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GUIDE / SAATSUKEI

差圧計とは?原理と種類・選び方・圧力計との違い・使い方

差圧計(微差圧計・デジタル差圧計・差圧伝送器・マノメーター⁠)の原理と仕組み、指針式・デジタル・伝送器・ハンディの4種類の違い、圧力計との違い、フィルターの目詰まりやクリーンルームの室圧での使い方、選ぶときに見る点を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月14日更新

この記事の答え

差圧計は、2か所の圧力の差(差圧)を測る計測器です。選ぶときは「何を測るか(空気か液体か)」「どのくらいの差圧か(Pa単位の微差圧か、kPa〜MPaか)」「どこで値を見るか(その場の針・盤の数字・中央監視・持ち歩き)」「耐圧」の4つを先に決めます。

差圧計とは

差圧計は、高圧側と低圧側の2つの口を持ち、その2か所の圧力の差だけを測る計測器です。微差圧計・デジタル差圧計・差圧伝送器(差圧発信器)・マノメーターとも呼びます。

比較ページには、空調・クリーンルーム・フィルタの目詰まり・配管の流量や液位で使う業務用の差圧計を、方式ごとに各社の代表の製品で載せています。ゲージ圧・絶対圧を測る一般の圧力計と圧力センサ、流量計そのもの、差圧スイッチだけの品は載せていません。

圧力計との違い

  • 圧力計:大気圧とくらべた圧力(ゲージ圧)⁠を⁠測⁠⁠⁠⁠る
  • 差圧計:2か所の圧力をくらべ、その差だけを測る
  • フィルタの前と後ろ、クリーンルームと廊下、配管のオリフィスの前と後ろのように「2か所の差」を見たいときは差圧計を使う

原理と仕組み

  • 圧力を受ける部品(ダイヤフラム・ベローズ・ブルドン管など)が⁠、2か所の圧力の差で動いたりたわんだりする
  • 指針式は、その動きを歯車やリンクで針に伝える
  • デジタル式と伝送器は、その動きやひずみをセンサで電気の信号に変える(静電容量・ひずみゲージ・半導体・シリコンレゾナントなど、メーカーで違う)

4つの種類

指針式(アナログ)

  • 電源がいらず、その場で針を見て読む
  • 空調用の微差圧計から、高い圧力の配管用の差圧計まである
  • 電気接点つきで警報を出す型もある

デジタル差圧計(盤・装置用)

  • 差圧を数字で出し、上限・下限で接点の警報を出す
  • 電圧や電流のアナログ出力を持ち、装置の制御や記録に使える
  • 校正の基準や試験に使う、精度の高い据え置き型もある

差圧伝送器

  • 差圧を4〜20mAなどの信号に変え、中央監視や計装室へ送る
  • ビル・クリーンルームには微差圧用、プラントの配管には流量や液位を測るプロセス用
  • 表示を持たない型が多い。表示つきや通信つきの型もある

ハンディ(持ち運び)

  • 電池で動き、点検・試運転・調査のときに持ち歩く
  • データの記録、スマホやUSBメモリへの転送ができる型がある
  • ピトー管をつなぐと、ダクトの風速や風量も出せる型がある

使い方

フィルターの目詰まりを見る

  • フィルタの前(上流)を高圧側、後ろ(下流)を低圧側にチューブでつなぐ
  • 差圧が上がっていけば目詰まりが進んでいる。メーカーが決めた差圧で交換する
  • 指針式なら置き針、デジタル式なら上限の警報で、交換の時期を知らせられる

クリーンルームの室圧を見る

  • 部屋の中と廊下(または外)の圧力の差を測る
  • 陽圧の部屋は中が高く、陰圧の部屋は中が低い。正負どちらにも振れる所は±のレンジにする
  • 中央監視で記録するなら伝送器、入口で見せるなら指針式かデジタル表示

配管の流量・液位を測る

  • オリフィスなどの絞りの前後の差圧から流量を出す(差圧式流量計)
  • タンクの上と下の圧力の差から液位を出す(差圧式液面計)
  • このときは、液体・蒸気に使えて耐圧の高いプロセス用の差圧伝送器を使う

選ぶときに見る点

  • 流体:微差圧計の多くは空気と非腐食性のガス用。液体・蒸気を測るなら、配管用の差圧計か差圧伝送器
  • レンジ:ふだんの差圧が目盛の中ほどに来るもの。空調ならPa単位、配管ならkPa〜MPa単位
  • 耐圧:片側だけに大きな圧力がかかっても壊れないか。配管では最大使用圧力(静圧)⁠も⁠見⁠⁠⁠⁠る
  • 出力:接点・電圧・4〜20mA・通信のどれを受ける側が使うか
  • 接続口:チューブの太さ(ホース口の外径)か⁠、配管のねじ(Rc・G・NPT)⁠⁠⁠か
  • 値段:公開しているメーカーは少ない。レンジ・接続口・出力を伝えて見積もりを取る

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