口コミを書く 製品を比べる種類から探す・⁠⁠⁠⁠⁠⁠無料
GUIDE / YANE-GAWARA

屋根瓦とは?種類(J形・F形・S形・軽量瓦)と⁠、いぶし瓦・陶器瓦の違い、防災瓦・重さ・価格の選び方

住宅や寺社の屋根を葺く屋根瓦の4つの種類、いぶし瓦と陶器瓦(釉薬瓦)の違い、防災瓦とガイドライン工法、働き寸法と葺き枚数、重さと勾配、価格の出し方を、メーカーと業界団体の公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

屋根瓦は、粘土などを焼いて作り、屋根に重ねて葺いて雨を流す屋根材です。形で、和風の波形のJ形(和形)、平らな板状のF形(平板)、大きく波打つ洋風のS形に分かれ、ほかにセメント系の軽量瓦があります。焼き方では、いぶし瓦と釉薬瓦(陶器瓦)に分かれます。選ぶときは「家の見た目に合う形」「屋根の勾配」「防災瓦の留め方」の3つを先に決めます。

屋根瓦とは

屋根瓦は、屋根に重ねて葺き、雨を流して家を守る屋根材です。粘土を形にして高温で焼いた粘土瓦が中心で、愛知県陶器瓦工業組合は、形でJ形・F形・S形などに、焼き方でいぶし瓦・釉薬瓦などに分けています。

比較ページには、日本の会社が自社で作る屋根瓦の桟瓦を、各社の代表の品の単位で載せています。役瓦だけの品、化粧スレートや金属屋根、屋根材の下に張るアスファルトルーフィングは載せていません。

4つの種類

  • J形(和形)は⁠、本葺きの平瓦と丸瓦を1枚にまとめた波形の瓦です。栄四郎瓦の和形銀いぶし瓦 53A、マルスギの和形防災、瓦百景のBSルーフ 53Aがあります
  • F形(平板)は⁠、平らな板の形の瓦です。鶴弥のスーパートライ110 タイプI、栄四郎瓦のプラウドプレイン、マルスギのイーグルエクサマックス、新東のCERAM-F1があります
  • S形は、スパニッシュ瓦の上丸瓦と下丸瓦を1枚にまとめた、大きく波打つ洋風の瓦です。新東のCERAM-21、瓦百景のニューセラECOがあります
  • 軽量瓦は、セメントに樹脂の繊維を混ぜて軽く作った瓦です。ケイミューのROOGA 雅があります

いぶし瓦と陶器瓦の違い

  • いぶし瓦は、焼く最後にいぶして、表面に炭素の膜を作った銀色の瓦です。和風の家や寺社に近い屋根に使います
  • 陶器瓦(釉薬瓦)は⁠、表面に釉薬をかけて焼いた瓦で、色が多くそろいます。愛知県陶器瓦工業組合によると、釉薬を塗った三州瓦は1130℃の高温で焼きしめます
  • 粘土瓦の品質はJIS A 5208で決まっていて、吸水率は12%以下です

防災瓦とガイドライン工法

  • 防災瓦は、瓦同士を噛み合わせて、強風や地震によるズレと浮きを抑える瓦です
  • マルスギの和形防災は、切込み部のツメを押さえ込んで噛み合わせます
  • 鶴弥のスーパートライ110は、下の瓦のハイパーアームが上の瓦のアンダーロックを押さえます。7形釘やクリップを足す耐風工法より手間が少なくなります
  • 瓦百景のBSルーフ 53Aは、瓦同士の合体構造で浮きを、裏面の安定駒でズレを抑えます
  • 瓦屋根標準設計・施工ガイドラインは2001年8月に出ました。F形は防災機能を持つ桟瓦を全数緊結します
  • 新築の住宅は、2022年1月から瓦の留付けの基準が強くなりました

働き寸法と葺き枚数

  • 働き長さは、瓦を重ねたときに表に出る長さで、横桟木の間隔のことです
  • F形は1m²に12枚の品が多く、鶴弥のスーパートライ110 タイプIは12枚、坪あたり40枚です
  • J形の53Aは1m²に16枚、坪あたり53枚です
  • 新東のS形のCERAM-21は、1m²に14.6枚です
  • 枚数は、屋根の面積に葺き枚数をかけて出します。割付は現物で寸法を確かめてから決めます

重さと勾配

  • 表の粘土瓦は1枚2.6〜3.7kgで、1m²あたり41.3〜45kgです
  • 軽量瓦のケイミューのROOGA 雅は、1枚約3.4kg、3.3m²あたり約68kgです。屋根を軽くすると、地震のときの揺れと建物への負担を小さくできると、ケイミューは案内しています
  • 緩い勾配に使えるのは、マルスギのイーグルエクサマックス(2.0寸から)、ケイミューのROOGA 雅(2.5寸から)、瓦百景のBSルーフ 53A(3.0寸から)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 使える勾配と流れ長さは製品ごとに違うので、メーカーの施工要領書で確かめます

価格の出し方

  • 瓦だけの値段を出しているのはケイミューのROOGA 雅で、希望小売価格は22,660円/坪(税込)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 鶴弥は本体工事の設計価格を出していて、スーパートライ110 タイプIは11,900円/m²からです
  • 栄四郎瓦は施工込みの標準設計価格を出していて、和形銀いぶし瓦は23,800円/m²、プラウドプレインは20,000円/m²(どちらも税抜)⁠で⁠す⁠。標準勾配4寸〜5寸、100m²を想定した値です
  • ほかの製品は値段を出していないので、屋根の面積と形を伝えて見積もりを取ります
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉