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GUIDE / CONCRETE-HOSHUZAI

コンクリート補修材とは?断面修復材・ひび割れ注入材・表面保護材・はく落防止材の種類と違い、塗り厚・強度・価格の選び方

橋・トンネル・建物・水路のコンクリートの欠け・ひび割れ・はく落を直すコンクリート補修材の4つの種類、断面修復材の塗り厚と強度、ひび割れ注入材の粘度、表面含浸材と表面被覆材の違い、施工できる気温と値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

コンクリート補修材は、傷んだコンクリートの欠けやひび割れを、埋めたり覆ったりして直す材料です。直し方で、欠けを埋める断面修復材・ひび割れに樹脂を入れる注入材・表面に塗る表面保護材・コンクリート片の落下を防ぐはく落防止材に分かれます。選ぶときは「傷みが欠けか割れか表面か」「1回で何mm塗りたいか」「いつ・どこで施工するか」の3つを先に決めます。

コンクリート補修材とは

コンクリート補修材は、鉄筋のさびで欠けた所、細いひび割れ、塩害や中性化で傷んだ表面を、建て替えずに部分で直すための材料です。橋やトンネルの維持管理から、建物の外壁や水路の補修まで使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作るか、自社ブランドとして売る補修材を、各社の代表の品番の単位で載せています。すき間を埋める無収縮モルタル、目地のシーリング材、施工だけのサービスは載せていません。

4つの種類

  • 断面修復材は、はつり取った欠損部にポリマーセメントモルタルを塗るか吹き付けて、元の形に戻します。例は太平洋マテリアルのNEXSUS-Super-、MUマテックスのU-リペアライト、日本化成のNSドカモルハードQ、住友大阪セメントのNEWリフレモルセット、デンカのRIS321エース、シーカ・ジャパンのシーカエマコ S 990です
  • ひび割れ注入材は、ひび割れの中にエポキシ樹脂を入れてふさぎます。例はショーボンドのBLグラウトと、コニシのE2601です
  • 表面保護材は、表面に塗って水や塩化物イオンが入るのを抑えます。染み込む含浸材が住友大阪セメントのリフレパセットD70、膜で覆う被覆材がMUマテックスのU-レジストPです
  • はく落防止材は、樹脂とネットで表面を押さえ、コンクリート片が落ちるのを防ぎます。例はコニシのKEEPメンテ VM-3です

断面修復材の塗り厚と強度

  • 日本化成のNSドカモルハードQは、1回で厚さ5〜60mmまで塗れます
  • デンカのRIS321エースは、1回に10〜20mm程度の厚さで塗る部分補修向けです
  • シーカエマコ S 990は、天井面で20mm、垂直面で40mmまで1回で付けられ、吹付けにも使えます
  • 圧縮強度は、シーカエマコ S 990が材齢28日で48.0N/mm²、NEWリフレモルセットが34.8N/mm²です
  • 天井面には、軽量のU-リペアライトやNEWリフレモルセットが塗りやすくなっています

ひび割れ注入材の選び方

  • 細いひび割れには、粘度の低い注入材を使います。BLグラウトの粘度は、20℃で300〜700mPa・sです
  • BLグラウトの可使時間は、20℃で30分以上です
  • コニシのE2601は、低粘度の硬質形で、国土交通省とNEXCOの注入材1種に当たります。ゴムの圧力で低圧・低速で入れるシリンダー工法に使います

施工の前に決めること

  • 傷んだ所をはつり取り、さびた鉄筋はさびを落として防錆処理をしてから埋めます
  • 施工できる気温は、NEWリフレモルセットが5〜40℃、KEEPメンテ VM-3が-5〜40℃です
  • 練ってから使える時間は、NEWリフレモルセットが30〜60分、シーカエマコ S 990が20℃で約60分です。一度に練る量を、この時間で使い切れる分に決めます

値段

  • 公表価格では、NEXSUS-Super-が25kg袋で7,125円、U-リペアライトが15kg袋で5,800円、RIS321エースが250円/kg、U-レジストPが18kg袋で8,000円です
  • NSドカモルハードQは、20kg箱で16,900円(税抜)の設計価格です
  • このページの注入材とはく落防止材は、公式に値段が出ていません。工法ごとにメーカーへ見積もりを取ります
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