口コミを書く 製品を比べる種類から探す・⁠⁠⁠⁠⁠⁠無料
GUIDE / FLOOR-TILE

フロアタイルとは?複層・コンポジション・置敷きの違い、厚み・価格・貼り方の選び方

店舗・事務所・施設の床に貼るフロアタイル(ビニル床タイル・塩ビタイル)の3つの種類、厚みと大きさの見方、置くだけで敷ける置敷きタイルのデメリット、帯電防止・ワックス・床暖房・接着剤の注意を、メーカーの公式資料と施工要領書をもとにまとめました。

2026年10月23日更新

この記事の答え

フロアタイルは、塩ビ(ビニル)でできた板状の床材を、1枚ずつ床に並べて貼る床タイルです。種類は、印刷の柄に透明の層をかぶせた複層ビニル床タイル(LVT)、中まで同じ材料のコンポジションビニル床タイル、OAフロアの上に敷く置敷きビニル床タイルの3つです。選ぶときは「床の下地(モルタルかOAフロアか)⁠」「手入れ(ワックスをかけるか)」「1m²あたりの値段」の3つを先に決めます。

フロアタイルとは

フロアタイルは、ビニル床タイル・塩ビタイルとも呼ぶ板状の床材です。1枚ずつ床に並べて貼るので、店舗・事務所・学校・病院など、いろいろな施設の床で使います。

サンゲツの施工要領書では、フロアタイルはバインダーの量で、単層または複層のビニル床タイルと、コンポジションビニル床タイルに分けています。置敷きで敷くタイルも、厚みで置敷きビニル床タイルと薄型置敷きビニル床タイルに分けています。

比較ページには、業務用のフロアタイルを各社の代表の製品で載せています。タイルカーペット、長尺の床シート、磁器・セラミックタイル、家庭のDIY用だけの品は載せていません。

3つの種類

  • 複層ビニル床タイル(LVT):印刷フィルムとエンボスで木目や石目の柄を出し、上に透明の層をかぶせます。東リのロイヤルストーンは表層の透明ビニル層が0.3mm、サンゲツのKT2029は表面のクリア層が0.2mm、シンコールのRS-3262はトップ層のクリアーが0.3mmです。表の品は厚さ2.5〜3mmです
  • コンポジションビニル床タイル:炭酸カルシウムを主な材料にした単層構造のタイルです。東リのマチコV(厚さ2mm・303mm角)と⁠、田島ルーフィングのPタイル classic(厚さ2.0mm・304.8mm角⁠)を載せています。Pタイル classic は表層と基材が分かれていないので、すり減っても色柄が変わりません
  • 置敷きビニル床タイル:OAフロアやモルタルの床の上に敷くタイルです。JIS A 5705 では、置敷きビニル床タイル(FOA)を厚さ4mm以上としています。田島ルーフィングのレイフラットタイル ノーワックス(厚さ5.0mm・500mm角)と、サンゲツのOT5309(厚さ5mm)を載せています

置くだけ(置敷き)のメリットとデメリット

東リは、置敷きタイルはタイルの厚みでOAフロアのパネルの段差や目地のすきをカバーすると案内しています。配線を見るときや、汚れた所だけ張り替えるときに、タイルを上げられます。

気をつけることは次の3つです。

  • 値段が高い:表の置敷きは9,200〜9,800円/m²で、複層(4,600〜6,100円/m²⁠)⁠の倍ほど
  • 液体が目地から垂れる:田島ルーフィングは、二重床の上で多量の液体をこぼすと目地から垂れ、配線やコネクタに障ることがあると注意しています
  • 接着剤をまったく使わないわけではない:サンゲツのOT5309は、モルタルの床でもOAフロアでも、はがせるピールアップ工法の接着剤を使います

帯電防止とワックス

東リの資料では、一般のビニル床タイルの人体帯電圧は3.0kV超で、帯電防止の置敷きタイル(ルースレイ50NW-EX)は0.3kVです。東リは、体積電気抵抗値が1×10の10乗Ω未満のものを帯電防止製品としています。サーバー室やOA機器の多い事務所では、帯電防止の品を選びます。

手入れは、品によって違います。Pタイル classic は、定期的なワックス塗布とポリッシャー洗浄をするよう田島ルーフィングが案内しています。サンゲツのKT2029・OT5309と、レイフラットタイル ノーワックスは、ワックスをかけずに見た目を保てる品です。

貼るときの注意

  • 接着剤:モルタルの床では、コンポジションタイルはゴム系ラテックス形、複層ビニル床タイルはアクリル樹脂系エマルション形の接着剤を使います(サンゲツの施工要領書)
  • 割り付け:壁際に、タイルの半分以下の細かい端物が来ないようにします。部屋の中心に基準線を引いて、左右対称に割り付けます
  • 温度:ビニルは高温に弱く、複層ビニル床タイルは温度で大きさが変わりやすい素材です。直射日光の当たる場所や床暖房の上には、耐熱工法で貼ります。Pタイル classic は、5〜15℃以下では低温時工法をすすめています
  • ヘリンボーン:縦と長さが倍数になっているタイルだけが貼れます

値段

7製品とも値段を公開していました(施工費は別)。

  • コンポジション:マチコV 1,900円/m²(税抜)、Pタイル classic 2,100円/m²
  • 複層:シンコール RS-3262 4,600円/m²、東リ ロイヤルストーン 4,800円/m²、サンゲツ KT2029 6,100円/m²(どれも税別)
  • 置敷き:サンゲツ OT5309 9,200円/m²(税別)、レイフラットタイル ノーワックス 9,800円/m²

施工の単価は、床の面積と下地の状態を伝えて、施工会社から見積もりを取ります。

比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉