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GUIDE / CHEMICAL-TANK

ケミカルタンク(薬品タンク)⁠と⁠は⁠?密閉円筒・開放円筒・角型の薬注タンク・FRP複合タンクの違いと、材質・容量・温度・液比重の選び方

酸・アルカリ・次亜塩素酸などの薬品をためるケミカルタンク(薬品タンク・薬液タンク)の4つの種類、ポリエチレン・塩化ビニル・フッ素樹脂の違い、補強枠と液比重・使用温度の関係、屋外に置くときの注意、容量と値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

ケミカルタンクは、酸やアルカリなどの薬品を漏らさずにためておくための樹脂のタンクです。薬品タンク・薬液タンクとも呼びます。形と材質で、密閉円筒・開放円筒・小型や角型の薬注タンク・フッ素樹脂とFRPの複合タンクに分かれます。選ぶときは「ためる薬品と濃度」「液比重と液の温度」「どれだけの量をためるか」の3つを先に決めます。

ケミカルタンクとは

ケミカルタンクは、酸・アルカリ・次亜塩素酸などの薬品を、工場・プラント・水処理施設でためておく樹脂のタンクです。金属のように錆びないので、塩酸や水酸化ナトリウムもためられます。スイコーのMCタンクは、濃硫酸・塩酸・次亜塩素酸ナトリウム・水酸化ナトリウムのタンクに使われています。

比較ページには、日本の会社が自社で作るケミカルタンクを、各社の代表の型の単位で載せています。飲み水用の貯水槽、ステンレスの撹拌タンク、持ち運ぶローリータンクやIBCコンテナは載せていません。

4つの種類

  • 密閉円筒タンクは、天板とマンホールで口を閉じた円筒の形です。例はダイライトの密閉円筒タンクA型と、スイコーのMC-5000です
  • 開放円筒タンクは、上が開いた円筒の形です。ふたはかぶせ蓋を後から選びます。例はダイライトの開放円筒タンクN型です
  • 小型・角型の薬注タンクは、定量ポンプや撹拌機を上に載せて使います。例はスイコーの薬注タンク500、トーケミのPVC-500、名東化工機のPTS-120です
  • FRP・フッ素樹脂の複合タンクは、液に触れる内面をフッ素樹脂にして、外をFRPで補強します。例は化興のPVDF複合タイプです

材質の違い

  • ポリエチレンは軽く、ダイライトの説明ではほとんどの無機薬品に使えます。ダイライトのN型1,000Lは約23kgです
  • 塩化ビニルは板で作るタンクで、トーケミは標準寸法以外の大きさも作ります
  • 化興のPVDF複合タイプは、酸とクロム酸に強い一方、アルカリには×の評価です
  • どの材質でも、ためる薬品と濃度ごとに、樹脂とパッキンの耐薬品性を確かめます

液比重・温度と補強枠

  • ダイライトのタンクは、補強枠なしなら液比重1.3g/cm3以下・-20〜40℃、補強枠付きなら1.5g/cm3以下・-20〜60℃で使います
  • スイコーのMC-5000は、補強枠付きの基本設計で内溶液比重1.6まで・60℃までです。MCタンクは3000L以上で補強枠が標準で付きます
  • 濃硫酸のように重い液には、ダイライトの濃硫酸用SA型(液比重1.85g/cm3)があります
  • トーケミのPVC-500は、標準の比重1.2以下を比重1.67まで特殊対応します
  • 化興のPVDF複合タイプは、連続で-20〜90℃まで使えます

次亜塩素酸ソーダをためるとき

  • ダイライトは、次亜塩素酸ソーダを補強枠付きでためるときは、肉厚のHA型(4,000L〜20,000L)で受けます
  • スイコーのMCタンクは、次亜塩素酸ナトリウムのタンクにも使われています

置き場所

  • ダイライトのタンクは、黒色がカーボンブラック入りで屋外にも置け、乳白色は屋内用です
  • トーケミは、ケミカルタンクを直射日光の当たらない所に置くよう案内しています
  • スイコーは、アンカーボルトをタンクより先に打たないよう案内しています

容量と値段

  • 名東化工機のPTSは30L・50L・120L、スイコーの薬注タンクは50L〜1,000Lです
  • スイコーのMCタンクはMC-300からMC-50000まで、ダイライトのA型は40,000Lまであります
  • このページの7製品は、どれも値段を公式に出していません。スイコーは、見積もりを販売店の紹介で受けています
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