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GUIDE / SELF-LEVELING

セルフレベリング材とは?床下地を平らにするSL材の種類(セメント系・速硬型・せっこう系・仕上げ材)と、塗り厚・硬化の速さ・価格の選び方

床の仕上げの前にコンクリートの床を平らにするセルフレベリング材(SL材)の4つの種類、セメント系と石こう系の違い、速硬型の軽歩行までの時間、塗り厚、1袋で流せる面積、塗り床の下地に使えるか、価格を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

セルフレベリング材は、床に流すだけで平らな下地をつくる材料です。SL材とも呼びます。材料と固まる速さで、セメント系の標準型・速硬型、せっこう系、流したまま仕上げにする仕上げ材に分かれます。選ぶときは「仕上げは張物か塗り床か」「何mm流すか」「いつ歩きたいか」の3つを先に決めます。

セルフレベリング材とは

セルフレベリング材は、コンクリートの床に流して、トンボやコテで軽くならすだけで水平な面をつくる材料です。長尺シートやフローリングを張る前の床下地に使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作るセルフレベリング材を、各社の代表の型の単位で載せています。無収縮モルタル、コンクリートの補修材、住宅の基礎の天端だけに流すレベラーは載せていません。

4つの種類

  • セメント系(標準型)は、セメントを主にした標準のSL材です。例は太平洋マテリアルの太平洋SL、日本化成のNSニューハイレベラー、二瀬窯業のSLフロアー、トーヨーマテランの床用レベラーです
  • セメント系(速硬型)は、早く歩けるようにした型です。例はMUマテックスの床レベラーGとタフレベラーGプラス、トクヤマエムテックのフローレベラーSです
  • せっこう系は、せっこうを主にした型です。例は吉野石膏のSLプラスターです
  • 仕上げ材は、流したまま色のある床に仕上げる型です。例は東京福幸のカラーフロアです

セメント系と石こう系の違い

  • セメント系は、硬化後の耐水性・耐火性・硬度に優れます。水に濡れる床はセメント系にします
  • 石こう系のSLプラスターは、流れのよさ・速硬性・無収縮を特長に挙げています
  • 吉野石膏のタイガーニューSLは、ローリー車で粉を運び、現場の水で練って流します

塗り厚

  • SLフロアーは、5〜20mmで流します。5mm未満だと平らにならない恐れがあります
  • フローレベラーSは、5〜30mmです
  • 床レベラーGとSLプラスターは、厚めの50mmまで流せます
  • 太平洋SLの標準の塗り厚は、10〜15mmです

硬化の速さ

  • タフレベラーGプラスは、標準期に施工後2時間で軽歩行できます
  • 床レベラーGとフローレベラーSは、施工後約4時間で軽歩行できます
  • NSニューハイレベラーは、20℃なら施工の翌日に軽歩行できます
  • 床用レベラーは、常温で7日以上、冬季は14日以上養生します

仕上げとの組み合わせ

  • 太平洋SLと床レベラーGは、塗り床の下地には使えません
  • タフレベラーGプラスは、張物にも塗り床にも使え、フォークリフトが走る床の下地にも向きます
  • 床レベラーGは、養生3日以上、冬期は7日以上とり、表面水分が8%以下になってから仕上げ材を張ります

価格と量

  • 25kg袋で、10mm厚なら1袋で約1.5㎡流せます
  • 公表価格・設計価格は、太平洋SLが3,500円/袋、床レベラーGが4,200円/袋、NSニューハイレベラーが4,900円(税抜)、SLフロアーが5,800円、タフレベラーGプラスが7,700円/袋です
  • 床レベラーGは製造日から2ヶ月以内、SLフロアーは製造後約4ヶ月以内に使います

施工の注意

  • 気温5℃未満では、プライマーもSL材も施工しません
  • 下地のコンクリートは、打設後1ヶ月以上養生して乾かします
  • 練り混ぜてから15分以内に流し込み、ならします
  • 勾配のある床には流せません
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