口コミを書く
GUIDE / RYUKA-SUISO-KEI

硫化水素計とは?下水道・マンホールで使う硫化水素計の種類(装着形・複合形・連続監視形)と、検知範囲・警報・防爆の選び方

硫化水素中毒を防ぐ硫化水素計の3つの種類、拡散式と吸引式の違い、警報の値、防爆、校正の頻度を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

硫化水素計は、空気中の硫化水素の濃さを測り、危ない濃さになると音や光で知らせる測定器です。使い方で、身に付ける装着形・酸素も測る複合形・置いて見続ける連続監視形に分かれます。選ぶときは「身に付けるか置くか」「酸素も測るか」「防爆の場所か」の3つを先に決めます。

硫化水素計とは

硫化水素計は、下水道・マンホール・ピット・清掃工場などで、硫化水素中毒を防ぐために濃度を測る機器です。硫化水素は20〜30ppmで臭いを感じにくくなるので、臭いでは判断できません。

比較ページには、日本法人のある会社が自社で作るか自社のブランドで売る硫化水素計を、代表の型番の単位で載せています。3〜4種類のガスを測るマルチガス検知器は、ガス検知器の比較で扱います。

3つの種類

  • 装着形:身に付けて硫化水素だけを見張ります。例は新コスモス電機の XS-2200、ガステックの HS-7A、光明理化学工業の TPA-5200P、理研計器の HS-04、Honeywell の BW Solo ⁠⁠⁠です
  • 複合形:酸素と硫化水素を1台で測ります。例は新コスモス電機の XOS-353II、光明理化学工業の MD-612E ⁠⁠です
  • 連続監視形:置いたり吊るしたりして濃度を見続けます。例はガステックの GHS-8AT、理研計器の SD-1EC ⁠⁠です

拡散式と吸引式

  • 拡散式は、センサへガスが自然に届く型です。XS-2200 は約5000時間以上、HS-04 は乾電池で約9000時間使えます
  • 吸引式は、ポンプで吸う型です。MD-612E は5mのホースを下ろして測り、連続で使えるのは約16時間です
  • 離れた場所は、HS-7A-S の5mのセンサコードでも測れます

警報の値

  • ガステックの解説では、硫化水素の許容濃度は10ppmです
  • XS-2200 の警報は、10.0ppm と 15.0ppm の2段です
  • HS-7A の初期設定は、10.0ppm と 30.0ppm ⁠⁠⁠です
  • HS-04 は、第3警報まで任意に設定できます

防爆

  • XS-2200 は Ex ib IIB T3、HS-7A は Ex ia IIC T3 Ga ⁠⁠⁠です
  • MD-612E は ExiaIICT4X ⁠⁠⁠です
  • XOS-353II と TPA-5200P は、公式の仕様に防爆の記載がありません
  • BW Solo は IECEx の記載で、国内の防爆検定の記載はありません

校正とセンサ交換

  • センサの感度は月日とともに変わります。ガステックの解説では、通常1か月に1度程度校正します
  • 指示が校正ガスの濃度まで上がらない、応答が極端に遅いときは、センサを交換します
  • 硫化水素の校正ガスにプッシュ缶はありません。発生キットか高圧容器のガスを使います
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉