れて切れるので、U字に曲がる部品の中を通します。

「ケーブルベア」「ケーブルベヤ」は椿本チエインまたはグループ会社の商標です。一般にはケーブルキャリアと呼び、イグスはエナジーチェーン、日本ピスコはプラレールチェーン、コガネイはプラチェーンダクト、オリエンタルチエン工業はケーブルチェーンと呼びます。

比較ページには、メーカーが公式に案内するケーブルベアを、各社の代表の型式の単位で載せています。中を通すロボットケーブルは、別の比較で扱います。

4つの種類

  • 樹脂オープン形:軽くて扱いやすく、線の足し引きが早く済みます。例は椿本チエインの TKP45H25、イグスの E2.21.015.035.0、日本ピスコの HPU204、コガネイの PU204 ⁠⁠⁠です
  • カバー形:周りを覆い、粉塵やチリを入りにくくします。例は日本ピスコの HPO204、コガネイの PO204 ⁠⁠⁠です
  • 鋼製・チェーン形:金属のリンクやチェーンで組みます。例は椿本チエインの TK095、オリエンタルチエン工業の N-KCS形です
  • ユニット引き出し用:スライドレールで引き出すユニットの配線を守ります。例はスガツネ工業の E-CC-380 ⁠⁠です

線の太さから見る

  • 椿本チエインの TK095 は、外径46mmまで入ります
  • 椿本チエインの TKP45H25 は、外径22mmまで入ります
  • イグスの E2.21.015.035.0 は、外径18mmまで入ります
  • 日本ピスコの HPU204 は外径11mmまで、HPO204 は外径10mmまで入ります
  • コガネイの取扱説明書は、ケーブルとチューブの断面積の和をダクト断面積の60%以下にするよう書いています

屈曲半径の見方

  • 中のケーブルが許す曲げ半径より、小さい半径を選ばないようにします
  • イグスの E2.21.015.035.0 は、35mmです
  • 日本ピスコの HPU204 と HPO204、コガネイの PU204 と PO204 は、38mmと50mmです
  • 椿本チエインの TKP45H25-30W38R50 は50mm、TK095 は125mmから300mmまであります

速度と距離

  • 日本ピスコの HPU204 は、移動速度2.5m/sまで、ストローク1.9mまでです
  • 日本ピスコの HPO204 は、移動速度2.5m/sまで、ストローク1.4mまでです
  • 椿本チエインの TKQ形は、最大移動速度600m/min、最大加速度4Gです
  • 椿本チエインの TKHP-R形は、最大1500mの移動ストロークに使えます

粉塵とクリーンルーム

  • 粉塵の多い場所は、HPO204 や PO204 のようなフルカバーを見ます
  • 椿本チエインのクリーンベヤは、清浄度ISOクラス1です
  • 椿本チエインの TKQ形は、ピンとピン穴の摺動をなくして発塵を抑えています

価格

  • イグスの E2.21.015.035.0 は、1リンク253円(税込)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • スガツネ工業の E-CC-380 は、1本10,670円(税込)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • ほかの製品は公式ページの文字から値段を確かめられなかったので、メーカーか販売店に形番と長さを伝えて聞きます

取り付けの注意

  • 椿本チエインは、総高さで設置すると無理な力がかかり寿命が縮むので、設置高さで設計するよう書いています
  • コガネイは、酸・アルカリの雰囲気内と熱湯の中を避けるよう書いています
  • オリエンタルチエン工業の KC形は屈曲部に開口部があるので、安全カバーを付けます
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