口コミを書く
GUIDE / CONCRETE-ADMIXTURE

コンクリート混和剤とは?AE減水剤・高性能AE減水剤・高性能減水剤の種類と違い、使用量・価格の選び方

生コンやコンクリート製品に加えるコンクリート混和剤(化学混和剤)の3つの種類、AE減水剤と高性能AE減水剤の違い、標準形と遅延形の使い分け、使用量と入れすぎの注意、公表価格を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月4日更新

この記事の答え

コンクリート混和剤は、生コンに少し加えて、流動性や空気量を整える化学薬品です。化学混和剤とも呼び、性能はJIS A 6204で決められています。水を減らす強さと空気の連行で、AE減水剤・高性能AE減水剤・コンクリート製品向けの高性能減水剤に分かれます。選ぶときは「どれだけ水を減らすか」「空気を入れるか」「凝結を遅らせるか」の3つを先に決めます。

コンクリート混和剤とは

コンクリート混和剤は、生コンやコンクリート製品を練るときに少しだけ加えて、単位水量・空気量・流動性・凝結の速さを整える化学薬品です。同じ強度のコンクリートを少ない水で練れるので、強度と耐久性が上がります。

比較ページには、日本の会社が自社ブランドで作るAE減水剤・高性能AE減水剤・高性能減水剤を、品番の単位で載せています。原料のグルコン酸・ナフタレン、補修材、販売店が売る他社製品は載せていません。

3つの種類

  • AE減水剤:セメントを分散させる働きと細かい空気の泡を入れる働きで、単位水量を減らします。例はフローリックS、シーカ ポゾリス78 S、チューポールEX50、ヤマソー22NEXです
  • 高性能AE減水剤:AE減水剤より大きく水を減らし、スランプロスも抑えます。例はフローリックSF500S、シーカ ビスコクリートSP 8 S、マイテイ3000S、チューポールHP-8です
  • 高性能減水剤(製品向け):空気をほとんど入れずに水を減らします。例は花王のマイテイ150で、高強度のコンクリート二次製品に使います

AE減水剤と高性能AE減水剤の違い

  • JIS A 6204の試験では、AE減水剤の減水率は10%以上、高性能AE減水剤は18%以上と決められています
  • チューポールEX50は、使う量で減水率を12〜17%の範囲で変えられ、高機能タイプのAE減水剤としても使えます
  • フローリックSF500Sは、水結合材比40%以下の高強度・高流動コンクリートにも使えます

標準形と遅延形

  • 遅延形は凝結を遅らせる型で、暑中コンクリートやマスコンクリートのコールドジョイントやひび割れを防ぎます
  • チューポールEX50にはEX50R、フローリックSF500SにはSF500R、ヤマソー22NEXには22NEXRがあります

使用量と入れすぎの注意

  • 標準の使用量は、シーカ ビスコクリートSP 8 Sがセメント質量の1.1%、マイテイ3000SとフローリックSが1.0%、チューポールEX50が粉体質量の0.25%です
  • マイテイ150の添加率は目標の強度で変わり、圧縮強度40〜60N/mm2で0.6〜1.0%、100N/mm2以上で2.4〜3.5%です
  • 混和剤の水分は単位水量の一部として計算します
  • フローリックSは、標準の使用量の3倍以上使うと凝結がかなり遅れます。使用量は試し練りで決めます

塩化物とアルカリ

  • JIS A 6204の塩化物イオン量Ⅰ種は、コンクリート1m3あたり0.02kg以下です
  • 全アルカリ量は、コンクリート1m3あたり0.3kg以下です

値段と荷姿

  • 値段を公開しているのは竹本油脂で、公表価格は高性能AE減水剤のチューポールHP-8が610円/kg、AE減水剤のチューポールEX50が800円/kgです(北海道・沖縄地区を除く)
  • ほかの会社は公開していないので、使う量と荷姿を伝えて見積もりを取ります
  • 花王のマイテイ3000Sは200kgドラム缶とローリー、マイテイ150は20kg缶・240kgドラム缶・ローリーで届きます
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉