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GUIDE / ZETSUEN-TEIKOUKEI

絶縁抵抗計(メガー)⁠と⁠は⁠?種類・測定電圧の選び方・絶縁抵抗値の基準・使い方

電気工事の竣工検査や設備の定期点検で使う業務用の絶縁抵抗計(メガー)の種類(デジタル・アナログ・高電圧)、125V・250V・500V・1000Vの測定電圧の選び方、低圧の電路の絶縁抵抗値の基準、仕組みと使い方、PI・DAR、太陽光発電の測り方、校正を、メーカーの公式資料と法令をもとにまとめました。

2026年10月14日更新

この記事の答え

絶縁抵抗計は、電線や機器の絶縁が保たれているかをMΩ(メグオーム)で測る測定器で、メガーとも呼びます。選ぶときは「どの電圧の回路を測るか(測定電圧)⁠」「数字で読むか針で読むか」「1000V⁠を超える高圧の設備も測るか」「記録を残すか」の4つを先に決めます。

絶縁抵抗計(メガー)⁠と⁠⁠⁠⁠は

絶縁抵抗計は、中で定格の電圧を作って測る物にかけ、流れた電流からオームの法則で抵抗の値を出す測定器です(共立電気計器⁠の絶縁抵抗計ガイドブック)⁠。電線の被覆のような絶縁物は、温度・湿気・汚れなどで年々劣化します。定期的に絶縁抵抗を測り、安全か、おかしな変化が無いかを確かめます。

比較ページには、電気工事・設備保全・竣工検査で持ち歩いて使う業務用の絶縁抵抗計を、種類ごとに代表の型式で載せています。マルチメータ、クランプメータ、絶縁接地抵抗計、マルチファンクションテスター、生産ラインで使う据え置きの試験器は載せていません。

3つの種類

デジタル絶縁抵抗計

  • 測った値を数字で表示する
  • 25V〜1000Vの測定電圧を1台で切り替える多レンジの機種が多い
  • 電圧・導通も測れ、メモリーやBluetoothで記録を残せる機種もある

アナログ絶縁抵抗計

  • 針の振れで読む。目盛は対数で、広い範囲を同じ細かさで読める
  • 針の動きで、絶縁の変わり方をつかめる

高電圧絶縁抵抗計

  • 1000Vを超える電圧で、高圧ケーブル・受変電設備・モーターを測る
  • 5kVや10kVまでかけられ、TΩの高い抵抗まで測れる
  • PI・DARで絶縁の劣化を診断できる機種が多い

測定電圧の選び方

共立電気計器が紹介するJIS C 1302の解説では、使い分けは次のとおりです。

  • 100V・125V:100V系の低圧の電路と機器、制御機器
  • 250V:200V系の低圧の電路と機器
  • 500V:600V以下の低圧の電路の維持管理と竣工検査
  • 1000V:600Vを超える回路と機器、使う電圧の高い設備

1000Vを超えるものは高圧用として、高電圧絶縁抵抗計で測ります。

絶縁抵抗値の基準

低圧の電路は、電気設備に関する技術基準を定める省令の第58条で、開閉器か過電流遮断器で区切れる電路ごとに、次の値以上と決まっています。

  • 300V以下で、対地電圧150V以下:0.1MΩ
  • 300V以下で、そのほか:0.2MΩ
  • 300Vを超えるもの:0.4MΩ

対地間の測定は漏電や感電の危険を、線間の測定は短絡の危険を確かめるために行います。

使い方

  1. 測る回路に合った測定電圧を選ぶ
  2. コードの先を短絡して0MΩ近くになるのを確かめる
  3. 測る回路が停電していることを確かめる
  4. 黒のアースのコードを接地端子に、赤のラインのコードを測る所に当てて測る
  5. 測り終えたらコードをつないだままスイッチを切って放電し、放電を確かめてから外す

PI・DAR

  • PI(成極指数)⁠:10分後と1分後の測定値の比
  • DAR(誘電吸収比)⁠:1分後と15秒後の測定値の比

主にケーブルの絶縁診断に使います(共立電気計器・横河計測の説明)。

太陽光発電(PV)の測り方

2018年のJIS C 1302の改正で、発電中の太陽電池アレイを測るPV絶縁抵抗計が種別に加わりました。日置電機のIR4053のように、太陽電池のストリングを短絡しないまま測れる機能を持つ機種を使います。

校正

共立電気計器は、校正の周期は特に決まっておらず社内の決まりで決められると説明したうえで、1年に1回の校正を勧めています。三和電気計器の一般校正では、校正証明書・トレーサビリティ体系図・試験成績書の3点が出ます。

出典

  • 共立電気計器 絶縁抵抗計ガイドブック・校正についてのご案内
  • e-Gov法令検索 電気設備に関する技術基準を定める省令 第58条
  • 横河計測 ディジタル絶縁抵抗計 MY600
  • 日置電機 絶縁抵抗計 IR4053
  • 三和電気計器 校正について
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