口コミを書く
GUIDE / RYUSOKUKEI

流速計とは?河川・水路・海で使う流速計の種類(電磁式・プロペラ式・電波式)と、測定範囲・精度・価格の選び方

川や水路、海の水が流れる速さを測る流速計の3つの種類、電磁式とプロペラ式の違い、水に触れずに測る電波流速計、浅い水路での最小水深、測定範囲と精度、セレス検定、電池の持ちと値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月4日更新

この記事の答え

流速計は、川や水路、海の水が流れる速さを測る計測器です。測り方で、電磁誘導を使う電磁式・プロペラの回転で測るプロペラ式・水面に電波を当てる電波式に分かれます。選ぶときは「水に入れて測れるか」「どこまで速い流れか」「流向も測るか」の3つを先に決めます。

流速計とは

流速計は、水の流れる速さを数字にする計測器です。河川の流量観測、農業用水路や下水の調査、海の潮流の観測、水理実験の模型まで使います。流速と川の断面の広さから、流量を出します。

比較ページには、日本の会社が自社で作る流速計を、各社の代表の型の単位で載せています。管の中の流量を測る流量計、他社の製品を売る・貸す会社の品は載せていません。

3つの種類

  • 電磁式は、水の中の電極で流れが生む電圧を拾います。動く部品が無く、浅い所でも測れます。例はケネックの VE30、JFEアドバンテックの AEM1-DB と AEM213-DA、東邦電探の TK-106X、アイオーテクニックの HJ-603G ⁠⁠です
  • プロペラ式は、流れで回るプロペラの回転数から流速を出します。扱いが簡単です。例はケネックの VR-401、東邦電探の CMT-10C ⁠⁠です
  • 電波式は、水面にマイクロ波を当てて、水に触れずに表面の流速を測ります。例は YDKテクノロジーズの RYUKAN WJ7661 と WJ7701 ⁠⁠⁠です

電磁式とプロペラ式の違い

  • 電磁式は可動部が無く、JFEアドバンテックはプロペラ式より故障リスクが低いと説明しています
  • AEM1-DB と TK-106X は、水深3cmから測れます。ケネックの VE30 の最低使用水深は30mmです
  • プロペラ式は仕組みが簡単です。ケネックの VR-401 は、単三2本で連続50時間動きます
  • プロペラ式は、ごみや藻がからむと回り方が変わります。測ったあとは羽根を確かめます

電波式(非接触)の使いどころ

  • 洪水で人が川に近づけないときに、橋の上などから測れます
  • RYUKAN WJ7661 は、水面から20m以下の所から0.5〜20m/sを測ります。三脚に付けて使います
  • 据え付け型の WJ7701 は、流速と水位を1台で測り、水面から1〜30mの所に付けられます
  • 測るのは水面の流れです。底近くの流れとは違います

測定範囲と精度

  • 遅い流れは、東邦電探の CMT-10C が0.03m/sから、CMS-11C が0.02〜0.90m/sを測ります
  • 速い流れは、JFEアドバンテックの AEM1-DB が6m/sまで、RYUKAN WJ7661 が20m/sまでです
  • ケネックの VE30 の精度は、0〜100cm/sで±2cm/sです。AEM1-DB の精度は、±0.005m/sまたは±2%R.Dです

海の流れ・検定・値段

  • 海や湖で決めた深さを測るなら、JFEアドバンテックの AEM213-DA です。流向・流速・深度・水温を読み、センサーは200m水深相当まで使えます
  • 海底に沈めて記録するなら、アイオーテクニックの HJ-603G です。測定時間20分・間隔60分で40日間観測できます
  • 河川の流量観測では、セレス検定の成績書を求められることがあります。ケネックは検定の代行をしていて、JFEアドバンテックは別料金で試験成績書を出します
  • 値段を公式に出しているのは東邦電探で、CMT-10C が464,000円、TK-106X が924,000円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉