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GUIDE / WATER-STORAGE-TANK

貯水槽(受水槽)⁠と⁠は⁠?FRPパネル組立式・FRP一体型・ステンレス製・鋼板製の違いと、耐震・容量・清掃の決まりから見る選び方

工場・ビル・学校などで水道水や井水をためて給水する貯水槽(受水槽・高置水槽)の4つの種類、FRPとステンレスと鋼板の違い、耐震の選び方、小さな受水槽の容量、10m³を超える簡易専用水道の清掃・検査の決まりを、メーカーの公式資料と文京区の案内をもとにまとめました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

貯水槽(受水槽)は⁠、水道水などをいったんためてから建物へ送る水槽です。屋上に置くものは高置水槽(高架水槽)と呼びます。材質と作り方で、FRPパネル組立式・FRP一体型・ステンレス製・鋼板製一体型に分かれます。選ぶときは「どれくらいためるか(容量と置き場)」「耐震をどの段階にするか」「保温や水温の条件」の3つを先に決めます。

貯水槽(受水槽)⁠と⁠⁠⁠⁠は

貯水槽は、水道水や井水をためておき、ポンプなどで建物の中へ送る水槽です。地上や地下に置くものを受水槽、屋上に置くものを高置水槽(高架水槽)と呼びます。工場・ビル・学校・集合住宅など、水を多く使う建物に置きます。

比較ページには、日本の会社が自社で作る給水用の貯水槽を載せています。防火水槽・耐震性貯水槽、雨水貯留槽、薬液用のタンク、設置の工事だけのものは載せていません。

4つの種類

  • FRPパネル組立式は、FRPのパネルを現場でボルトで組みます。三菱ケミカルインフラテックのヒシタンク Gパネル型、HI TANKのHP型、琉球設備工業のRG型がこの型です
  • FRP一体型は、工場でFRPを一体に成形した定形のタンクです。HI TANKのNGT型、ナック・ケイ・エスのC型、地中に埋めるネポンのJK型がこの型です
  • ステンレス製は、ステンレスのパネルを組むか溶接して作ります。三菱ケミカルインフラテックのヒシタンク ステンレスパネル型、森松工業のステンレスパネルタンク、津嘉山ステンレス工業の円筒型貯水槽がこの型です
  • 鋼板製一体型は、鋼板を溶接で一体にし、内外面を樹脂で塗って錆を防ぎます。エヌ・ワイ・ケイのNYKタンクがこの型です

FRP・ステンレス・鋼板の違い

  • FRPは軽くて錆びません。光を通すと中で藻が育つので、HI TANKや三菱ケミカルインフラテックは照度率を0.1%以下にしています
  • ステンレスは錆びにくい材質です。三菱ケミカルインフラテックのステンレスパネル型はボルトで組むので、現場で溶接や火を使いません
  • 鋼板製は光を通しません。エヌ・ワイ・ケイは、内外面にエポキシ樹脂を焼き付け、膜厚は内面0.4mm以上、外面0.2mm以上にしています

耐震の選び方

  • 三菱ケミカルインフラテックのヒシタンクは、設計水平震度KH=1.0・1.5・2.0から選べます
  • ナック・ケイ・エスのC型は、設計震度2/3G・1.0G・1.5Gから選べます
  • エヌ・ワイ・ケイは、建築設備耐震設計・施工指針などに基づいて1台ずつ設計します
  • 地震のときに水を残すなら、受水槽に緊急遮断弁を付けるシステムもあります

容量と大きさ

  • パネル組立式は大きさを細かく決められます。HI TANKのHP型は0.5m単位で最大高さ4.0m、琉球設備工業のRG型は1m³から作れます
  • 小さな受水槽なら、HI TANKのNGT型は呼称容量0.5tから3.0t、津嘉山ステンレス工業のTS-10Hは全容量1,007Lです
  • 地中に埋めるネポンのJK型は、360Lから1,870Lまでです
  • 値段を公式に出している製品はありません。容量・寸法・耐震・保温の条件を伝えて見積もりを取ります

水温と保温

  • 標準の受水槽は常温用で、三菱ケミカルインフラテックは30℃以下、HI TANKは20±15℃、ナック・ケイ・エスのC型は40℃以下です
  • 保温したい所は、保温材を挟んだ複合板の型を選びます。HI TANKのHPS型は熱貫流率2.8W/㎡Kです
  • 熱湯や温泉をためるなら、ナック・ケイ・エスの80K・80KS型(80℃以下)のような耐熱の型にします

清掃と検査の決まり

  • 受水槽の有効容量の合計が10m³を超えるものは簡易専用水道です。文京区の案内では、清掃と登録検査機関の検査を、それぞれ1年以内ごとに1回行います
  • 受水槽の点検は月1⁠回です
  • 10m³以下は小規模貯水槽水道で、水道法の義務はありませんが、清掃は1年に1回行うよう案内されています
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