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GUIDE / BALL-ROLLER

ボールローラーとは?ボールトランスファーの種類(上向き・下向き・ばね入り)と、許容荷重・取付・価格の選び方

コンベヤや作業台、台車、金型の交換台で重い物をどの向きにも動かすボールローラー(ボールトランスファー・ボールキャスター)の3つの種類、許容荷重の見方と並べる数、下向きで使うときの床、ばね入りの型を使う段取り、材質とシール、価格を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

ボールローラーは、重い物をどの向きにも動かすための、ボールの付いた部品です。ボールトランスファー・ボールキャスターとも呼びます。使う向きと仕組みで、台やコンベヤに並べる上向き型、台車の下に付ける下向き型、ばねで沈むばね入り型に分かれます。選ぶときは「上向きか下向きか」「1個にかかる重さ」「付け方」の3つを先に決めます。

ボールローラーとは

ボールローラーは、大きなメインボールを、中の小さなサブボールで受けて転がす部品です。コンベヤの合流や分岐、作業台、金型の交換台に並べると、載せた物を手で押してどの向きにも動かせます。

呼び名はメーカーで違います。タカイコーポレーションはボールローラ、タキゲン製造はボールキャスター、井口機工製作所はボールトランスファーと呼び、フリーベアはフリーベアコーポレーションの登録商標です。

比較ページには、日本の会社が自社で作るボールローラーを、型式の単位で載せています。ボールローラーを並べたテーブルやユニット、車輪のキャスター、コンベヤのローラは載せていません。

3つの種類

  • 上向き型:ボールを上に向けて、台やコンベヤの面に並べます。例はフリーベアの C-12H、タカイコーポレーションの BRHB と BRSF、タキゲン製造の K-143-19 ⁠⁠です
  • 下向き型:ボールを下に向けて、台車や機械の下に付けます。例はフリーベアの C-6D、イグチベアーの IK-38 ⁠⁠です
  • ばね入り型:中のばねで、荷重がかかるとボールが沈みます。例はイグチベアーの IS-25B ⁠⁠です

許容荷重の見方と並べる数

  • 許容荷重は1個あたりの値です。載せる物の重さを、その物の下に同時に当たるボールの数で割って、許容荷重に収めます
  • フリーベア C-12H の許容荷重は200kgで、最大荷重は400kgです
  • イグチベアー IK-38 の使用荷重は、250kgfです
  • タカイコーポレーションの BRHB は、1.6〜412Nの小形の型です
  • 底が平らでない物は当たるボールが減るので、多めに並べるか、ばね入り型を使います
  • フリーベアコーポレーションは、搬送物1つの重さを1000kg以下にするよう書いています

下向き型を台車に使うとき

  • 下向き型は、キャスターと違って切り返さずに直角に向きを変えられます
  • イグチベアーの IK 型はボールが硬いので、アスファルトやカーペット、段差のある床には向きません
  • フリーベアの C-6D は、下向きで使うための受け皿構造です

ばね入り型と金型の段取り

  • ばね入り型は、いびつな物でも各ボールが荷重を均等に受けます
  • イグチベアー IS-25B は、180kgfでばねが縮み始め、2mm沈みます。プレス機や成形機の金型の段取りに使われます
  • 圧縮空気でボールを一斉に上げるエアー浮上式のユニットもあります

材質とシール

  • ステンレスは錆びにくく、樹脂は搬送面に傷をつけにくいです
  • SUS440C のボールは、素手で触ると錆の原因になるので手袋で扱います
  • ゴミや粉じんが多い所では、樹脂カバーやシール付きの型を選びます。イグチベアー IK-38 はフェルトシール付きです
  • クリーンルームでは、井口機工製作所の ISC 型(クリーンパックが標準)や、タキゲン製造のクリーンルーム対応品を使います

値段

タキゲン製造のボールキャスター K-143-19 は、定価2,850円(税別)⁠で⁠す⁠。ほかの3社は公式に価格を出していないので、型式と数量を伝えて見積もりをとります。

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