口コミを書く
GUIDE / BUTTON-DIE

ボタンダイとは?プレス金型のボタンダイ(ダイボタン)の種類(鋼・超硬・特注)と、材質・硬さ・カス上がり対策の選び方

プレス金型でパンチを受けるボタンダイの種類、ヘッド付とストレートの違い、SKD11相当・粉末ハイス・超硬の硬さ、カス上がり対策、圧入の注意を、メーカーの公式資料でまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

ボタンダイは、プレス金型でパンチを受けて板を抜く側の刃になる部品です。ダイボタンとも呼びます。品番で買う鋼の標準品、超硬、形を指定して作る特注の3つに分かれます。材質と硬さ、抜く穴の形、カス上がりの有無で選びます。

ボタンダイとは

ボタンダイは、プレス金型の下型に入れて、パンチを受けて板を抜く刃になる部品です。壊れやすい切れ刃の部分だけを替えられるので、スペアを置いておけば、破損したときに型を止める時間を短くできます。

比較ページには、日本の会社が自社で作るか自社ブランドで売るボタンダイを載せています。金型一式と超硬のパンチは、それぞれ別のページに分けています。

3つの種類

  • 鋼の標準品は、コードで選んで買います。例はパンチ工業のアンギュラボタンダイ AHD ⁠⁠⁠です
  • 超硬は、超硬合金で作ります。例はパンチ工業の超硬アンギュラボタンダイ WAHD と、マツダの超硬ダイです
  • 特注・形状指定は、刃先の形や全長を指定して作ります。例はマツダのダイボタン、共和放電の刃先異形状ダイボタン、ファインテックの形状付きボタンダイ、ハルツのカス上がり対策ボタンダイです

材質と硬さ

  • パンチ工業のSKD11相当は、60〜63HRCです
  • パンチ工業のSKH40は粉末ハイス鋼で、64〜67HRCです
  • パンチ工業の超硬は、V40が87〜88HRA、超微粒子が90〜92HRAです
  • 共和放電の刃先異形状ダイボタンは、SKD11で60〜62HRCです
  • HRCとHRAは単位が別なので、数字をそのまま比べません

ヘッド付とストレート

  • パンチ工業のヘッド付のアンギュラは、外径3〜25mm、全長8〜35mmです
  • パンチ工業のストレートのアンギュラは、外径3〜25mm、全長8〜40mmです
  • パンチ工業の超硬のヘッド付のアンギュラは、外径2〜25mm、全長10〜35mmです

カス上がりの対策

  • パンチ工業は、傾斜溝を付けたかす上がり防止対策の型を、鋼と超硬の両方で出しています
  • ハルツは、自社で特許を取ったカス上がり対策ボタンダイを売っています

形を指定して作るとき

  • 共和放電は、丸ブランクの刃先をワイヤ加工で異形に仕上げます。全長、刃先長、回り止め、逃がし形状も指定できます
  • ファインテックは、任意のサイズを1個から作ります。1つに複数の穴をあける集合ボタンダイも作ります
  • マツダは、丸形状、異形状、ヘッド付、ストレートを作ります

圧入の注意

  • つばの外周を叩かず、力はつばの中心付近に加えます
  • 工具は銅ハンマーや銅丸棒など、当たりの弱いものを使います
  • 強い力で一度に入れず、弱めの力で少しずつ入れます
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉